「純也」
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#266 [あぃみ]
りょうさん。


彼には昔から何かと世話になっていた。
俺の事情をよく知っている彼は俺を救おうと必死だった。


そして、俺はりょうさんに仕込まれて、「ゲーム」を楽しむようになった。


女のコントローラーを今では自由に操れる。

⏰:07/12/05 11:15 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#267 [あぃみ]
尊敬するりょうさん。


俺の上達を認めてくれたんだとわかったのが
ボーイズバーへの誘い。


俺は新しい俺になった。


しかしそこには
俺よりさらに上手の奴らがいた。店で女を抱いちまうなんて…


彼らのゲームオーバーは俺のゲームオーバーとは少し違うみたいだ。

⏰:07/12/05 11:44 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#268 [あぃみ]
二日目。


この日は暇だった。
奥でグラスを拭いていると二人の女が来店した。


小さくて可愛いらしい茶髪の女と細くて長身の綺麗な女。


「いらっしゃいませ」


挨拶する俺の横を足早に横切る女。
俺の声はまったく届いてないみたいだ。


真っ先にNo.1である、りょうさんに駆け寄っていった。

⏰:07/12/05 11:52 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#269 [あぃみ]
−冷めた女−

その女の後ろにいた女。俺が初めて見たあいみは
俺に冷めた印象を与えた


世の中では「綺麗」と呼ぶだろうか。スラッとしたスタイルで細くて白い。少し眠たそうな目は色気をのぞかせる。
明るすぎない髪色をフワフワにセットしている。


トオルさんに迎えられていた。

⏰:07/12/12 15:22 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#270 [あぃみ]
ナンバー2のトオルさん。
ナンバー1のりょうさん。

二人が普通の客よりも
丁寧に迎えている。


Vipなんだと確信した。開店前からトオルさんが妙に気合いを入れていた訳がわかった。


トオルさんに付かれたら、だいたいの女は骨が抜けたようにトオルさんに絡む。昨日一日研究した結果だった。


あんな冷めた女がどう変わるのか見てみたいもんだ。
俺は期待した。

⏰:07/12/12 15:34 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#271 [あぃみ]
少し離れたカウンターから監視している俺のことなんて 気付く気配なく、乾杯から始まった。


しばらくすると、最初に受けた印象をくつがえすような笑顔、声で騒いでいた。たかしさんのキャラが好きなようで、綺麗な顔立ちをくしゃくしゃにして大声で笑うのだ。


でも俺は気付いた。
あの女はトオルを避けている。トオルの客なのに…

⏰:07/12/12 15:47 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#272 [我輩は匿名である]
書かないの?

⏰:08/01/02 23:23 📱:W52T 🆔:☆☆☆


#273 [あぃみ]
トオルさんがカウンターに来て一度腰を下ろした。


「おい、新入り、あの女いい女だろ?」

「純也です。」

「おれ、あいつだけは落とせねーんだよ畜生!」


黙ってみていたらトオルは内ポケットから何やら小さい袋を取り出し、白い玉をのんだ。


「トオルさん?それ、、」


「うるせー!見てろよ!」

⏰:09/04/09 10:17 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#274 [あぃみ]
エクスタシー


「ねぇ純ちゃぁん、これやってみない?」
「SEXがすごぉく気持ちいーから」


「ねぇ早く脱げよ、
純ちゃん、殺されちゃうよ」
「キャハハ、」


”ズキン” と傷口が痛んだ。

⏰:09/04/09 10:27 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#275 [あぃみ]
俺は 顔を叩いて目を冷ます。


トオルさんは女に迫っている。女は泣きだしそうな顔をしている。


気がついた時、俺はグラスを持って目の前まで進んでいた。


軽く自己紹介して座ろうとすると女が俺の腕を引っ張った。
冷めた女の印象は一気に吹き飛んだ。

⏰:09/04/09 10:33 📱:911SH 🆔:☆☆☆


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