大好きな春へ ...≪BL≫
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#101 [コロ]
海斗さんは僕の中から
指を抜き、右手で僕の体を押さえ、左手で乳首をいじりはじめた。
腰はより一層激しく突いてくる。
ズクッ ズプッズプッ
春「ああぁッ...ひっンッ」
もう言葉にならないほど
頭の中がこんらんする。
嫌なのに体は....
:07/08/16 08:32 :SH700i :MV9v4pFw
#102 [コロ]
海「そろそろ...?笑」
春「びくんッ....」
一瞬目の前が真っ暗になった...
次の瞬間、体が大きく揺すぶられて我にかえり
意識が飛んでたと気付いた
春「―――....」
海斗さんか息を乱してる。
僕のお腹の上には自分の吐き出した白い液体...
:07/08/16 08:38 :SH700i :MV9v4pFw
#103 [コロ]
ズルっと僕の中から海斗さんが出ていった...
春「ッ......」
お腹の中がグチュグチュする。
大量の何かドロドロした
モノが流れ出ていた。
海「お前肝心な所で意識
飛んでんじゃねぇよ」
春「ハァ...ハァ....――」
海「オイ...」
パシッ
:07/08/16 08:47 :SH700i :MV9v4pFw
#104 [コロ]
頬を叩かれたけど
僕はそのまま意識が無くなった...
せめて誠二さんの夢が
見れますように
そう願いながら瞼が重く
閉じていった。
春「セ..イジ...さん」
海「?....」
どうか
夢の中は僕にとって
幸せでありますように。
:07/08/16 08:53 :SH700i :MV9v4pFw
#105 [コロ]
きります。
[話しの流れ]
7、謎の男、龍
が終わり...
8、海斗との初夜
こんな感じになりました。
では、また(^^)
:07/08/16 09:20 :SH700i :MV9v4pFw
#106 [コロ]
目の前がキラキラしてる
誠二さんが優しく笑って
僕を呼ぶ...
"オーイ...早くこっちに
おいでー!"
僕を呼んでる...
"愛してる"
僕もだよ...
"愛してる...秋"
え...?
ピチャッ
春「んッ.....?」
:07/08/16 23:18 :SH700i :MV9v4pFw
#107 [コロ]
頬にヒタリと冷たい何か。
勇「気がつきましたか?」
春「ゆう..き.さん..?」
海斗さんの秘書の勇気さんが居た。
僕の顔に濡れたタオルを
あてている。
春「.......。」
誠二さん...僕を通して
秋さんを抱いてた。
:07/08/16 23:25 :SH700i :MV9v4pFw
#108 [コロ]
春「.....はぁ..」
勇「春日さん...
海斗様から聞いたの
ですが...セイジさん
とは誰なんですか?」
勇気さんに誠二さんの事を突然質問され、驚いた。
春「ッ...金融業者から
聞いてないんですか?」
僕の声は少し枯れていた。
:07/08/16 23:31 :SH700i :MV9v4pFw
#109 [コロ]
勇「はい。彼らからは
貴方の名前と年齢
しか聞いていません」
春「.......。」
勇「恋人ですか?」
そう言われて首を横に振った。
この人達(海斗さん)は
僕を買ったから僕の事を
知る権利があるのかな?
話さなくちゃいけないのかな...?
:07/08/16 23:41 :SH700i :MV9v4pFw
#110 [コロ]
勇「もし、言いたくない
のなら話さなくても
大丈夫ですよ...」
優しい口調で勇気さんは
そう言った。
だけど...
バンッ
海「話せ。」
海斗さんが部屋に戻って来た...
勇「海斗様...!」
:07/08/16 23:47 :SH700i :MV9v4pFw
#111 [コロ]
海斗さんは僕の目の前まで来ると、いきなり右手を
振り落とした。
同時にバチンとキレの良い音が響く。
春「ッ......」
一瞬頬が熱くなり、じわっと痛みが伝わってきた。
勇「ッ....乱暴にしては
おびえてしまいますよ」
:07/08/17 00:09 :SH700i :A/BDjJJk
#112 [コロ]
海「俺がヤッてやった後
に他の男の名前を
言った馬鹿はお前だけだ ....。」
海斗さんは再び右手を
上げた。
すると、勇気さんが
海斗さんの腕をつかみ...
