僕⇒俺
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#335 [氷雨]
手紙の横には1万円が置かれていた。
晩ご飯、どんだけ食うんだよ…
なんて思ったけど、少し考える。
2人で……?
三依は??
嫌な予感がして三依の部屋までいくと戸を勢い良く開けた。
:08/02/29 21:54 :D704i :☆☆☆
#336 [氷雨]
そこには………
すやすや気持ち良さそうに眠っている我が妹。
「三依ーーー!!遅刻だぞー!!!!!」
俺が大きな声で叫ぶと無意識であろう足で布団を蹴り上げた。
布団が宙を一瞬、舞う。
:08/02/29 21:58 :D704i :☆☆☆
#337 [氷雨]
「遅刻!!!??」
三依は【遅刻】という言葉を聞くと、すぐに起きる事を最近知った。
「やばいってー…!!」
三依は洗面所まで飛んでいき、化粧等を始める。
「朝ご飯は食べる?」
俺が叫ぶと……
:08/02/29 22:01 :D704i :☆☆☆
#338 [氷雨]
「当然!!」
化粧の前に食べなよ…って思ったけど、たぶん混乱してるんだろな。
三依は俺の言った通り…
「あ゛!食べる前に化粧しちゃった!!」
って朝食中に叫んだ。
俺も三依も準備を済ませると、ほぼ同時くらいに家を出た。
:08/02/29 22:04 :D704i :☆☆☆
#339 [氷雨]
学校は違うので途中までは一緒に登校。
「うわー……やっぱり振り返るねー…」
三依が突然、呟いた。
「は………?何か辛い事があったの?」
俺は過去の心配をして三依に尋ねる。
「いやいや……つか、中身はやっぱ陽兄だね」
:08/02/29 22:08 :D704i :☆☆☆
#340 [氷雨]
「え………?」
三依を見ると、ニッと笑っていった。
「マヌケだもん」
昔の悪戯っ娘だった三依を思い出す。(今もだけど…)
「何それ……兄に向かって失礼だぞ!」
俺は昔に戻れたみたいに嬉しくて調子にのる。
:08/02/29 22:12 :D704i :☆☆☆
#341 [氷雨]
「ハハ…ばぁーか……んじゃね」
「うん、またね」
三依と学校の別れ道になり、暴言を吐かれながら手を振った。
――――……
「やっとついた……」
遅刻をしたので足取り重く、学校に着くと自然と呟いた。
:08/02/29 22:15 :D704i :☆☆☆
#342 [氷雨]
「お!梨本ー!!珍しいな!遅刻なんてーー…今から出席にしとくなあ」
声が響き顔を上げるとりっちゃんだった。
小宮の奴…。全然怒ってないじゃん!!
少し恨みながらも靴を履き替え教室に向かった。
:08/02/29 22:18 :D704i :☆☆☆
#343 [氷雨]
「あ…梨本君だあーー」
着いた時間はちょうど休み時間だった。
やっぱり、学校中に知れ渡ってるみたいであちこちから声が聞こえる。
はぁ……俺、目立つの苦手なのに…
若干半べそかきながら、教室の扉を開けた。
:08/02/29 22:22 :D704i :☆☆☆
#344 [氷雨]
「あ!陽ーー!!おーーーーはよっ」
小宮のいつもの体当たり。
よけたつもりなのに何故か腹に直撃。
「んぐっ…!!こーみーやーー…毎日…毎日、痛いんだってば!」
小宮の頭を軽く叩く。
:08/02/29 22:25 :D704i :☆☆☆
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