僕⇒俺
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#245 [氷雨]
「陽兄〜!今度♪紹介してね」
妹は横を通り過ぎながら階段をのぼってる。
………………?
誰を……?
意味がわからない。
「陽!やるなぁ〜こんっな可愛い彼女♪」
お父さんが俺に気づいて話しかける。
「は……?」
:08/02/04 20:53 :D704i :☆☆☆
#246 [氷雨]
「こんな…キスしながら写真撮らなくても……」
お母さんは照れながらブツを俺に渡す。
「あ………!ぁぁぁぁあああ!!勝手に見んなよ!!」
俺はブツ。もとい、プリを必死に隠す。
「もう見ちゃった♪今度の日曜に紹介してねっ」
お父さんは楽しそうにカレンダーの次の日曜にハート印をつけた。
:08/02/04 20:58 :D704i :☆☆☆
#247 [氷雨]
「つか!!付き合ってな……」
途中で言葉を切る。
付き合ってないのにキスしたのか!!と説教されるのが目に見えたから…
「ああ…予定、聞かないと…」
無理矢理、誤魔化す。
「そうよ〜…彩史〜焦りすぎなんだから〜〜」
たぶんお母さんに助けられた。
:08/02/04 21:02 :D704i :☆☆☆
#248 [氷雨]
「そうか……」
と、お父さんが肩をおとす。
「じゃあ…俺、もう寝るから」
いち早くその場から逃げたくて扉を閉めて階段をあがり部屋へ入った。
…………………。
ベッドの上に仰向けに寝転び考える。
:08/02/04 21:10 :D704i :☆☆☆
#249 [氷雨]
そっか、俺…葉山さんとキス…
唇を指でなぞる。
事故とはいえ、俺のファーストキスが葉山さん。
嬉しいような悲しいような…
「事故だもんな…葉山さんの意志じゃない……」
俺は葉山さんの何なんだ?
またあの疑問が胸をよぎる。
:08/02/04 21:15 :D704i :☆☆☆
#250 [氷雨]
―……〜♪〜〜♪♪〜…
突然の音楽にビックリして携帯を見る。
誰かな……?
―………北原 愛美……――
携帯のサブ画面に名前が流れた。
「あ!!メール返してない!」
葉山さんの事で必死でメール、てか…携帯自体忘れてた。
:08/02/04 21:19 :D704i :☆☆☆
#251 [かなみ]
:08/02/06 15:39 :SH903i :☆☆☆
#252 [氷雨]
かなみ
さん
ァンカー
ありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄急いで俺はメールを開いた。
――【FROM 北原 愛美】――
こんばんは
ごめんなさい
突然会ったばっかりなのに
アドなんて聞いちゃって…
――――――――――――――
俺はすごく気を使わせたと思いすぐにメールを返す。
:08/02/07 20:36 :D704i :☆☆☆
#253 [氷雨]
―――【TO 北原さん】―――
ごめんね
遊んでてメールに気づけなかった
大丈夫だよ
メールなんてあまりしないから
遅くなったりすると思うんだ…
――――――――――――――
長くなったかな?どんなメールをしたらいいんだろう?
俺がメールを送ったのはこれから5分も後だった。
:08/02/07 20:42 :D704i :☆☆☆
#254 [氷雨]
な…情けない……
本当に俺ってダメだなぁ。
なんて実感してるとすぐに携帯の音が響く。
「女の子って…メール打つの早いよな…」
なんて見習いながらメールを見る。
:08/02/07 20:50 :D704i :☆☆☆
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