「純也」
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#261 [あぃみ]
−−−続−−−−
「エピソード純也」
俺はもう、生まれ変わったんだ。女は使うもの。
女は、ものでしかない。
そう 思っていた。
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:07/12/04 22:45 :911SH :☆☆☆
#262 [あぃみ]
俺は一日に数人の女と会う。女からしたらデートなんだと思う。
俺にとってはゲーム。
今日も一人、ゲームオーバーに辿りついた奴がいた。
「純也、私達の関係ってなに?付き合ってるんだよね?」
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:07/12/05 01:42 :911SH :☆☆☆
#263 [あぃみ]
俺の白い分身を飲み干した女が上目使いで最後の言葉を口にした。
俺にとって「好き」はスタート。
「付き合って」はゲームオーバー。
ブルーのカラコンをして髪をグルグルに巻いた女。
名前は…みくだったか?
みゆだったかも。はっきりはわからない。だからいつも俺は女を「お前」と呼ぶ。
:07/12/05 01:51 :911SH :☆☆☆
#264 [あぃみ]
こいつは俺の作った迷路に、するりと入りこみ、簡単にゴールにたどりついた。
「お前、そうゆう言葉、鏡見てから言えよ。
てか、付き合ってるわけねーし」
ブルーの目からはたちまち大粒の涙が落ちる。
……快感だっ!
俺はこの快感をいつも待っている。
「あんた最低!」
そうだよ。よく出来ました!さよなら化粧の濃いギャルちゃん。
お前にもう用はない。
:07/12/05 02:01 :911SH :☆☆☆
#265 [あぃみ]
俺は女の泣く姿が大好きだ。
勝てた気になれる。
俺は高校に行っていない。
入院していた俺にもう一度表の世界に誘い出してくれた先輩がいる。
:07/12/05 11:01 :911SH :☆☆☆
#266 [あぃみ]
りょうさん。
彼には昔から何かと世話になっていた。
俺の事情をよく知っている彼は俺を救おうと必死だった。
そして、俺はりょうさんに仕込まれて、「ゲーム」を楽しむようになった。
女のコントローラーを今では自由に操れる。
:07/12/05 11:15 :911SH :☆☆☆
#267 [あぃみ]
尊敬するりょうさん。
俺の上達を認めてくれたんだとわかったのが
ボーイズバーへの誘い。
俺は新しい俺になった。
しかしそこには
俺よりさらに上手の奴らがいた。店で女を抱いちまうなんて…
彼らのゲームオーバーは俺のゲームオーバーとは少し違うみたいだ。
:07/12/05 11:44 :911SH :☆☆☆
#268 [あぃみ]
二日目。
この日は暇だった。
奥でグラスを拭いていると二人の女が来店した。
小さくて可愛いらしい茶髪の女と細くて長身の綺麗な女。
「いらっしゃいませ」
挨拶する俺の横を足早に横切る女。
俺の声はまったく届いてないみたいだ。
真っ先にNo.1である、りょうさんに駆け寄っていった。
:07/12/05 11:52 :911SH :☆☆☆
#269 [あぃみ]
−冷めた女−
その女の後ろにいた女。俺が初めて見たあいみは
俺に冷めた印象を与えた
世の中では「綺麗」と呼ぶだろうか。スラッとしたスタイルで細くて白い。少し眠たそうな目は色気をのぞかせる。
明るすぎない髪色をフワフワにセットしている。
トオルさんに迎えられていた。
:07/12/12 15:22 :911SH :☆☆☆
#270 [あぃみ]
ナンバー2のトオルさん。
ナンバー1のりょうさん。
二人が普通の客よりも
丁寧に迎えている。
Vipなんだと確信した。開店前からトオルさんが妙に気合いを入れていた訳がわかった。
トオルさんに付かれたら、だいたいの女は骨が抜けたようにトオルさんに絡む。昨日一日研究した結果だった。
あんな冷めた女がどう変わるのか見てみたいもんだ。
俺は期待した。
:07/12/12 15:34 :911SH :☆☆☆
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