大好きな春へ ...≪BL≫
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#201 [コロ]
僕が誠二さんに虐待されていた..?しかも無理矢理
犯されてたなんて...
春「そんなのッ
信じれるわけない!」
海「誘拐されてから
1ヵ月間の記憶ある?」
春「そんな子供の頃の
事なんてッ...あるよ!
桜が満開で綺麗だった」
:07/08/24 15:39
:SH700i
:9B/YEvoo
#202 [コロ]
勇「よく思い出して...
誘拐された時はまだ
桜は咲いてなかったの
では...?」
春「ぇ...」
海「お前が桜を見たのは
誠二の部屋の窓から
見た景色だろ...
連れ去られる時だよ。
桜は咲いてたか?」
:07/08/24 15:47
:SH700i
:9B/YEvoo
#203 [コロ]
誠二さんは公園に一人で
居た僕を誘拐した...
公園には桜の木がある。
その桜の木には花が...
春「....!?...―――」
海「春日、誘拐された時
桜は咲いてなかった。
なのに誠二の部屋から
見た桜は咲いてた。
....なんでだ?」
:07/08/24 15:53
:SH700i
:9B/YEvoo
#204 [コロ]
春「...ッ....日にちが
たったから...ッ..」
あぁ....そっか...
そうだった。
誠二さんに感じた
違和感...
海「なんで日にちが
たったか思い出した?」
春「ヒッ..ゥ..ッ...
僕、誠二さんに...
酷い事..されたッ..」
:07/08/24 15:59
:SH700i
:9B/YEvoo
#205 [コロ]
海「...春日」
ギュッ
僕は誠二さんの事が
本当は怖くて、逆らえ
なかったんだ...。
海斗さんに抱きしめられながら、僕は鮮明によみがえる記憶が怖くて体が奮えた
無理矢理の愛だった...
愛してたんじゃなく
愛させられていた。
:07/08/24 16:08
:SH700i
:9B/YEvoo
#206 [コロ]
勇「春日さん...」
春「ゥッ...ふぇッ..
ぅわぁぁんッ..ヒック...」
その後はひたすら泣きじゃくった...
海斗さんの優しい腕に
甘えるようにすがり付いた
酷いよ誠二さん...
誘拐された時、8歳だと
思ってたのに...
:07/08/24 16:16
:SH700i
:9B/YEvoo
#207 [コロ]
桜が咲いてなかったあの時は...まだ7歳だった。
サァァァッ
勇「海斗様、春日さん
風が吹いてきました。
中に入りましょう」
海「あぁ...
春日、行こう。」
夜風が冷たい...
僕の心も...
海斗さん、暖めてくれるかな...―――
:07/08/24 16:23
:SH700i
:9B/YEvoo
#208 [コロ]
―寝室―
チュッ クチュ
春「ン...は..ァンッ...」
海「泣きやんだ?...」
春「海斗..さん...(ポロ)」
海「こら、そんなに
泣いたらウサギになる」
海斗さんは指で僕の涙を
そっと拭った。
:07/08/24 17:06
:SH700i
:9B/YEvoo
#209 [コロ]
その優しい行動が余計に
涙を流させる...
それでも海斗さんは
優しく触り続けた。
服をゆっくり脱がされ
色んな所に海斗さんの
唇が落ちる...
それだけで僕は
イッてしまいそうだった
暖めるどころか
もぅ、熱くて死んでしまいそう...
:07/08/24 17:11
:SH700i
:9B/YEvoo
#210 [コロ]
"幸せ"を初めて知った。
"愛しい"と感じた。
どうか僕の片思いじゃ
ありませんように...。
春「海斗さ..ん...
もっと...ァッ..」
海「春日...ハァ..ハァ」
徐々に絶頂へ近づく。
その前に...
イッてしまう前に...
:07/08/24 17:17
:SH700i
:9B/YEvoo
#211 [コロ]
春「一人は嫌...ッ
海斗さん..が...僕の
中に居てくれないと」
海「///....ッ..春日!」
ぎゅうッ
春「ピクンッ..///」
海「可愛い...」
春「ドキン....海斗さん」
:07/08/24 17:21
:SH700i
:9B/YEvoo
#212 [コロ]
その後の海斗さんは
優しく、激しく...
僕の身も心も満たしてくれた...
グチュ ズプッ
春「アッアッ...ヒァッ..ン」
海「ァッ...クッ....春日」
キスは優しく、濃厚で
お互いその甘美を
むさぼる様に味わった。
:07/08/24 17:32
:SH700i
:9B/YEvoo
#213 [コロ]
絶頂は突然だった...
