ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#264 [☆Cocomo☆MILK☆]
そっと離された唇

セツは細い身体を引き離し、真っ直ぐその蜜色を見つめた

「俺はお前を死なせたくない。…それは間違っているか?」

眉を寄せ、悲痛めいた顔に輝夜が困ったように笑う

「ううん、間違ってない。俺も、セツが死んじゃったら嫌だよ。
…でも、貴方の事を何も感じないまま死ぬのはもっと―――イヤだ」

⏰:07/09/11 12:24 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#265 [☆Cocomo☆MILK☆]
その言葉に
少しはにかんだ微笑みに

気付けば力強く華奢な身体を抱き込んでいた

「――お前が死んでしまったなら、俺はお前と共に逝こう。
ずっと側にいると誓うよ」

耳元で呟かれた声に、輝夜は小さく笑ってその背にすがりついた

「うん――――…」




俺も、ずっと貴方の側に





―――――――――――――――――――――…

⏰:07/09/11 12:29 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#266 [☆Cocomo☆MILK☆]
押し倒された身体

硬い地面の上に自らの羽織を広げ、そこにゆっくりと輝夜を横たえてやる

薄暗い中、不安そうに見上げる瞳に、セツはその柔らかな髪を撫でた

「…緊張しているのか?」

「少し…」

言いながら、苦笑い

セツはその細い身に覆い被さるようにすると、すらり延びた腕が背にすがりついた

「大丈夫だ、何も怖いことはしない」

俺がついている、と微笑んだセツに、輝夜は小さく頷いた

⏰:07/09/12 12:28 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#267 [☆Cocomo☆MILK☆]
「輝夜」

「…ん……」

頬を撫でられ、輝夜から吐息が漏れる

誘われるがまま、その唇に顔を寄せた

最初は緊張のため強ばっていた輝夜の体から力が抜け、深いキスに応える

「――欲しい、お前が…」

熱い吐息混じりの囁きに、ぞくりと肌が粟立つ

「いい、よ…」

小さな声を確認すると、はだけた着物の隙間からセツの手のひらが、するりと入り込んだ

⏰:07/09/12 21:33 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#268 [☆Cocomo☆MILK☆]
「、ぁ……っ」

シュル、と帯が解かれ、目の前に素肌を晒す
暗闇に浮かび上がる白い肌に、翡翠の瞳がふと細められた

「――綺麗だな…」

「な、に言って――――っん…っ」

首筋から鎖骨
鎖骨から脇腹へと移動する手のひらにぴくりと震えてしまう

「ぁ、あ……」

触れられたところから熱が広がり、恥ずかしさも混ざって身体が燃えるように熱い

⏰:07/09/12 21:38 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#269 [☆Cocomo☆MILK☆]
耳や首筋を舐め上げられてくすぐったさに肌が粟立ち、時々走る小さな痛みに震える

瞑った目を開けば、暗い中でも光を失わない翡翠の瞳

ほんの少しの接触にびくつく自分を見て、セツの視線が優しくなるのがわかる

触れるだけの口づけを受けながら、伸ばされた手に胸の突起をきゅっと捻られると、ぴくりと背中が跳ねた

⏰:07/09/12 21:42 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#270 [☆Cocomo☆MILK☆]
「感じやすいな」

「そ、んなの…わかんな……っぁ…」

途切れ途切れにそう言うと、ふっと笑った気配が伝わってきた


本当は違うと言いたかったけど、初めてなのだから分かるはずがない

不意に、セツの指が勃ち上がって先走りを漏らし始めたモノを捕らえる

「ひぁ……っだ、め……!」

突然の感覚に驚いて、思わず逃げ出したくなってしまう

⏰:07/09/12 21:46 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#271 [☆Cocomo☆MILK☆]
胸の突起を舌先で転がされながら自身を握り込まれ、セツの大きな手のひらに身体を縮めることしかできない

「ゃ、だ……っあ、んん……っ」

「可愛いな」

声を聞かれ、全部見られているという恥ずかしさと、セツにされているという事実にどうしようもなく感じてしまう

先端を指の腹で擦られるだけで達してしまいそうになった

⏰:07/09/12 21:49 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#272 [☆Cocomo☆MILK☆]
自分でもあまりいじったことのない器官を巧みになぶられ、あっというまに高められる

「あ…だ、め……っ!出、ちゃ……ぅ」

「かまわない」

離して、と言っても聞き入れられず、身体をびくりと跳ねさせ、セツの手のひらに放ってしまった

「っ……ぁ、…はぁ……」

達すると同時に、かくんと身体から力が抜ける

無意識にたぐりよせていた敷かれた羽織に身を沈ませる

⏰:07/09/12 22:04 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#273 [☆Cocomo☆MILK☆]
荒くなった呼吸を整えていると、脱力した両足を抱えられ、信じられないところから、ぬるりとした感覚がした

「や……!そん…なとこ…っぁ…」

セツの指が、自分の放ったモノを後ろに塗りつけて、そこを解すように中に侵入してくる

一気に身体が強ばって、指を強く締め付けてしまった

「力を抜け……楽にしていろ」

「や、できな…っ」

⏰:07/09/12 22:09 📱:W51S 🆔:☆☆☆


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