僕⇒俺
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#672 [氷雨]
帰り際、北原さんは満面の笑みでそう言うと手を振り玄関の扉をパタリと閉めた。
「俺も!俺もすごく楽しかった!ありがとう」
閉まった扉へ叫んだけれど、絶対に北原さんは聞いてくれている。
そう思い、叫んだ。
その後は早足で帰宅し、明日の事を考える。
《伝えないと……》
そう決心すると拳をギュッと握り締めた。
:08/05/31 10:32 :D704i :☆☆☆
#673 [我輩は匿名である]
:08/05/31 12:20 :N902iX :☆☆☆
#674 [氷雨]
我輩さん
アンカーありがとう!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
けれど、小宮にはなんて言ったら?
問題は残っていた。
小宮は葉山さんが好き。そして…、俺も……。
気持ちを伝える。
それは、小宮を裏切る事になるんだ。
:08/05/31 21:37 :D704i :☆☆☆
#675 [氷雨]
《俺の気持ち……》
伝える前に小宮に話そう。
そう決めた。
明日……、…………?
「明日っ!!学校休みだ!!」
明日は土曜日。
思わず叫んでしまう。
それは完全な計画ミスだった。
けれど、タイミング良く携帯がなる。
:08/05/31 22:19 :D704i :☆☆☆
#676 [氷雨]
誰……?
少し遠くで鳴っている携帯を手を伸ばして取ると画面には《小宮》の名前が出ていた。
メールを開くと『明日
遊ぼ
』そう写し出されていて、メールからも無邪気さが醸し出されているような…
小宮らしさ満点のメールだった。
思わず、にっこりと笑ってしまう。
:08/05/31 22:29 :D704i :☆☆☆
#677 [氷雨]
そして、すぐに返事した。
『うん
久しぶりだし
楽しみだ
』
明日、遊ぶ時間と場所を決めると明日の為に早めに眠りについた。
1つ、決意をした。
《明日…話そう》と……、
:08/05/31 22:34 :D704i :☆☆☆
#678 []
:08/06/01 07:59 :P903i :☆☆☆
#679 [氷雨]
さん
アゲありがとう!!嬉しいですっ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「陽ーー!!?」
小宮が俺を呼ぶ。
久しぶりに遊ぶのに、俺の意識は他へ行ってしまっていた。
「あ……、ごめん!!」
小宮の声で意識を取り戻す。
心配そうな顔で俺を覗き込む小宮にズキリと胸が何度も痛む。
:08/06/02 13:36 :D704i :☆☆☆
#680 [氷雨]
俺を心配してくれる小宮を俺は裏切るんだ。
俺は自分を責め続けていた。
「大丈夫か?体調悪い?」
本当に小宮はいい友達なんだ。
俺は伝えてもいいのか?
今になって、その疑問が頭をよぎる。
心配そうに見る小宮に、「大丈夫!ありがとう」と、言いにっこり笑った。
:08/06/02 13:40 :D704i :☆☆☆
#681 [我輩は匿名である]
:08/06/02 16:57 :SH704i :☆☆☆
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