僕⇒俺
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#109 [氷雨]
「んな怒鳴らなくてもさぁ〜」
「ふん!本気で仕事しないからだ!そんな事してないで、陽に手本でも見せてやったらどうなんだ?」
呆れた声で雅をけしかける。
「ああ〜!!それいいな!陽?少し孝裕の隣に行って俺の本気見ててくれねぇ?」
ニッと笑って、孝裕のけしかけに乗ってはりきる。
「あ!はい!!」
:08/01/11 22:46 :D704i :☆☆☆
#110 [氷雨]
見てみたい!ただただ俺は思った。雅さんの本気を…
孝裕さんの近くで邪魔にならない所で俺は雅さんの本気を見る。
「雅、集中…」
孝裕さんの力強いけれど静かな声が響いた。
雅さんは目を閉じて集中している。
カシャッとカメラの音がすると雅さんの目がスッと開かれた。
:08/01/11 23:29 :D704i :☆☆☆
#111 [氷雨]
ニッと笑って楽しそうに雅さんが舞う。
本当は舞ってなんかいないんだけど…なんだか舞ってるんだ。
目が違う。動きが違う。
惹き付けられる。
時にはかっこよく、時には妖艶に…
こんな人に追いつける訳がない。
:08/01/11 23:39 :D704i :☆☆☆
#112 [氷雨]
「すごい……」
全く違う世界。
何もかもがかっこいい…
バチッと目が合う。
なぜかカァァァァと体が熱くなった。
息をする間もない。
もっと見てたい。
憧れの世界。
:08/01/11 23:47 :D704i :☆☆☆
#113 [氷雨]
「陽、入って」
静かに俺に孝裕さんが指示する。
ハッと我に返る。魅了っていうのはこういう事…
あの光の世界に俺が入っていいのか?
「陽?大丈夫だから来い!」
雅さんが心配して俺に声をかけてくれる。
「はい!!」
俺はあの光に入りたかった。
俺もあの人みたいになりたい。
:08/01/12 00:02 :D704i :☆☆☆
#114 [氷雨]
俺は走り出して雅さんと並んだ。
自分を出したい。
この人達に認めてもらいたい。
カシャカシャと鳴る音が気持ちよかった。
「陽!もっと笑って!カメラの音を楽しめ!!」
孝裕さんの声も今では怖くない。
「はい!!」
期待を裏切りたくなかった。
:08/01/12 00:07 :D704i :☆☆☆
#115 [氷雨]
――――……
「お疲れ様」
カメラの音が止む。
「陽!お前やっぱ最高!連れて来て良かったぜ」
雅さんは俺の肩を引き寄せて俺の頭をグシャグシャ撫でる。
「狽・ぇえええ!?ちょっと!せっかくカッコ良くセットしてもらったのに〜」
ちょっと拗ねる。
「ごめんごめん!なんだか嬉しくって!!」
:08/01/12 00:13 :D704i :☆☆☆
#116 [氷雨]
だいぶ興奮気味に満面の笑みで俺に笑いかける。
「はぁ…雅、テンション高すぎ。けれど…雅に付いて来れる子がいるなんでビックリだな…、引けもとらないし」
孝裕さんが近寄り俺を誉めてくれた。(よな?)
「ああ…俺も!こんなに付いて来れるなんて思ってなかった」
「雅さん……そんな無計画で俺を連れて来たんですか?」
少し負のオーラを出す。
:08/01/12 00:18 :D704i :☆☆☆
#117 [骸]
頑張って[
:08/01/12 11:18 :W51S :☆☆☆
#118 [骸]
頑張ってト
:08/01/12 13:03 :W51S :☆☆☆
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