ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#70 [☆Cocomo☆MILK☆]
その言葉に輝夜は胸の中が熱くなるのを感じた
―ああ、母さん
あなたが生きているかもしれないなんて――…!――――
「……今日はもうじき日が暮れる。
明日の朝、その町まで案内してやろう」
「…え…」
「会うんだろう、母親に」
:07/08/10 21:43 :W51S :☆☆☆
#71 [☆Cocomo☆MILK☆]
襟を握りしめる輝夜の手をそっとほどき、立ち上がった妖魔が言った
「いっいいんですか!?」
「良いも何も。
オマエもどのみちあの町へと送り届けるつもりだった」
さも当たり前のようなセリフ
輝夜は驚きと喜びに頭を深く下げた
「ありがとうございますっ!
ありがとうございます…!」
:07/08/10 22:27 :W51S :☆☆☆
#72 [☆Cocomo☆MILK☆]
嬉々として例を繰り返す輝夜を見下ろし、妖魔はふと笑った
「オマエは面白いな、輝夜。
こんな奴は初めてだ」
その笑顔に、顔をあげた輝夜はどきりとする
:07/08/10 22:29 :W51S :☆☆☆
#73 [☆Cocomo☆MILK☆]
冷たい印象とは裏腹に、優しい微笑み
こんな表情をする人が妖魔だなんて信じられなかった
住みにくい今の世界
その片隅で、暗い洞窟の中ひっそりと独りで生きる
それはどこか自分に似ていると感じた
「………………。
飯は食ったのか」
顔を曇らせた輝夜を無言で見つめていた妖魔が口を開く
:07/08/10 22:41 :W51S :☆☆☆
#74 [☆Cocomo☆MILK☆]
「あ…いえ…」
「腹が空いただろう。
何か食えるものを探してくる。オマエはここにいろ」
そう言ってきびすを返した彼の背に、輝夜は気付けば呼び止めていた
「あっ、あの…」
輝夜の声に振り返った彼が視線だけで呼び掛けに応える
:07/08/10 22:43 :W51S :☆☆☆
#75 [☆Cocomo☆MILK☆]
輝夜は何て言えばいいか言葉を探しながら口を開いた
「あの…貴方はずっとこの洞窟に…?」
「………ああ」
「独り…で?」
その言葉に彼は一瞬だけ驚いた表情を浮かべた
「…この世は…オレのような存在には住みにくいからな…」
:07/08/10 22:46 :W51S :☆☆☆
#76 [我輩は匿名である]
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頑張れ(^ω^)
:07/08/11 01:22 :D903i :3wyEMZTc
#77 [Μ]
絵好き
:07/08/11 02:12 :P901iS :0YzShz1M
#78 [あ]
絵うまっ!!
絵もっとみたい
:07/08/11 05:30 :F902i :☆☆☆
#79 [☆Cocomo☆MILK☆]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴|トクメイサン|
ありがとです|がんばりますP~
|Mさん|
まだまだ進歩して見やすくわかりやすい絵を書きたいと思います|ありがとうですP
|あさん|
イラストは更新ごとに増やす予定なのでお見苦しいですがよろしくおねがいします|
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
:07/08/11 08:20 :W51S :☆☆☆
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