ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#239 [☆Cocomo☆MILK☆]
「…まぁオレも何年生きてきたかハッキリわからないが…変身を重ねる度、寿命が縮まっていくらしい。
……見てみろ」

そう言ってスッと袖を引き上げ腕を出したセツ

「これ…」

差し出された腕の一面には赤いうっ血のようなアザが広がっていた

「…変身した後は必ずアザが蝕んでいる。
最近、狼に姿を変えると痛みが酷くなるんだ」

「そんな…っ!なにか、治す方法は…!」

⏰:07/09/01 10:27 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#240 [☆Cocomo☆MILK☆]
声を上げた輝夜に、セツはやんわりと笑った

「これが妖狼の定めだ。
今更変えられるわけじゃない」
「なら、もう狼にならないで!」

じわ、と涙が込み上げるのがわかる

「お願いだから」

いつから自分はこんなにも泣き虫になったのだろう

今まで一人きりで生きてきて、どんな仕打ちにも感情に任せて涙を流すことはなかったのに

⏰:07/09/01 10:33 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#241 [☆Cocomo☆MILK☆]
「輝夜…」

「俺、セツに何かあったら…どうしたらいいかわかんないよ!」

自分に強さがあったなら

もしあの時一人で村から逃げることができたのなら

セツは危険を省みず助け出してくれた

それなのに自分の情けなさといったら

自分の身ひとつ守れやしなかった―――

⏰:07/09/03 12:21 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#242 [☆Cocomo☆MILK☆]
「俺、強くなる。
セツに守ってもらわなくてもいいくらいに。だから、お願い…もう狼にならないで」

泣きそうな顔の輝夜に、セツの瞳が揺らいだ

「…わかった。なら、オマエも約束してくれ。もう泣かないと」

輝夜の涙を目にする度、セツの心がちくりと痛んだ

もう泣かせたくない

頬に伝った涙を指先で拭ってやり、その細い肩に顔をうずめた

「好きなんだ――――オマエが」

⏰:07/09/03 12:30 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#243 [☆Cocomo☆MILK☆]
突然の告白

囁いた声は小さかったけれども、輝夜の胸を確かに鳴らした

「…お前が俺をどう思うかは分からない。だが、オレはお前を離したくないんだ」

ぎゅっと抱き締められる腕に力がこもり、息がつまる

ドクドクと高鳴っていく鼓動

「ずっと側にいて欲しいと願うのは――傲慢なことか?」

⏰:07/09/03 12:35 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#244 []
>>235-

⏰:07/09/03 14:59 📱:N903i 🆔:mxnA0N5o


#245 [☆Cocomo☆MILK☆]
~~~さん|ありがとうございます「P

⏰:07/09/03 20:29 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#246 [13]
あげケ

⏰:07/09/03 23:41 📱:W53CA 🆔:9GdOsuYc


#247 [我輩は匿名である]
あげ(´・ω・`)

⏰:07/09/04 18:59 📱:SO903i 🆔:RnyAORvw


#248 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:07/09/05 03:34 📱:P903i 🆔:89CX8I8Q


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