勇「春日さん、話して
いただけますか?」
と、言った。
:07/08/17 00:15 :SH700i :A/BDjJJk
#113 [コロ]
春「...誠二さんは8歳
だった僕を誘拐した人」
海「.....誘拐?」
春「僕は今、誘拐されて
るんだよ...。 誠二
さんが僕を誘拐。次は
金融業者に拉致されて
海斗さんに買われた」
:07/08/17 00:22 :SH700i :A/BDjJJk
#114 [コロ]
海「......」
勇「本当ですか...?」
二人は驚いた顔をしてる。
そりゃ買った奴が誘拐され中だったら驚くか...
少しの間、沈黙が僕達を
包んだ。
重い空気...二人の視線が
僕を俯かせた。
:07/08/17 00:29 :SH700i :A/BDjJJk
#115 [コロ]
きっと、ややこしい奴を買ってしまったと思ったに違いない。
僕はそう思った...
少し不安になった。
もし捨てられたら...
もしまた金融業者の所に行く事になったら...
服を着せてくれるだけ
ここの方がましだ。
:07/08/18 00:29 :SH700i :wF2wIX5k
#116 [コロ]
でも、今二人は絶対に誤解している....
春「...僕は..しあわせ
だった。」
海「?....」
春「誠二さんと過ごした
7年間は幸せだった」
これだけは誤解しないで
けして無理矢理じゃなかったと...愛してしまったんだと解ってほしい。
:07/08/18 00:44 :SH700i :wF2wIX5k
#117 [コロ]
海「誠二はお前を犯る
目的で誘拐を...?」
春「違うッ...誠二さんは
元恋人に似てた僕を
あの最悪な家族から
引き離してくれたんだ」
海「元恋人に似てるから
犯したくなって誘拐
したんじゃねーか」
:07/08/19 07:43 :SH700i :BxuCMCsk
#118 [コロ]
勇「海斗様....。でも
誘拐されて誠二さんに
されてたんでしょう?」
春「ッ...優しく抱いて
くれました...」
なんだか僕は本当の事を
指摘され、必死に否定して正当化しようとしてる子供みたいになっていた。
:07/08/19 07:52 :SH700i :BxuCMCsk
#119 [コロ]
誠二さんは、秋さんを愛してたけど
僕の事だって...
海「普通、大切だったら
8歳の子供のお前に
手をだすわけないだろ」
春「誠二さんは優しく
してくれたッ!」
海「元恋人のかわりの
お前に好かれるために
決まってるだろ!」
:07/08/19 09:12 :SH700i :BxuCMCsk
#120 [コロ]
春「!........」
認めたくなかったのに
勇「....春日さん..」
春「...ッ...ぅ..ぇっ」
涙が出てきた
きっと認めてしまったんだろう。
誠二さんはエッチをする時僕の名前を呼ばない。
僕は愛する人とエッチをしてるのに心は繋がらなかった...。
:07/08/19 09:31 :SH700i :BxuCMCsk
#121 [コロ]
少しして海斗さんと勇気さんは部屋から出て行った。
僕はいつのまにか
眠りについていた...
:07/08/19 10:34 :SH700i :BxuCMCsk
#122 [コロ]
きります☆
[話しの流れ]
9、幸せな?7年間
―――――――――――
感想板作りました☆
みなさんの声待ってます!
>>http://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
:07/08/19 11:35 :SH700i :BxuCMCsk
#123 [コロ]
:07/08/19 11:51 :SH700i :BxuCMCsk
#124 [コロ]
―海斗の書斎―
勇「海斗様。金融業者に
連絡しましょうか...
誘拐されてる子ですし」
海「...ぃゃ。
あいつらに聞いても
しかたない。」
海斗はデスクに腰掛け
頬杖をついて応えた。
すると勇気が言う...
:07/08/19 21:14 :SH700i :BxuCMCsk
#125 [コロ]
勇「8歳の子供を誘拐
して、手を出すなんて
......。」
海「それを愛情と勘違い
するなんてな。馬鹿?」
この時、海斗は誠二に対して少しのイラ立ちを感じた
海「馬鹿だ...」
勇「家庭に恵まれて
なかったんでしょう」
:07/08/19 21:25 :SH700i :BxuCMCsk
#126 [コロ]
海「....ッ.........」
海斗はイラついている。
心外だった...
