「純也」
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#96 [あぃみ]
94さん

ありがとう


頑張ります

これからも応援してくれると嬉しいデス


:07/11/06 10:36
:911SH
:☆☆☆
#97 [あぃみ]
私は急いで通話ボタンを押し平然をよそおい、冷めた声で出ようとした。
「…………!」
…声が出ない。
なんで?純也?
そういえば電話誰からか確認しなかった。
純也?
…声が出ないよ。
…どうしよう。
:07/11/06 10:41
:911SH
:☆☆☆
#98 [あぃみ]
「あ、俺だけど。」
…えっと、
この声は、純也じゃない。えっと、懐かしい感じ。
……!
最後に聞いたのは……
………!!!
まさる!?
:07/11/06 10:44
:911SH
:☆☆☆
#99 [あぃみ]
懐かしい声に耳をかたむけた。
「なぁ、出かけるなんて、わかりづらい事言ったの気にしてんだろ?なんもないよ。心配かけてごめんな。」
…純也?まさる?
でもまさるの声。
「いまから逢いたい。
行くから、そこにいてよ」
電話が切れた。
まさるが来るはずがない。だってまさるは入院してるし、話せないし、動けないし、、
頭がパニックになる。
:07/11/06 11:01
:911SH
:☆☆☆
#100 [あぃみ]
するとまた携帯が光った。ワンコール。
まさるがいつも「ついたよ」で送るサイン。
私は半信半疑で外に出てみた。
いつもの愛車のバイクにまたがる姿。
懐かしい制服を着たまさるがそこにいた。
まさるーー!
叫ぼうとしても声が出ない。
走ってまさるに近づいた。
:07/11/06 11:05
:911SH
:☆☆☆
#101 [あぃみ]
いつもそうだった。
まさるは私の気持ちをすぐに理解する
なんでもお見通しで、
なにかあるとすぐに謝りにやってくる。
「ごめんな」って。
「嫌いにならないで」って。
事故にあった夜も喧嘩していた。
たしか…
まさるが、どこに行くか言わなかったから、私がすねて……
:07/11/06 11:09
:911SH
:☆☆☆
#102 [あぃみ]
まさるの元に着くと
息を切らした私に優しい笑顔で言った
「走らなくてもいーのに、ごめんな。」
私をギュッと抱き寄せてくれて頭をポンと叩く。
まさるの香り。
安心できる温もり。
私は嬉しくて涙が溢れる。心の中で何度もまさるの名前を呼んだ。
:07/11/06 11:14
:911SH
:☆☆☆
#103 [あぃみ]
なんか遠くから音楽が聞こえる。
だんだん音が近くなり、
私はハッと目を覚ました。
たしかに感じたはずなのに、まさるはいない。
まさるの優しさ…
夢…だったのか?
すごく切ない気持ちになった。
私がボーっとしているのをさっきから邪魔するのはこの着信音。
着信音? …電話だ!!
:07/11/06 22:21
:911SH
:☆☆☆
#104 [あぃみ]
着信元は…
「純也」
時間は…あれから、
大分たっていた。
:07/11/06 22:23
:911SH
:☆☆☆
#105 [あぃみ]
私は頭がこんがらがっていて、平常心をたもってなんていられなかった
「純也!誰とどこ行ってたのよー!」
三秒後に、後悔した。
「はー?なんでそんな事俺がお前に言わなくちゃいけないわけ?うざいんですけどー!」
私はガーーっと一気に落ちた。
「……ごめん。」
:07/11/06 22:29
:911SH
:☆☆☆
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