僕⇒俺
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#440 [氷雨]
ずっと扉を見ていると、携帯が震えた。
画面には【北原 愛美】と出ていた。
―――From 北原 愛美―――
今日
学校
終わったら
陽君の学校まで行くね
――――――――――――――
俺の彼女か…………
初めての彼女……
:08/03/31 12:24 :D704i :☆☆☆
#441 [氷雨]
メールを見ながら呟いた。
そして、返事を送る。
――――To 北原 愛美――――
いいよ
俺が北原さん迎えに行く
ごめんね、気を使わせて
――――――――――――――
少しは彼氏らしい文になってるかな?
そんな事を思いながら俺は【送信】を押した。
:08/03/31 12:28 :D704i :☆☆☆
#442 [氷雨]
「なぁ…陽?葉山さんとはどなったの?」
突然の小宮の言葉にびくりと震えた。
小宮と高槻は昨日の事を心配してくれているのだろう。
「あーーー…仲直りしたよ」
俺はにっこり笑った。
それは本当の事だから。
:08/03/31 12:35 :D704i :☆☆☆
#443 [氷雨]
「マジ!?良かったーー!校門見たら知らない女の子いるし、葉山さん、走って帰るし、俺どうしようかと」
小宮は安心したように言うと笑った。
高槻も「俺も心配した」そう言って笑ってくれた。
すごくいい友達だ。
:08/03/31 12:40 :D704i :☆☆☆
#444 [我輩は匿名である]
:08/03/31 13:30 :D903i :☆☆☆
#445 [氷雨]
我輩サン
アンカーありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「それでさ………」
小宮は含みのある言葉で俺を見た。
俺は目を丸くして「何…?」と答えた。
小宮の続きは予想もしていなかった言葉で…
:08/04/02 22:13 :D704i :☆☆☆
#446 [氷雨]
「あの女の子、誰っ?」
と、いう興味津々で明るい声の質問だった。
俺は一瞬にして【北原さん】だとわかった。
い…言うべきかな?
「あー………彼女?」
最後の『彼女』は聞こえないような小さな声で…
:08/04/02 22:23 :D704i :☆☆☆
#447 [氷雨]
「へ…………?」
小宮には聞こえたみたいで間の抜けた声が発せられた。
目が合い、へらっと笑った。
「陽が1番か……」
高槻は溜め息をつきながら何かを言った。
小宮と俺は顔を見合わせて高槻に視線を送り、
「「何か言った?」」
:08/04/02 22:51 :D704i :☆☆☆
#448 [氷雨]
同時に言った。
高槻はぷっと吹き出し笑うと俺に尋ねた。
「彼女…できたんだろ?」
何故かすごく悲しそうな顔で俺の顔を覗く。
嫌な予感がして高槻の顔を見る。
「なあ…、高槻ってゲイ?」
:08/04/02 23:00 :D704i :☆☆☆
#449 [氷雨]
高槻はフリーズしたかのようにあんぐりと口を開けて放心している。
俺のそんな不安をよそに小宮は隣で馬鹿笑い。
「…って!!んなワケねえだろ!!!」
高槻は自分を取り戻すとノリツッコミした。
「良かったーーー!本気で悲しそうな顔するからだよ」
:08/04/02 23:19 :D704i :☆☆☆
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