ただの玩具として、ペットとして買った春日に
心を乱されているようで。
確かにあの容姿は魅力がある...
透き通る様な肌と柔らかいサラサラの髪
大きく輝く瞳に、ほんのり赤い唇...
:07/08/19 21:36 :SH700i :BxuCMCsk
#127 [コロ]
細い体は以外に抱きごこちが良く、しなやかだった。
もっと乱して泣かせたいと初めて感じた。
勇「.....海斗様?」
海「ハッ.....何だ」
勇「いえ、上の空だった
ように見えたので」
普段あまり心を乱さない
海斗が珍しい事だ。
:07/08/19 21:47 :SH700i :BxuCMCsk
#128 [コロ]
きっと、誘拐されてると聞いて驚いただけたろう。
海斗は心の中でそう思った
いったい、どんな生活をしてきたのか...。
親や兄弟は?
誘拐された方がいいなんで変だ。
海「...勇気」
勇「はい...」
:07/08/20 09:50 :SH700i :BVPKMoLs
#129 [コロ]
海「春日の事を調べて
くれ。 親、兄弟...
誠二って奴も」
勇「ぁ、はい....ニコ」
海「....ハァ...疲れたな」
勇「飲み物入れましょう」
海「たのむ...」
海斗は勇気が入れた紅茶を飲むと、早めの就寝につくため書斎を後にした。
:07/08/20 10:04 :SH700i :BVPKMoLs
#130 [コロ]
ペロ
春「ンッ.....スー..スー」
ペロッ
春「ん―...?...ぅ?」
ワンッ!!!
春「!? ひゃぁッ」
眩しい部屋。
カーテンからは朝の太陽
が光りを部屋に贈っていた
そんな中、僕は何かに顔を舐められ目が覚めた。
:07/08/20 18:40 :SH700i :BVPKMoLs
#131 [コロ]
春「ぁ...///」
それは7年ぶりに見る
生き物....
春「犬だ...///」
クゥン ペロ
春「ぁッ...クスクス」
また舐められくすぐったくて笑う。
久々に笑った...
カチッ シュボッ
春「ピク....ぁ...ビクン」
海「スゥ..フゥ―...よぉ」
:07/08/20 18:46 :SH700i :BVPKMoLs
#132 [コロ]
ワンッ! クゥン
犬は甘えるように海斗さんの方へ行った。
春「........」
海斗さんが隣に寝てたなんて気付かなかった...
でも海斗さんの部屋だから当たり前か。
海「...ラブだ」
春「.......ぇ?」
海「こいつの名前」
クゥン
:07/08/21 00:34 :SH700i :31jEh5cw
#133 [コロ]
春「ラ...ブ..?」
あの海斗さんが...
ワンッ!
ラブ? ラブ ラ
春「......フ..ッ..ゥ..」
海「ん?」
クゥン?
ラブが僕を不思議そうな顔で覗いてきた。
それで一気にこらえてた物が吹き出した!
:07/08/21 00:40 :SH700i :31jEh5cw
#134 [コロ]
春「あッ..ははっ(笑)」
海「は?」
あの鬼畜な人がラブなんて可愛い名前を付けたんだと思うと...
春「プッ...クスクスッ(笑)」
可笑しくて可笑しくてたまらなかった!
海「オイ....
わけわかんねぇよ」
春「..ゴメンナサイ(笑)」
:07/08/21 00:47 :SH700i :31jEh5cw
#135 [コロ]
僕が笑っているのを
海斗さんは"何だコイツ?"って顔で見ている。
怒られなかったから僕はそのまま笑い続けた。
その時ちょうどドアが
ノックされ、勇気さんが
入ってきた....
勇「おはようございます
春日さん?楽しそう
ですね...」
:07/08/21 01:03 :SH700i :31jEh5cw
#136 [コロ]
勇気さんを見て僕は我に返った...。
笑ってる場合じゃない。
勇「朝食はこちらに持っ
てきていいですか?」
海「ああ。」
春「....」
チャリッ
いつ手錠はずしてくれるんだろう...
