ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#276 [☆Cocomo☆MILK☆]
うにャさん|ありがとうございます(≧▽≦)ゞ|
:07/09/12 23:01 :W51S :☆☆☆
#277 [☆Cocomo☆MILK☆]
「ん、く…っ」
「つらいか…?」
「だ、いじょぶ…」
小さく笑ってみせたが、本当は少し辛い
圧迫感とせりあげる羞恥心に早くどうにかしてほしかった
そしてゆっくり時間をかけ、三本まで増やされた指が引き抜かれた
それに変わり、熱くなったセツの性器があてがわれる
「…いいか?」
伺うように見つめた瞳が熱で揺れ動く
初めて見る、セツの少し切迫詰まったような表情に、輝夜はこくりと頷いた
:07/09/12 23:11 :W51S :☆☆☆
#278 [☆Cocomo☆MILK☆]
「いいよ…」
声と同時に、指先とは比べものにならない質量のそれが、ゆっくりと身体の中に埋め込まれていく
「…っ!い、たい…っ」
「、きついな…」
経験したことのない不安と痛みで、手がすがるものを求めて宙をかいた
「セツ…セツ…っ…」
助けを求めるように名を呼ばれる
涙の膜を張った輝夜の伸ばされた手を絡め取り、力強く握り返してやると、その拍子にポロリと一粒涙が零れた
:07/09/12 23:17 :W51S :☆☆☆
#279 [☆Cocomo☆MILK☆]
「大丈夫だ、大丈夫…ゆっくり、息を吐け……。―――そうだ」
言われた通りに深く息を吐くと、かすめるだけのキスをもらった
そうして時間を掛けて、完全に埋め込まれる
「…はいった、の…?」
「ああ…全て、お前の中だ」
言いながら、握りしめていた手をそっと下肢に導かれる
:07/09/12 23:24 :W51S :☆☆☆
#280 [☆Cocomo☆MILK☆]
「ほんと……だ」
繋がった場所に指先を誘導され、恐る恐るその場所に触れてみると、熱く猛った楔が、自らの中に打ち込まれていた
「今、お前と一つだ。――――後悔は…ないか?」
セツの言葉に、一瞬目を見開き、そしてふと笑った
「…今更だなぁ…そんなの。後悔なんてするわけない。ずっと―――こうしたかったんだ」
涙顔で微笑んだ輝夜に、セツは笑みを返す
:07/09/12 23:28 :W51S :☆☆☆
#281 [☆Cocomo☆MILK☆]
「俺もだ」
深い、口づけ
そして徐々に始まる律動
動きは緩やかでも、確実にさっき反応のあった場所を確実に突き上げられ、声が押さえられない
汗で張り付いた前髪を退けてくれる大きな手のひら
意思とは関係なく溢れる涙を、舌先で舐め取られる
次第に早められて激しくなっていく動きに、何も考えられなくなっていく
「あ、ぁ、…っセ、ツ…セツ…っ」
揺さぶられながら途切れる喘声
:07/09/12 23:33 :W51S :☆☆☆
#282 [☆Cocomo☆MILK☆]
夢中で名を呼ぶと、かすかに乱れた熱い吐息に名を呼び返され、頭の奥が、じんと痺れた
溶けてしまうような身体の熱
熱い吐息
同時に前もいじられ、輝夜は声にならない声を上げる
こんなのは知らない
知らなかった
「輝、夜」
何度も名を呼ばれ視線を合わせると、何故か胸が苦しくなった
自分と同じように快感の熱にうかされたセツの瞳は、どこか悲しげで、切なそうで――――
:07/09/12 23:38 :W51S :☆☆☆
#283 [☆Cocomo☆MILK☆]
―――ああ、そうか
もしかしたら自分は死んでしまうかもしれないんだ―――
しかし恐怖はなかった
こうしてセツに抱かれながら死に耐えたとしても、最期に見たものが、自分を見つめる彼の瞳ならばそれでよかった
「セツ―――」
:07/09/12 23:42 :W51S :☆☆☆
#284 [☆Cocomo☆MILK☆]
ああ、もう―――――駄目だ――
耐えきれない快楽に、とうとう意識が薄れた瞬間、深く深く抱きしめられる
「輝夜…―――」
そして耳元に、熱く掠れた声がかすめた
「――――愛してる――…」
その言葉を最後に、輝夜の意識は途切れた
―――――――――――――――………
:07/09/12 23:46 :W51S :☆☆☆
#285 [☆Cocomo☆MILK☆]
:07/09/12 23:51 :W51S :☆☆☆
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