「純也」
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#387 [あぃみ]
「はぁ?なんでだよ
あれ?あ!お前もしかして誕生日?」


「わりー。完全に忘れてたわ!金ねぇし、ごめんな」

…嘘ついてごめんな。
もう少しの辛抱だ。


あいみの肩をポンポンと軽くたたいた。

⏰:09/05/01 08:41 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#388 [あぃみ]
落ち込んだ様子で
俯いたあいみ。
「帰る」って怒って帰ってしまうかと心配したが
次の瞬間、笑顔を向けた


「けど前一回言っただけだたもんね。覚えてたら逆にすごいか!」


…覚えてたらすごいよな。俺は一週間ちょっと前にあいみのメールアドレスを見て気付いた。

⏰:09/05/01 08:48 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#389 [あぃみ]
そういえば店に来たとき「調度一ヶ月後に誕生日なんだ!一ヶ月だけタメだねぇ」って言っていた事がアドレスを見て思い出された。




…俺ら、今日で出会ってから一ヶ月なんだよ。

だから今日がよかった。だから今日まで頑張ってきた。





⏰:09/05/01 08:54 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#390 [み]
この小説好きです!イ

楽しみに待ってます!!

⏰:09/05/05 09:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#391 [あぃみ]
「み」さん☆
好きとか言ってもらえてホント嬉しいです!
ありがとうございます☆

今ちょっと仕事が忙しいので更新できなくてすみません。書く時は集中してやりたいもので…

コメントありがとうございました☆

⏰:09/05/06 09:56 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#392 [あぃみ]
二人で少しほろ酔い気分になってきた。
あいみも笑っているし、
とりあえず 大丈夫。


会計を済ませて店を出た。


車に乗り込むまであいみは俺の腕につかまって歩いて俺を覗きこみ、
「おいしかったね」と笑った。

⏰:09/05/11 20:10 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#393 [あぃみ]
あいみが笑うと
俺も自然に笑顔になる。

その笑顔が欲しい。
その笑顔を守りたいと
強く思った。


車に乗り込み、
あいみと俺の新居に
車を向かわせていた。


俺はまたりょうさんに
世話になって
知り合いを紹介され
そこで金を前借りして
昼間働いた。
あいみとの生活を思いうかべながら工事現場で身体を動かして
やっとアパートを借りた。

⏰:09/05/11 20:20 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#394 [あぃみ]
今日はこのまま
新居に向かい、
鍵を渡して 気持ちを伝える計画だ。




だけど
酒は俺の喜怒哀楽を激しくさせる。


ついさっきまで
腕を組んできたあいみが愛おしくてたまらなかった。


笑っているあいみが好きだ。


それなのに
あいみは携帯を開いたまま、一点を見つめていた。 「無」の世界でも見ているような目だ。


俺はこのあいみが好きじゃない。
俺が踏み入れられない剣幕の目だから。


しだいに苛立ちが
俺の頭を占領した。

⏰:09/05/11 20:31 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#395 [あぃみ]
すると一瞬だけ電話がなり、あいみはすぐに耳に当てた。


「もしもし?」


あいみの携帯からはかすかに声がもれていたけど ほとんど聞こえない。


あいみは何も変わることなく 相槌もいれず
ボーっと何かを見つめ、
無言で電話を切った。

⏰:09/05/11 20:53 📱:911SH 🆔:☆☆☆


#396 [あぃみ]
俺はイライラした。
あいみが笑わないと
楽しくないし、
せっかく一緒にいるのに
そんな態度で居られていたのでは
これからの 告白に持って行きにくい。



すると次第に
あいみは泣き始めた。


意味わかんねーよ。

⏰:09/05/11 20:56 📱:911SH 🆔:☆☆☆


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