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#648 [氷雨]
「な……にを…?」

小さく呟くと三依は苦笑いした。

俺は表情の意味が全くわからなくて、パニック寸前だった。

すると、三依は話し始める。


「愛美は全部お見通しだったよ。『陽君にはね!すっごく好きな人がいるんだ……、いつか別れる時が来ても、《ありがとう》って笑顔で見送るよ』って、言ってた……」


それは大きな瞳にたくさんの涙を溜めながらだったけれど、三依はそれを言う事をしなかった。

⏰:08/05/19 20:43 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#649 [774ch]
頑張れ-

⏰:08/05/20 23:14 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#650 [氷雨]
774chさん
ありがとう!風邪でダウンしてましたぁ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺は言葉を失う。


どうして?どうして、そんなに……

自分を犠牲にしてまで好きでいてくれるの?


俺の瞳には知らぬ間に涙が滲んでいた。

⏰:08/05/22 21:48 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#651 [亜美]
頑張って~
ずットみてますから_A

⏰:08/05/22 21:50 📱:W52CA 🆔:☆☆☆


#652 [氷雨]
「げっ!陽兄!?」

なんとも場違いな声に俺は少し苦笑いする。


「大丈夫だから…、三依、ありがとう」

男らしくなく瞳に涙を溜めて思いを口にする。

三依は安心したように、ホッとため息をついた。

「それでも、男か!!」

最後にはやっぱり生意気な台詞を吐いたけれど、俺はそれに対して優しく笑った。

⏰:08/05/22 21:53 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#653 [氷雨]
亜美さん
ありがとう!頑張ります!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


次の日、俺は北原さんを放課後学校まで迎えに行った。


「ごめん!待たせた!?」

息を切らせて尋ねると北原さんはクスクス笑って…

「全然だよ!私も今、校門に来た所」

そう言って微笑んだ。

⏰:08/05/22 21:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#654 [氷雨]
優しくてふんわりとした雰囲気。

大人しそうに見えるのに内には強さを隠してる。


そんな女の子。

「陽君、今日はどこに行く?」

そう言いながら、さり気なく手を繋ぐ。

小さくて壊れそうな、手をソッと握り返した。

⏰:08/05/22 22:03 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#655 [氷雨]
「あのね、今日…ちょっと話があるんだ」

俺は意を決して呟くように告げた。

北原さんは驚きもせずにコクンと首を縦に振る。

「うん!公園、行こっか」

俺は手を引っ張られて北原さんに着いていく。


公園には散歩をしている人やサッカーをしている子供達がたくさんいた。

⏰:08/05/22 22:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#656 [氷雨]
冬だというのに意外と人はたくさんいて俺は驚いた。

「驚いてる」

北原さんはまたクスクス笑って俺をベンチまで引っ張り、ベンチへ腰掛けると隣をパシパシ叩いた。


「ここ!」

俺は北原さんの隣に腰掛ける。

⏰:08/05/22 22:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#657 [氷雨]
「私ね!この公園、大好きなんだ。だから陽君と来たかったの」

北原さんは優しく微笑む。


俺は今から、最低な事をしようとしていれのに…

北原さんは優しい笑顔をくれる。


けれど……

俺は口を開く。

「北原さっ………………」

⏰:08/05/22 22:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


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