勇「春日さん、シャツが
シワだらけですね。」
:07/08/21 04:56 :SH700i :31jEh5cw
#137 [コロ]
海「クス...俺が乱して
やったからな(笑)」
春「...ッ」
いじ悪く言われて僕は
涙がでそうになったけど
ぐっと堪えた。
勇「...新しい物を用意
しましょう」
勇気さんは朝食と一緒に
新しいシャツを持ってくるといって部屋を出た。
:07/08/21 05:13 :SH700i :31jEh5cw
#138 [コロ]
数分がたち、勇気さんが
戻ってきた。
カタッ カタ
勇「今日はスープとパン
後でフルーツを持って
きますね」
海「サンキュ...パクッ」
勇「春日さん、先に
シャツの着替えを」
春「あ、はい」
海「モグモグ...」
:07/08/21 05:19 :SH700i :31jEh5cw
#139 [コロ]
:07/08/21 10:58 :SH700i :31jEh5cw
#140 [コロ]
勇「...海斗様。手錠の
鍵を外して下さい」
海「袖切って脱がせば?」
海斗さんは手錠を外す気
が無い様だ。
勇「どうやって着せるん
ですか...」
勇気さんにそう言われて
海斗さんは"また付けとけよ"と鍵を渡した。
:07/08/21 11:30 :SH700i :31jEh5cw
#141 [コロ]
カチャ...チャリ
僕の右手は開放された。
春「ホッ...」
勇「失礼します」
勇気さんは僕のシャツの
ボタンを外し、スルリと
ぬがせた...
手慣れている。
勇「?.....海斗様」
海「なんだよ」
勇「この傷は...」
:07/08/21 11:39 :SH700i :31jEh5cw
#142 [コロ]
勇気さんは僕の体についた引っ掻き傷を見つけ
海斗さんに聞いた。
海「あ〜、昨日そいつの
服脱がす時ついた」
勇「...ハァ...」
海「意見でも?...ジロッ」
勇「いいえ。どうぞ朝食
を食べてて下さい」
なんだか見えない戦いを
感じた...
:07/08/21 11:47 :SH700i :31jEh5cw
#143 [コロ]
勇「春日さん消毒
しましょう。」
春「ぁ、コクン...」
勇気さんは薬を取りに
再び部屋を出ていった。
海「クス...ずいぶん勇気
のやつお前を気に入っ
てるな(笑)」
グイッ
春「アッ...」
ドサッ
:07/08/21 12:13 :SH700i :31jEh5cw
#144 [コロ]
海「ペットだろ?笑
鳴いてみろ」
春「っ...」
スッ
春「ビクン.....ぁ..ッ」
―数分後、廊下―
勇「消毒液もぅ残り
すくないな」
:07/08/21 18:52 :SH700i :31jEh5cw
#145 [コロ]
カタ
ァッ んンンッ ゃア
勇「ん?」
(部屋の中)
春「かい...と..さんッ
ぃやッン..んァアッ」
海「クス..チュク...レロ」
勇「....ッ..ハァ」
スッ...
勇気は部屋から離れた。
:07/08/21 18:58 :SH700i :31jEh5cw
#146 [コロ]
僕がここに来てから数日がたった。
勇気さんは相変わらず
僕に気をつかってくれる。
海斗さんも相変わらず
僕の事をペット扱い...
:07/08/21 19:12 :SH700i :31jEh5cw
#147 [コロ]
海斗さんと勇気さんに
会うのは朝と夜だけ。
昼は仕事だからね...
毎日酷くされるんだと
思っていたら、海斗さんは朝、週2.3回だけ
僕を抱いて、週末の夜に
これでもかってぐらい
抱く...
まぁ、多いけど思っていたほどじゃなくて良かった。
:07/08/21 19:25 :SH700i :31jEh5cw
#148 [コロ]
ある日の土曜日。。。
―書斎―
海「で...?」
勇「はい。春日さんの
幼少期と誠二について
調べた結果ですが」
パサッ
勇気は海斗に数枚の紙を
渡した。
海「...俺が読むのか?」
勇「俺が読むんですか?」
:07/08/21 19:41 :SH700i :31jEh5cw
#149 [コロ]
海「めんどくさいな...」
そう言いながら海斗は
紙を手に取り、読みはじめた。
勇(( 仕事の時は大人
びてるのに家では本当
子供みたいだ...))
