「純也」
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#10 [あぃみ]
「あいちゃん、おっぱい柔らかぁぃ!」
いつの間にか揉みはじめて、私は恥ずかしさを隠し切れず、人前で、こんなふうにされたのは初めてで、誰も気付いてくれなくて、どうしたらいいのかわからなかった。
みんなに助けを求めても、みんな楽しそうにしていて気付いてくれない。
気付いてもにやっと笑って見ないふり。
私は18年間生きてきて、
こんななんとも悲しい気持ちを初めて体験した。
:07/10/05 22:48 :911SH :☆☆☆
#11 [あぃみ]
カウンターの方に目をやった。
新入りはもうそこには居なかった。
でも、私達の席の横にグラスを持って立っていた。
「初めまして。
純也でーす。混ざっていいっすか?」
その笑顔に一瞬、時が止まった気がした。
:07/10/05 22:55 :911SH :☆☆☆
#12 [あぃみ]
「えー!カッコイイ。
なんでそんな綺麗な顔してんの?顔見せて」
私は思ったことそのまんま口に出していた。
「あっ、失礼しますっ」
私がぐいぐい腕を引っ張り自分の隣に座らせた。
:07/10/05 22:59 :911SH :☆☆☆
#13 [あぃみ]
くっきり二重、上がった眉毛、高い鼻、薄い唇。
本当にカッコイイ。
見とれてしまっていた。
純也は気付いているはずなのにこちらを見る様子もなく、緊張している様子だった。
私も少しお酒がまわっていたので
純也をいじめてみたくなった。
:07/10/05 23:35 :911SH :☆☆☆
#14 [あぃみ]
そんな純也のおかげで気付いたらトオルも手を離してくれていた。
「ねぇ、ありがとう!
トオルから開放できた」
顔を覗きこむと
ちらっとだけこちらを見て笑ってくれた。
私の胸に衝撃が走った。
痛い。苦しい。
私は純也に積極的に話しかけた。
:07/10/05 23:41 :911SH :☆☆☆
#15 [あぃみ]
「いくつなのー?」
「あっ、17です。」
「年下?可愛いぃ!
あいみだょ!よろしく」
「…美人っすね。」
私は、綺麗だとか可愛いだとか、美人だとか、スタイルがいいとか言われる事が多い。
でもお世辞とすぐわかる。わかっていたけど、純也に言われると、
胸が強く波打った。
:07/10/06 08:57 :911SH :☆☆☆
#16 [あぃみ]
純也よりも水商売の先輩の私。すこし嬉しくてお姉さんぶって話していた。すごく気分がいい。
純也がニコニコ笑って
ただ隣にいるだけで気持ちが乗った。
私は純也の腕をしっかり掴んで座っていた。
「純也まじカッコイイ
ははは!あいの番号はねぇ、090〜〜〜」
純也はニコっと笑うだけ。同じお水だった私にはわかった。メモるほどでもない。その場限りなんだと
:07/10/07 00:12 :911SH :☆☆☆
#17 [あぃみ]
なんだか
悲しくなった。
トオルがそばに来て慰めるかのように甘えてきた。
「あい〜〜チュウしてよ?」
「いいよっ」
私は純也達みんなの前でトオルとキスをした。
純也は相変わらずニコニコしていた
:07/10/07 00:16 :911SH :☆☆☆
#18 [あぃみ]
「あいちゃん、じゃあね、気をつけてね。また会いにきてね。ありがとうございました!」
トオルを始め、店の男達が挨拶をする。
りんちゃんと私は店をでた。
帰りの車の中でりんちゃんとボーイズでの事で盛り上がった。
「でもね、あい、純也ともっと話したかった‥。」
急にテンション落ちた私にりんちゃんは言った。
「あい、大分惚れてたね。でもまじ純也はカッコイイよ!あんな奴が近くにいたとは」
純也はあい達の地元近く住んでいた事がわかった。
「店でじゃなくて偶然とかで逢いたいな‥」
:07/10/07 00:26 :911SH :☆☆☆
#19 [歩]
:07/10/07 00:32 :SH702iS :☆☆☆
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