僕⇒俺
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#142 [氷雨]
雅さんが伸びをしながら聞く。
「はい!」
それに元気よく返事する。
「それでさ、明日予定有り?」
俺の顔を覗き込みながら尋ねる。
けど…その時、俺にメールが届いた。
:08/01/13 23:35 :D704i :☆☆☆
#143 [氷雨]
《FROM 葉山 美咲》――――
撮影お疲れ様
どうだった
陽なら絶対成功してるよね
明日
も買い物しない
返事待ってます
――――――――――――――
「あ〜…何か葉山さんと計画の続きがあるみたいです」
少し残念だけど、葉山さんのメールがすごく嬉しくてすぐに返事する。
「そっかぁ〜…また誘う!!んで家どこ?」
今は雅さんに車で送ってもらってる途中で…
:08/01/13 23:40 :D704i :☆☆☆
#144 [氷雨]
「え…?ぁあ〜!そこ右だったんですけど……」
次の瞬間チョップが飛んできた。
「言うの遅せぇし!」
「すみませ〜ん…」
家に着いたのは夜の11時頃。
帰ってきた俺に両親はなぜか倒れそうになるし、挨拶に来た雅さんには絶叫するしで意味の分からない日になった。
また明日、絶叫した訳聞いてみよ…そう思いながら目を閉じ眠りについた。
:08/01/13 23:48 :D704i :☆☆☆
#145 [氷雨]
――朝――……
「おふぁよ〜〜」
欠伸をしながら階段を降りる。
「おはよ……」
お母さんはなんだか変な顔をして見上げてること。
……………?
「お母さん?何…?そんなジロジロ見て…」
思わず声にでてしまう。
「本当に…陽なのよね?」
一言目にでたのはこの言葉。
:08/01/15 21:46 :D704i :☆☆☆
#146 [氷雨]
「はい…!?」
マヌケな声が出る。
「ああ〜そのマヌケな声は陽だわ…」
どういう意味?って聞きたかったけど抑えて…
「陽だよ?昨日から何なの!?」
昨日からなんだか他人行儀で…
「陽って格好良かったのね〜…ジャニーズに入れておくべきだったかしら……」
なんてブツブツ言ってる。
:08/01/15 21:51 :D704i :☆☆☆
#147 [氷雨]
「お〜い…お母さん?大丈夫〜?」
「大丈夫よ!ああ〜もうやっぱり彩史[サイシ]の息子だったんだ〜〜」
また独り言?
あ!彩史は父さんの名前ね。
「もういいや!納得!!陽〜、三依[ミヨリ]起こして来て〜」
三依は妹です。
「いいんかい!!はいはい〜」
ある程度ツッコミも忘れずに返事をして妹を起こしに行く。
:08/01/15 22:00 :D704i :☆☆☆
#148 [氷雨]
俺…三依すっごい苦手なんだ。
起こしに行くと『何!勝手に入ってんの!?』とか『うわっ!最悪』とかいつも言われるんだよな…
はっきり言って嫌われてる…
だからここ2・3日会ってないし…
はぁ…とため息をはきながら戸をノックする。
「三依〜…?起きてる?」
:08/01/15 22:05 :D704i :☆☆☆
#149 [氷雨]
ノックしても外から声をかけても何も返ってこない。
………完璧、寝てる。
またため息をついて戸を開けた。
ベッドですやすや眠る妹…
寝てる時だけは可愛い。
普通に可愛い顔してるんだろうけど…家での性格は最悪…
「三依〜!起きろ〜〜!!」
:08/01/15 22:12 :D704i :☆☆☆
#150 [氷雨]
体を大きく揺さぶる。
1つ言っておくと…うちの起床は休日でも遅くて8時!って事になってる。
「んん…陽にぃ…?ん…んん!!?」
ガバッと急に起き上がる。
「うわっ!!」
間一髪おでこをかすっただけですんだ。
「す…す…すみません!陽兄のお友達ですか!?もう…私、こんな格好……」
:08/01/15 22:17 :D704i :☆☆☆
#151 [氷雨]
真っ赤でしかもなんだか可愛らしい…
「えっと…陽だけど…?」
なんか言いづらいなぁ…と思いながらも真実を伝える。
「また〜そんなう…そ……」
ガッと両手で顔を掴まれ正面を向かされる。
あ〜…あった……2日前にも同じような事が…
「陽兄!!?」
妹はビックリして今までにない大声で叫んでた。
:08/01/16 07:36 :D704i :☆☆☆
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