海「もしかして全部
潜入操作か?」
勇「ハイ。誠二に関しては
少々手荒く...」
:07/08/21 19:50 :SH700i :31jEh5cw
#150 [コロ]
海「?...」
勇「警察の振りをして」
海「アハハッ...さすが
警察官の息子だな」
勇「俺の努力を早く
読んで下さい」
そして海斗は調査された
春日の過去を読みはじめた
:07/08/21 20:06 :SH700i :31jEh5cw
#151 [コロ]
:07/08/21 20:25 :SH700i :31jEh5cw
#152 [コロ]
ワンッ ワン!
春「ラブ!」
クゥン ペロ
春「くすぐったい(笑)」
手錠は、あれから外され
僕は1日中ラブと遊ぶ事が多い。
三波家にはメイドさんも、ボーイさんもいる。
専属のシェフが作る御飯はすごく美味しい。
:07/08/21 22:55 :SH700i :31jEh5cw
#153 [コロ]
家の中なら自由にしてて良いって3日前に海斗さんから言われて以来、僕はラブを連れて昼間はずっと
探検している。
日を追う事に海斗さんは
優しくなってる気がする。
始めは怖くてたまらなかったけど、最近じゃエッチの時も前よりは......
:07/08/21 23:01 :SH700i :31jEh5cw
#154 [コロ]
カチャ キィィ―
春「ラブ見て見てぇ!
この絵変なの〜(笑」
海「ん?」
ワンッ
春「あッ...海斗さん..」
僕は海斗さんの書斎の前まで来ていた事に今気付いてしまった
仕事をしてる事があるから書斎の近くはあまり来るなって言われてのに。
:07/08/21 23:08 :SH700i :31jEh5cw
#155 [コロ]
勇「春日さん...」
海「あまり書斎の方に
来るなって言ったろ」
春「ゴッ...ゴメンナサイ」
僕はあわてて謝った。
だって機嫌そこねるような態度とったら最近優しいと言っても、すぐ服脱がされて酷くされるもん。
:07/08/21 23:14 :SH700i :31jEh5cw
#156 [コロ]
海「....春日..」
春「ハ..ハイッ」
海「いや....部屋戻るぞ」
春「はいッ」
最近、自分が本当にペットみたいになっている気がする。
勇「.....」
なんか海斗さんと勇気さんの様子がおかしい様な...
でも僕は気にもとめなかった...
:07/08/21 23:24 :SH700i :31jEh5cw
#157 [コロ]
―少し前、書斎―
春日の報告書を見て
海斗は言葉を失っていた。
海「.......。」
勇「全て事実です。
家族の事も.....
誠二のした事も。」
海「春日は何もしらない
のか...。」
勇「知らないそうです」
:07/08/22 11:10 :SH700i :J91MkLWM
#158 [コロ]
海「....あいつが知れば
ショックを受けるな」
海斗は前から春日に対して疑問を抱いていた。
何故、売春させられたり
自分に酷い事をされても
すぐ笑って平気な顔をしているのか...
報告書を見て、その疑問が解ったような気がした。
:07/08/22 12:09 :SH700i :J91MkLWM
#159 [コロ]
勇「誠二は春日さんを
壊したんです」
報告書の誠二の欄には
酷い内容が記されていた
春日がおとなしく言う事
を聞くように、誘拐して
から1ヵ月間
鎖につないで虐待を繰り返し、小さな体に無理矢理
自分の男のモノを何度も
受け入れさせたのだ。
:07/08/22 12:39 :SH700i :J91MkLWM
#160 [コロ]
あまりにも酷い仕打ち。
春日はその1ヵ月間の
記憶をなくしてしまった
誠二の願い通り春日は
おとなしくなり
1ヵ月間の記憶がなくなったかわりに、春日は誠二に優しく抱かれたと言う
有りもしない別の記憶が
出来た...
:07/08/22 12:45 :SH700i :J91MkLWM
#161 [コロ]
―海斗の部屋―
海「ラブ暴れるな...」
ワンッ!
春「こっちおいでラブ」
クゥン ワン
春「あははっ ラブぅ」
:07/08/22 12:55 :SH700i :J91MkLWM
#162 [コロ]
僕がラブとじゃれ合っていると、海斗さんが近付いてきていた。
海「春日...」
グイッ
春「ひゃッ....?」
海斗さんにベッドへ座らされて...
