僕⇒俺
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#10 [氷雨]
―ATTRACTIVE―
僕は今、美容室にいるみたい。
みたいと解釈するわけは…床屋にしか行った事のない俺には眩しすぎるくらいに店内が豪華に感じるから……
「何、ボーと突っ立ってんの!和樹[カズキ]いる!?」
店に入るなり大声で店員を呼ぶ。
「はいはぁい。あれ?美咲か?久しぶり!!」
:07/12/23 02:08 :D704i :☆☆☆
#11 [氷雨]
髪は程よくワックスで固められ前髪はヘアピンで上へ束ねられていて、とてもかっこいい男の人が走って向かってくる。
犬のように……
「和樹、ストップ!!客だよ」
ぶつかるんじゃないか、というくらいギリギリでストップをかけ、僕を紹介する。
「あ…よろしくお願いします」
:07/12/23 02:14 :D704i :☆☆☆
#12 [氷雨]
「客?あ…ほんとだ。ごめん、気付かなかったし」
悪びれる様子もなく、謝られても…
なんて思うけど、言う勇気もない。
「私の彼氏だから、思いっきりかっこよくしてやって」
……………?
「ぇぇぇぇえええ!?」
和樹(さん)と僕は同時に驚きの声をあげた。
:07/12/23 02:20 :D704i :☆☆☆
#13 [我輩は匿名である]
:07/12/23 09:15 :F904i :☆☆☆
#14 [氷雨]
匿名サン
ぁりがとぅ♪頑張ります!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「こいつが美咲の彼氏!?ありえねぇ…!つか、許さねぇ!」
もの凄い怒りながらも目が輝いてるのは何故…?
「あ…、ぇ……?葉山さん?いつ僕が彼氏になっ…?」
全て言い終わる前にシーと葉山がジェスチャーする。
……………?
:07/12/23 09:59 :D704i :☆☆☆
#15 [氷雨]
意味が分からなかったけど、どうする事もできない僕は葉山さんに従った。
けど、次の瞬間…
ぐいっと手を引っ張られて椅子へいつの間にか着席していた。
「え………?」
和樹が僕の顔を覗き込む。
顔を隠していた前髪をおでこが見えるくらいに上にやる。
「あれ?お前さぁ……」
:07/12/23 10:05 :D704i :☆☆☆
#16 [氷雨]
すると、葉山が駆けてきて、和樹に耳打ちする。
僕には聞こえなかったけど…
「なるほど…!さすが美咲!!おい!お前!!名前は!?」
いきなり名前を聞かれて戸惑っていると…
「名前だよ!自分の名前くらいわかるだろ!?」
和樹が大丈夫かよ…?みたいな声で後押しする。
「陽!いい男になれないぞ」
:07/12/23 10:12 :D704i :☆☆☆
#17 [氷雨]
「ぅ……梨本 陽です」
「陽?うっしゃ!陽!俺がお前を変えてやるからな!!美咲の為に!」
ぇ………?
葉山さんもなんだかうんうん頷いてるし…
「陽〜、私は服選んでくるからカッコ良くなっててね」
最後にハートがついてるんじゃないかってくらいの笑顔とウインクで葉山は美容室から出て行った。
:07/12/23 10:44 :D704i :☆☆☆
#18 [馨]
面白いデスよxこれからも頑張れツ
:07/12/23 11:36 :W51S :☆☆☆
#19 [氷雨]
馨サン
ぉもしろぃですか♪!?
すごぃ嬉しいです!!ぁりがとぅ♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「なぁ…陽?お前、本当に気付いてない?」
僕は目を点にする。
「へ…?何にですか?」
「敬語やめろ…、いや、別に…しかし、もったいねぇなぁ…」
もう本当に意味がわからない。
:07/12/23 11:58 :D704i :☆☆☆
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