海斗さんが僕を激しく
突いた。
ズンッ ヌプッ ズプッ
春「ぁッダメ..あああッ」
海「ンッ...ハァッ...春日ッ」
ギュッ...
海「愛してる..ッ」
春「海斗さ...ァ..ぁあ!」
ドプッ ビクビクッ
:07/08/24 17:36
:SH700i
:9B/YEvoo
#214 [コロ]
春「ゃッ..ヒィああッ!」
ビュクッ ピュッ...
体の力が抜けていく...
数回の痙攣が襲った後は
僕も海斗さんも
だだ息を荒くしていた
僕より早く息を整えた
海斗さんが僕の中から
出ていく...
そして沈黙が続く...
少し心地イイ沈黙だ。
:07/08/24 17:42
:SH700i
:9B/YEvoo
#215 [コロ]
海「....春日..」
海斗さんが何か待ってるような顔をしていた。
わかってるよ...
ちゃんとわかってる。
春「僕も....海斗さんを
愛してる...///ニコ」
海「ッ...///」
僕の言葉を聞いて
海斗さんは顔を赤くした。
:07/08/24 17:46
:SH700i
:9B/YEvoo
#216 [コロ]
この気持ちが恋なんだって気付いたから...
僕は海斗さんに応えた。
僕の顔も赤いよね
だって恥ずかしいんだ
誰かと結ばれたのって
初めてだから...///
:07/08/24 17:49
:SH700i
:9B/YEvoo
#217 [コロ]
僕と海斗さんは
そのまま抱き合って
眠った...
今までで一番暖かい
夜だった。
―翌朝―
コンコン...カチャ
勇「おはようございます
...クス...」
春・海「スー...スー...」
勇「そんなにくっついて
寝なくても(笑)」
:07/08/24 17:54
:SH700i
:9B/YEvoo
#218 [コロ]
勇気はだまって部屋を出た
キィィ― パタン
勇「さて、まだやる事は
残ってますよ(笑)」
勇気は準備をし始めた。
今日は海斗とある場所に
行かなくてはならない。
:07/08/24 18:01
:SH700i
:9B/YEvoo
#219 [コロ]
春「...ンッ...ぁ...?」
僕が朝起きると
海斗さんは居なかった。
春「あれ...?海斗さん」
辺りを見回し、服を着て
部屋の外、庭も見て回ったけど海斗さんも勇気さんも居ない...
春「...どこ...?..ッ」
:07/08/24 18:06
:SH700i
:9B/YEvoo
#220 [コロ]
結局二人は夕方まで帰ってこなかった...
海「ただいま春日!」
春「ッ...ぁ..ヒック..グスッ」
海「何泣いてんだよ!?」
勇「春日さん...」
春「一人は嫌ぁ..ヒック
置いてかないでッ..」
僕は海斗さんに飛び付いていた。
寂しかったよッ
:07/08/24 18:10
:SH700i
:9B/YEvoo
#221 [コロ]
そんな僕を海斗さんは
優しく腕に包んでくれた。
海「誠二の所に行って
きたよ。」
海斗さんと勇気さんは
誠二さんの所へ行ってきたようだ...
春「な、何しに?」
海「春日が元気だって
伝えに...あと今は
俺と愛し合ってるて」
:07/08/24 18:18
:SH700i
:9B/YEvoo
#222 [コロ]
そう言った海斗さんは
少し照れた顔だった。
春「誠二さん...何て?」
海「わかったって...
春日に謝ってたよ。
すまなかったって」
春「...そぅ..
ありがとう。ニコ」
海「クス...いい子だ」
:07/08/24 18:28
:SH700i
:9B/YEvoo
#223 [コロ]
海斗さんはポンポンと
僕の頭を撫でた。
勇「...あーぁ...
俺も恋人ほしいな」
春「勇気さん///」
海「作れば?(笑)」
勇「.....。」
勇気さんはチラッと僕の
顔を見た。
勇「春日さんを俺に
くれますか?」
海「....へ?」
:07/08/24 18:32
:SH700i
:9B/YEvoo
#224 [コロ]
勇気さん...なんか
すごい事言った...?
勇「プッ(笑)冗談です」
いやいや...
ビックリするじゃん
海「勇気ッ...今度
冗談でも言うなよ!」
勇「はい(笑)...」
勇気さんは焦る海斗さんを笑った。
少し僕も可笑しくなった。
:07/08/24 18:37
:SH700i
:9B/YEvoo
#225 [コロ]
最後は笑って終わった
今回の休日は
終わり良ければ全て良し
の言葉通り、良い思い出
となった。
海斗さん、勇気さん
ありがとう...