あれ?なんか海斗さんが
悲しそうな顔してる。
:07/08/22 12:59 :SH700i :J91MkLWM
#163 [コロ]
海「春日は15歳、俺は
19歳。4年前の自分を
思い出すと、お前と
全然違う人生だった」
春「?」
海斗さんは、ただ僕の
目を見て話した。
海「ずっとここに居ろ」
春「え...?」
海「お前には守って
くれる奴が必要だ」
:07/08/22 13:30 :SH700i :J91MkLWM
#164 [コロ]
突然の言葉に僕は動揺
するしかなかった。
海「俺が守るよ...
もちろん勇気も」
春「海斗さ..ん...」
綺麗な顔が今日は嫌味な
笑顔じゃない...
真剣な俺で僕を見てる。
でも....僕には...
:07/08/22 13:34 :SH700i :J91MkLWM
#165 [コロ]
↑[訂正]
真剣な俺で僕を×
真剣な顔で僕を〇
:07/08/22 13:36 :SH700i :J91MkLWM
#166 [コロ]
春「誠二さんが居るから」
海「!?」
春「僕には誠二さんが」
グイッ ボフッ!
春「キャッ.....ッ」
ベッドへ叩きつけられ
海斗さんは僕を睨みつけた
海「あいつはお前に最低
な事しかしなかった!
ずっとお前を騙してッ」
:07/08/22 13:40 :SH700i :J91MkLWM
#167 [コロ]
春「え?...」
海「ッ....クソ..」
コンコン カチャ
その時、部屋に勇気さん
が来た。
勇「海斗様。龍(リュウ)が
海斗様を探してました」
海「...あぁ、行く。」
春「.....ッ...」
勇「春日さん、昼食を
お持ちしますね。ニコ」
:07/08/22 13:46 :SH700i :J91MkLWM
#168 [コロ]
海斗さんの言葉が気になる
僕の大好きな誠二さんが
騙してたって...?
いったい何を?
海斗さんは誠二さんの
何を知ってるの?
勇気さんが昼食を持って来ても僕は海斗さんの言葉が気になっていた。
:07/08/22 13:59 :SH700i :J91MkLWM
#169 [コロ]
:07/08/22 14:01 :SH700i :J91MkLWM
#170 [コロ]
2ヵ月がたった...
あれから海斗さんは
僕を泣かせたりしない。
エッチの時は泣いたりするけど、それは別の意味で
泣くだけで...///
休みの日は僕を少し離れた別荘に連れて行ってくれる
:07/08/22 17:01 :SH700i :J91MkLWM
#171 [コロ]
緑に囲まれた静かな所で
海斗さんのお気に入りの
場所みたい...
僕も大好きな場所になった
今日はその別荘に遊びに
来ている。
―別荘近くの川―
パシャンッ チャプ
春「ぁッ...海斗さんッ
こんな所じゃ...ンッ」
:07/08/22 17:14 :SH700i :J91MkLWM
#172 [コロ]
海「できない?...クス」
春「カァァ///...ァンッ」
誰か来るかもしれない
川で海斗さんが意地悪く
僕を触ってきた。
春「だめッ...ヒッ///」
海「エロい声(笑)」
春「ァアッン...ッ..ピクン」
:07/08/22 17:17 :SH700i :J91MkLWM
#173 [コロ]
―別荘―
勇「おかえりなさいませ
...ちょッ!ずぶ濡れッ」
海「ただいま」
春「...///」
勇気さんは僕達がビショビショなのを見てあわてて
タオルを持ってきた。
勇「よく拭いて下さい」
春「ありがとぅ...///」
:07/08/22 17:22 :SH700i :J91MkLWM
#174 [コロ]
海「勇気。春日は拭いて
やって俺には自分で
拭けってか?」
勇「なんで俺が貴方の
髪を拭かなきゃ
ならないんですよ」
春「クスクス...(笑)」
海斗さんと勇気さんの
やり取りは見ていて
おもしろい。
まるで兄弟みたい(笑)
:07/08/22 17:35 :SH700i :J91MkLWM
#175 [コロ]
勇「ん?春日さん...」
春「ぅ?」
勇「海斗様、もしかして
川の中でしてたんです
か?...春日さんに
新しいキスマークが
付いてます」
海「悪い?」
勇「風邪引いたら
どうするんですか」
春「キスマーク....///」
:07/08/22 17:39 :SH700i :J91MkLWM
#176 [コロ]
グイッ
春「わッ///」
海「こいつ喜んでたから
いいじゃん(笑)」
春「ぁ...カァァ///」
勇「まったく...
