「純也」
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#150 [あぃみ]
りんちゃんは笑った。
「もぉー飲みすぎー!あい、30分は寝てたよ笑」
「まじ?ごめん!笑」
純也が続いた
「てかお前化粧落ちすぎ笑」
「まじ?ごめん。」
鏡を出して顔を確認する。
すると…
二年前に見た事がある自分がいた。
まさるが事故にあった日。私は同じ顔をしていた。
私…
まさるに逢いたい。
:07/11/12 00:04 :911SH :☆☆☆
#151 [あぃみ]
居酒屋を出ると
足がない私は困った。
純也の車に乗るか、りんちゃんの車に乗るか。
自然な流れに身を任せるとりんちゃんが明るく言った。
「じゃーあい、また明日ねー!」
そして意味深な笑顔を見せて一瞬真剣な目をして頷いた。
…いや、ごめん。
そんな風に合図されても
何の意味か全然わからないよ。
そして足早に去っていった。
:07/11/12 00:13 :911SH :☆☆☆
#152 [るリ]
おも∪ろあげ♪♪
:07/11/12 00:56 :N900iS :☆☆☆
#153 [*]
楽しみ〜(´∀`)
:07/11/12 07:26 :D902iS :☆☆☆
#154 [あぃみ]
153さん
感想板にもよかったら来てくださぃ
るりちやん
ども
:07/11/12 11:41 :911SH :☆☆☆
#155 [あぃみ]
続き〜
「彼女なんていらねーし」
酒でぐるぐる回る頭の中を純也のこの言葉がさらに掻き回す。
まいったなぁ〜
ため息と一緒に肩を落とした。
「いくぞ?」
純也は私の腕を引っ張り車に向かおうとした。
「お前本当細いな」
……あれ?……
:07/11/12 11:55 :911SH :☆☆☆
#156 [あぃみ]
…手。
手が…。
あったかい。
あれ?
純也?
なんで?
手をつないでる。
そういえば、
私が腕を掴んで歩く事はあっても手を繋いだのは初めてだ。
私は一気に酔いがさめた。気がした。
:07/11/12 11:59 :911SH :☆☆☆
#157 [あぃみ]
純也のほうに目をやると
ただ前を向いていた。
嬉しい。
嬉しいよ。
やっぱり純也が好きだよ。だから苦しいよ。
純也、ずるいよ。
:07/11/12 12:06 :911SH :☆☆☆
#158 [あぃみ]
車につくと、あの純也がレディーファースト。
助手席のドアを開けて私を乗せてくれた。
調子、くるっちゃうな。
無言のまま発進した車の中は音楽だけが流れていた。
かける言葉が見つからない。
私は寝たふりという逃げ道に入った。
純也は何も言わない。
車は信号なのか
ゆっくり停車した。
:07/11/12 12:20 :911SH :☆☆☆
#159 [あぃみ]
純也が咳ばらいをする。
「んっんー!」
私は起きない。
すると純也の手が私の頭に触れる。
優しく叩く。
ポンポンと…まさるのように。
私はまた目の奥が熱くなり涙がじわじわ染みてくる。
やばい。
:07/11/12 12:25 :911SH :☆☆☆
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