暖かい木漏れ日の中
僕達三人は車に乗り、
三波家まで笑顔の帰宅を
した...。
:07/08/24 18:45
:SH700i
:9B/YEvoo
#226 [コロ]
:07/08/24 18:54
:SH700i
:9B/YEvoo
#227 [コロ]
―数日後―
春「ねぇ、勇気さん」
勇「はい」
僕は最近、勇気さんに
海斗さんの子供時代の話しを聞くのが日課になっている
春「この前の続き...
おしえて?」
勇気さんは海斗さんに
怒られるから
あまり話したがらないけど...
:07/08/25 00:43
:SH700i
:D75H/44w
#228 [コロ]
春「勇気さぁん...
聞きたいなぁ?」
僕が勇気さんの顔を
のぞきこむと...
勇「...ハァ↓
どこまで話しました?」
春「にこぉ☆
えっとー、教師と
生徒会の対立...」
勇「あぁ...」
:07/08/25 00:50
:SH700i
:D75H/44w
#229 [コロ]
観念して、しぶしぶ
話してくれる(笑)
勇気さんが海斗さんと
初めて会ったのは
海斗さんが10歳で、
勇気さんが17歳の時。
当時まだ高校生だった
勇気さんは、警察官の父親に連れられて、三波家の
パーティーに出席した...
:07/08/25 01:00
:SH700i
:D75H/44w
#230 [コロ]
―9年前・三波家―
勇「でけぇ家...」
(勇)父「三波社長は
父さんの古い友人だ。
恥をかかすなよ」
勇「父さん、あそこに
女優がいるぜ!
サインもーらお♪」
バコッ!
勇「痛いッ!」
勇(父)「勇気ッ...(怒)」
:07/08/25 01:10
:SH700i
:D75H/44w
#231 [コロ]
勇「わかったよ....
うっせーな」
勇(父)「はぁー...
俺は今、お前を連れて
来た事を後悔している」
勇「プッ(笑)
残念だったな」
この頃の勇気は普通に
街中を歩いてる高校生
そのものだった。
:07/08/25 01:20
:SH700i
:D75H/44w
#232 [コロ]
煙草は吸うし、髪も染め、苦いビールを無理に
平気な顔をしながら飲む
高校生...。
大人びた見た目と整った
顔立ちの勇気は何をしても似合った。
勉強もそこそこ出来る。
そんな勇気を父は、よく
可愛いがった。
:07/08/25 01:38
:SH700i
:D75H/44w
#233 [コロ]
妻に先立たれた父は
一人息子の勇気と
少しでも長く一緒に
すごそうとした。
そのへんの俳優に負けない見た目だと、父は勇気を
心から自慢にしている。
ただ未成年の喫煙と飲酒
だけは常々しかっていた。
:07/08/25 01:48
:SH700i
:D75H/44w
#234 [コロ]
(勇)父「あ!三波社長」
三波「ようこそ中西さん」
(勇)父「息子の勇気まで
招待していただき
ありがとうございます」
勇「はじめまして。
勇気です」
三波「はじめまして
やっと会えたね。ニコ」
:07/08/25 01:58
:SH700i
:D75H/44w
#235 [コロ]
三波社長は、いつも汗臭い体で帰ってくる父とは違い、なかりオシャレで
ダンディに見えた...
三波「私にも息子が
居てね...えっと..キョロ
海斗!来なさい」
勇「....チラッ...!?」
海「はい」
(勇)父「これはこれは
はじめまして」
:07/08/25 02:07
:SH700i
:D75H/44w
#236 [コロ]
勇気にとって海斗との出会いは衝撃的だった。
はじめて綺麗な人間を
見たような...
子供とは思えないほど
妖艶な表情をしていた。
勇「はじめ...まして」
海「?..はじめまして」
これが初めて言葉をかわした瞬間だった。
:07/08/25 03:06
:SH700i
:D75H/44w
#237 [コロ]
この日以来、勇気は
三波家に出入りするようになる。
パーティーの時、三波社長に
海斗の家庭教師を頼まれたのだ。
後に海斗の秘書になるなんて思ってもなかったが
あのパーティーが勇気にとって人生のターニングポイントになった事は間違いない。
:07/08/25 03:12
:SH700i
:D75H/44w
#238 [コロ]
まぁ、海斗がこんなに
憎たらしい奴だったと
後々後悔はしたが...