もぅいいです」
僕は恥ずかしくて
顔を下げたまま真っ赤に
なっていた。
:07/08/22 17:46 :SH700i :J91MkLWM
#177 [コロ]
勇「着替えて来て下さい」
海「春日、部屋行くぞ」
春「ぁ、ハイ...///」
ちょっと優しくされた
だけで海斗さんの事
イイ人だと思うなんて
僕って調子の良い奴だな。
でも...誠二さんと居た時とは違うんだよね
なんでだろ...?
:07/08/23 21:21 :SH700i :1yltcoxs
#178 [コロ]
海斗さんに優しくされると心が "ぽわん"ってする。
誠二さんに優しくされた時は "ホッ"ってした。
その"ホッ"ってのは、心が休まるとかじゃなくて
"良かった"って何かから
逃れられた時の安心感...
僕はいったい誠二さんの
何から逃れてたんだろ?
:07/08/23 21:30 :SH700i :1yltcoxs
#179 [コロ]
最近気付きはじめた
誠二さんと生活してた時の違和感...
今の生活には無いのに
確かに、あの時には
違和感があった...
何かに縛られてる様な
海「オイ...」
春「ハッ...はい!」
いけない、ボーっとしてしまった。
:07/08/23 21:40 :SH700i :1yltcoxs
#180 [コロ]
海「風呂入るか?体冷え
たろ」
春「ぇ、あ...///」
海「....(笑)」
グイッ
海「入るぞ」
春「ぁ...///」
―風呂場―
チャプン チャポ
:07/08/23 21:45 :SH700i :1yltcoxs
#181 [コロ]
春「海斗さんッ...
も、もぉいいです///」
海「なんで?(笑)」
春「恥ずかしい...///」
今、僕は海斗さんに抱っこされながら浴そう浸かっている。
海「春日は俺のペット
だろ?おとなしく
抱かれてろよ(笑)」
春「カァァ///」
:07/08/23 21:57 :SH700i :1yltcoxs
#182 [コロ]
優しくされるのが、こんなにムズカユく感じるのは
相手が海斗さんだから?
僕はチラッと海斗さんの顔を見た。
海「ん?...」
春「ドキン...///」
どうしよう...
なんだか急に海斗さんの事意識しちゃってるッ
....意識?意識って何?
:07/08/23 22:15 :SH700i :1yltcoxs
#183 [コロ]
海「...クス(笑)
何?俺の顔みてさ」
春「ぇ///...あのッ
ぃ、いえ。すみません」
海「プッ...赤い(笑)」
そう言って海斗さんの手が僕の頬から首を撫でた。
春「ピクン...///」
海「ニヤ....さ、そろそろ
あがるか(笑)」
:07/08/23 22:25 :SH700i :1yltcoxs
#184 [コロ]
春「ぇ...」
いつもなら、この雰囲気
だと絶対エッチするのに
モジッ
ちょっと体が反応してきてたのにな...
海「....(笑)」
なんか...ホント最近の
僕は変だな。
この気持ちはなんだろ?
:07/08/23 22:44 :SH700i :1yltcoxs
#185 [コロ]
お風呂からあがり、僕は
勇気さんが用意した
白い浴衣を着せられた。
春「なんで浴衣なの?」
勇「海斗様がこの間
銀座で買ってこられた
物です。ニコ」
春「海斗さんが...?」
勇「はい。」
:07/08/24 00:04 :SH700i :9B/YEvoo
#186 [コロ]
カチャ
海「オイ、勇気....ぁ」
勇「海斗様」
海斗さんは浴衣を着せられてる僕を見て、少しムッと顔をしかめた。
春(( ぇ...?もしかして
似合わないから怒って
るのかな...))
海「俺が着せたかった」
:07/08/24 00:12 :SH700i :9B/YEvoo
#187 [コロ]
勇「着せれるんですか?」
海「浴衣だろ...
それぐらい着せれる」
勇「女性用は男性用と
違って難しいですよ?」
海「ムッ...」
海斗さんが買ってきた浴衣は女性用だったらしい。
僕は浴衣なんて初めて
着たからそんなの知らな
かった。
:07/08/24 00:17 :SH700i :9B/YEvoo
#188 [コロ]
勇「もぅ俺が着せて
しまいましたから今日
は我慢して下さい」
海「春日体見たろ...」
勇「...そっちですか。」
また海斗さんと勇気さんの言い争いが始まりそう...
