太陽少年〜夏の夢〜
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#1 [ラビ] 07/08/19 22:40
こちらは「太陽と夏の空」の続編となっております
なので初めての方はそちらからご覧になって下さい

更新は遅め・文章は下手くそだとは思いますが、頑張るので最後までお付き合い下さい

太陽と夏の空↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/1117/f

#215 [ラビ]
放置してしまいすみません
応援して下さる皆様、本当にありがとうございます

⏰:08/11/16 21:37 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#216 [ラビ]
>>213

明るい返事をするひろきを連れ

キャッチボールをしていた公園に戻ってきた頃には、辺りがオレンジ色に染まり始めていた。


「さてと、お前ん家ってどっちだ?」

ひろきを肩車からおろし、自宅まで送り届けようとしたその時だった。

⏰:08/11/16 21:41 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#217 [ラビ]
「ひろき!!」

遠くからひろきを呼ぶ声が聞こえた。

声のする方を振り返ると、こっちへ駆け寄って来る人影が見えた。

「お母さん…」

そうつぶやいたひろきの声は、小さく、今にも消えそうだった。

「ひろ…?」

その表情はひどく暗くて

俺のズボンの端をぎゅっと握っているのがわかった。

⏰:08/11/16 21:49 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#218 [ラビ]
おびえるひろきに対して

人影はどんどん近づき

ついに俺達の前へと到達した。

30代半ばから後半くらいの女性で

表情から怒っているのがわかった。

きっとひろきを探していたのだろう。

「あの、」

今日の出来事を説明しようと、俺が口を開いたその時だった。

⏰:08/11/16 21:56 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#219 [ラビ]
「あなた、どういうつもり!?うちの子を殺すつもりなの!?」

夕方の住宅街に怒鳴り声が響く。

確かに、親から見ればこんな身も知らずな大学生と一緒にいるなんて心配だろう。

だが、殺すとまでは言いすぎだ。
「すみません、実は今日…」

とりあえず怪しい者ではない事をわかってもらおうと説明しようとしたが、母親はまるで聞く耳がなかった。

「もしかして、この子に野球とかいうくだらないスポーツを教えてたのもアナタ?

わざわざこんな汚いグローブまで与えて…迷惑なのよ!!」

⏰:08/11/16 22:09 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#220 [ラビ]
次の瞬間、ひろきの持っていたグローブを取り上げ俺に投げつけた。

「ちょっ…!!」

「ひろき、あんたもまだこんなくだらない遊びやってたの?ダメだとあれほど言ったでしょう!!」

怒鳴る声にひろきがビクビクしている。

今にも泣き出しそうなのを必死でこらえているようだ。

「あなた、もう二度とこの子に関わらないで!!」

⏰:08/11/16 22:16 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#221 [ラビ]
そう言った母親は、ひろきの腕をぐいっと引っ張り

引きずるようにしてひろきを連れ去って行った。

そして、母親の陰に隠れていたひろきの兄と思われる少年が

申し訳なさそうに俺の目をみてペコリと頭を下げて母親の後をついていった。

「兄ちゃんは悪くない…お兄ちゃんは悪くない!」

一人残された俺は、泣き叫ぶようなひろきの声がどんどん遠くで消えていくのを

ただぼんやりと聞いていた。

⏰:08/11/16 22:24 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#222 []
あげ

⏰:09/09/10 22:18 📱:SH904i 🆔:pkjdeKRA


#223 [我輩は匿名である]
この小説大好きです!また書いてほしいです。

⏰:11/01/08 19:24 📱:PC 🆔:csp66xww


#224 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/02 02:19 📱:Android 🆔:Ltpo.xA.


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