ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
最新 最初 全
#260 [☆Cocomo☆MILK☆]
その言葉に真っ直ぐ見つめられたセツが柔らかく微笑んだ
そしてそっと顎を引き上げ、軽く触れるだけのキスを落とす
輝夜は瞳を閉じ、それを受け入れた
「…俺、セツと一つになりたい」
唇を離し、輝夜が呟やく
その言葉にセツが小さく首を振った
「抱いてしまったら、お前は―――…」
:07/09/10 12:39 :W51S :☆☆☆
#261 [☆Cocomo☆MILK☆]
「分かってる。
もしかしたら俺は――――死んでしまうかもしれない、でしょう?」
セツの言葉を遮り、輝夜が口許で笑う
そしてその広い胸元へ抱きついた
「でもね、もしそうなったとしても、俺にとってそれは辛いことじゃないんだ。
―――むしろ貴方の腕の中で死ねるなんて、本望だよ」
「輝夜…」
不謹慎なことを、と咎めようとした唇が奪われる
輝夜はセツに何も言わさないために、その唇を塞いだ
:07/09/11 08:19 :W51S :☆☆☆
#262 [うにャ]
:07/09/11 10:22 :SH904i :fxGu3rRk
#263 [☆Cocomo☆MILK☆]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
|うにャさん|
ありがとうございます小説は時間問わず更新できますが、イラストの更新は夜になってしまいますjホ
コメントありがとう|
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
:07/09/11 12:18 :W51S :☆☆☆
#264 [☆Cocomo☆MILK☆]
そっと離された唇
セツは細い身体を引き離し、真っ直ぐその蜜色を見つめた
「俺はお前を死なせたくない。…それは間違っているか?」
眉を寄せ、悲痛めいた顔に輝夜が困ったように笑う
「ううん、間違ってない。俺も、セツが死んじゃったら嫌だよ。
…でも、貴方の事を何も感じないまま死ぬのはもっと―――イヤだ」
:07/09/11 12:24 :W51S :☆☆☆
#265 [☆Cocomo☆MILK☆]
その言葉に
少しはにかんだ微笑みに
気付けば力強く華奢な身体を抱き込んでいた
「――お前が死んでしまったなら、俺はお前と共に逝こう。
ずっと側にいると誓うよ」
耳元で呟かれた声に、輝夜は小さく笑ってその背にすがりついた
「うん――――…」
俺も、ずっと貴方の側に
―――――――――――――――――――――…
:07/09/11 12:29 :W51S :☆☆☆
#266 [☆Cocomo☆MILK☆]
押し倒された身体
硬い地面の上に自らの羽織を広げ、そこにゆっくりと輝夜を横たえてやる
薄暗い中、不安そうに見上げる瞳に、セツはその柔らかな髪を撫でた
「…緊張しているのか?」
「少し…」
言いながら、苦笑い
セツはその細い身に覆い被さるようにすると、すらり延びた腕が背にすがりついた
「大丈夫だ、何も怖いことはしない」
俺がついている、と微笑んだセツに、輝夜は小さく頷いた
:07/09/12 12:28 :W51S :☆☆☆
#267 [☆Cocomo☆MILK☆]
「輝夜」
「…ん……」
頬を撫でられ、輝夜から吐息が漏れる
誘われるがまま、その唇に顔を寄せた
最初は緊張のため強ばっていた輝夜の体から力が抜け、深いキスに応える
「――欲しい、お前が…」
熱い吐息混じりの囁きに、ぞくりと肌が粟立つ
「いい、よ…」
小さな声を確認すると、はだけた着物の隙間からセツの手のひらが、するりと入り込んだ
:07/09/12 21:33 :W51S :☆☆☆
#268 [☆Cocomo☆MILK☆]
「、ぁ……っ」
シュル、と帯が解かれ、目の前に素肌を晒す
暗闇に浮かび上がる白い肌に、翡翠の瞳がふと細められた
「――綺麗だな…」
「な、に言って――――っん…っ」
首筋から鎖骨
鎖骨から脇腹へと移動する手のひらにぴくりと震えてしまう
「ぁ、あ……」
触れられたところから熱が広がり、恥ずかしさも混ざって身体が燃えるように熱い
:07/09/12 21:38 :W51S :☆☆☆
#269 [☆Cocomo☆MILK☆]
耳や首筋を舐め上げられてくすぐったさに肌が粟立ち、時々走る小さな痛みに震える
瞑った目を開けば、暗い中でも光を失わない翡翠の瞳
ほんの少しの接触にびくつく自分を見て、セツの視線が優しくなるのがわかる
触れるだけの口づけを受けながら、伸ばされた手に胸の突起をきゅっと捻られると、ぴくりと背中が跳ねた
:07/09/12 21:42 :W51S :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194