僕はそれが始まる前に
その場を立ち去った。
:07/08/24 00:25 :SH700i :9B/YEvoo
#189 [コロ]
↑[訂正]
海斗の言葉で...
「春日体見たろ」×
「春日の体見たろ」〇
:07/08/24 00:28 :SH700i :9B/YEvoo
#190 [コロ]
―別荘の庭―
春「はぁ...浴衣って
走りにくいなぁ...」
サァァァッ
春「ンッ....」
風が吹き抜け、浴衣の袖
がヒラヒラと揺れる。
まるで身も心も清められる気がする...
カサッ
海「春日!」
:07/08/24 00:42 :SH700i :9B/YEvoo
#191 [コロ]
春「海斗さん」
どうして優しくしてくれるんだろ...
僕は誘拐されてるし
知らない人にたくさん
犯された
海斗さんにとって、なんのメリットもない
春「.....ッ..」
海「!...春日。
何泣いてんだよ」
わかんない...自然に涙がでてくる。
:07/08/24 00:49 :SH700i :9B/YEvoo
#192 [コロ]
海「ッ...そんなに誠二に
会いたいのか?」
春「!?」
そんなんじゃない。
僕は自分の体の汚らわしさに泣いただけ...
いくら綺麗な服や浴衣を
着せてもらっても
中までは綺麗にならない。
:07/08/24 00:52 :SH700i :9B/YEvoo
#193 [コロ]
春「海斗さんッ...」
気付けば海斗さんに
抱きついていた。
海斗さんは少し驚いていたけど、何も言わずギュっと抱きしめてくれた...
誠二さんの時にはなかったこの、なんとも言えない気持ち...
恋なのかな?
じゃあ誠二さんへの気持ちは...?
:07/08/24 00:59 :SH700i :9B/YEvoo
#194 [コロ]
なんか、もぅ頭の中が
ぐちゃぐちゃになる...
これが恋なら誠二さんに感じた気持ちはなんなの?
思い返せば誠二さんに対する自分は、従順で絶対文句をいわなかった...
何かにおびえていた?
まさかね...
:07/08/24 01:08 :SH700i :9B/YEvoo
#195 [コロ]
海斗さんの体温と
緑かおる風を感じながら
僕は不安な気持ちを
拭い去ろうと、ぐっと
目を閉じる...。
一粒の涙がこぼれ、
地面へと消えた。
誠二さん...
なんだか変なんだけど
誠二さんを疑問に思い
はじめたよ
:07/08/24 01:14 :SH700i :9B/YEvoo
#196 [コロ]
スッ
海「ほら、風邪ひくから
中に入ろう...///」
春「...はい///」
海斗さんの顔が少し赤い気がした。
僕のせいかな?
そうだったらいいのに...
だって僕は海斗さんのせいで顔が熱いから
海斗さんも僕のせいで
熱くなってほしい...
:07/08/24 01:21 :SH700i :9B/YEvoo
#197 [コロ]
:07/08/24 01:38 :SH700i :9B/YEvoo
#198 [コロ]
―夜―
春「わぁ!星が...///」
勇「山奥ですから
よく見えますねぇ」
海「春日、浴衣の帯
きつくないか?」
春「はいっ☆ニコ」
僕が笑えば海斗さんは
少し照れる。
それを見て勇気さんが
こっそり笑ってる
:07/08/24 15:06 :SH700i :9B/YEvoo
#199 [コロ]
いつまでも続いてほしい
この楽しい時間が...
でも、そうもいかない
事ってある
海「....春日」
春「?...はい」
海「話しておきたい事が
あるんだ。」
春「?」
勇「...俺はずします」
海「いや、居てくれ」
:07/08/24 15:18 :SH700i :9B/YEvoo
#200 [コロ]
海斗さんはいつになく
真剣な顔をしていた。
真剣だけど...
言いづらいって顔
そして口をひらいて
出た言葉は、僕を硬直
させた...
海「今の話し信じるか?
誘拐されて1ヵ月間
お前は誠二に虐待
されていた。」
:07/08/24 15:32 :SH700i :9B/YEvoo
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