弟同然に勉強を教えてやった、あの小さな子供が
社長として成長していく
姿を一番近くで見ていられるのは、なかなか楽しい。
海斗は勇気のちょっとした自慢なのだ。
:07/08/25 03:19
:SH700i
:D75H/44w
#239 [コロ]
若いと言うだけで
海斗を馬鹿にする奴も
居るが、海斗はそんなの
気にしない。
文句を言われない様に
仕事だけは真面目にこなす
そんな海斗の姿を見てきたから、勇気は海斗を
心から自慢に思う。
:07/08/25 03:25
:SH700i
:D75H/44w
#240 [コロ]
きっと父もこんな気持ちで自分を育ててくれたんだろう...
そう思うと嬉しかった。
・
・
・
春「わぁ、じゃあ
生徒会が勝ったんだ!」
勇「そうです(笑)」
春「海斗さんが会長
だからだね☆」
勇「クスクス(笑)」
:07/08/25 11:12
:SH700i
:D75H/44w
#241 [コロ]
小学校の1年生しか
知らない僕にとって
海斗さんの学生時代の話しは、すごく楽しい。
でも、時々思う...
勉強をたくさんしてきた
海斗さんにとって
誠二さんに少し勉強を
教えてもらってただけの
僕は、話しが合わなくて
つまんないんじゃ...
:07/08/25 11:18
:SH700i
:D75H/44w
#242 [コロ]
春「学校って楽しそう
みんな生き生き
してるんだろなぁ」
勇「そうですね...」
みんなが友達作りや
勉強に夢中だった頃...
僕は誠二さんに人生を
捧げてた。
今となれば悔しいような
気もするけど
:07/08/25 11:27
:SH700i
:D75H/44w
#243 [コロ]
誠二さんに会ってなければ、海斗さんにも会ってなかったわけだし...
無駄な時間じゃなかったと思おう。
勇「学校へ行きたい
ですか?」
春「ぇ?」
勇「今からでも高校や
大学に行けますよ」
春「.....ううん。
行かない(笑)」
:07/08/25 11:30
:SH700i
:D75H/44w
#244 [コロ]
勇「?...」
春「僕はこれから
海斗さんのために
おかえりなさいって
言う人になるの。」
僕がそう言うと、勇気さんは少し赤い顔をした。
勇「そうですか(笑)
それは良いですね...
(( なんて初々しい
んだろうッ.../// ))
:07/08/25 11:38
:SH700i
:D75H/44w
#245 [コロ]
勇気が僕の子供っぽい
発言に心の中でツッコミをいれてる時、海斗さんが
部屋にもどってきた。
カチャ...
海「勇気、パーティーが
入った。今井社長だ」
勇「また今井社長ですか
あの人パーティー好きです
ねぇ...」
:07/08/25 11:44
:SH700i
:D75H/44w
#246 [コロ]
勇気さんが言うと
海斗さんも同感って顔で
めんどくさそうに
スーツに着替え始めた。
ベッドの横のクローゼットの中には、海斗さんのスーツが何着もはいっている。
高そうなスーツがあんなにたくさん...
すごいなぁ...
:07/08/25 11:49
:SH700i
:D75H/44w
#247 [コロ]
僕がそう思っていると
シャツに袖を通した海斗さんが振り返り、一言...
海「春日も来る?」
春「.....え"?」
変な声でちゃったッ!?
海「友人同行OKだし
...どぅ?(笑)」
勇「いくらなんでも
海斗様...」
:07/08/25 12:27
:SH700i
:D75H/44w
#248 [コロ]
勇気さんが止めた...
ほら、勇気さんも僕なんか行かない方がいいんだって思ってる。
海「なんだよ...
いいじゃん別に」
勇「....中には変な趣味
を持った方も居るのに
春日さんを連れてった
ら、すぐ目を付けられ
ますよ...」
:07/08/25 12:32
:SH700i
:D75H/44w
#249 [コロ]
春「え?」
海「ぁ...」
勇「それでもよろしいん
でしたら...どうぞ」
海斗さんは少し考えてから僕の方を見て言った...
海「春日、今日も留守番
しててな?...」
:07/08/25 12:37
:SH700i
:D75H/44w
#250 [コロ]
てことは、やっぱり僕が
"おかえりなさい"って
言ってあげないと(笑)
春「はいっ!ニコ
いってらっしゃい」
海「///...」
ぎゅうッ
海「可愛い...///」
春「///...クスッ」
海斗さんに愛されてるだけで嬉しい。
:07/08/25 12:43
:SH700i
:D75H/44w
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