僕⇒俺
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#676 [氷雨]
誰……?
少し遠くで鳴っている携帯を手を伸ばして取ると画面には《小宮》の名前が出ていた。
メールを開くと『明日
遊ぼ
』そう写し出されていて、メールからも無邪気さが醸し出されているような…
小宮らしさ満点のメールだった。
思わず、にっこりと笑ってしまう。
:08/05/31 22:29 :D704i :☆☆☆
#677 [氷雨]
そして、すぐに返事した。
『うん
久しぶりだし
楽しみだ
』
明日、遊ぶ時間と場所を決めると明日の為に早めに眠りについた。
1つ、決意をした。
《明日…話そう》と……、
:08/05/31 22:34 :D704i :☆☆☆
#678 []
:08/06/01 07:59 :P903i :☆☆☆
#679 [氷雨]
さん
アゲありがとう!!嬉しいですっ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「陽ーー!!?」
小宮が俺を呼ぶ。
久しぶりに遊ぶのに、俺の意識は他へ行ってしまっていた。
「あ……、ごめん!!」
小宮の声で意識を取り戻す。
心配そうな顔で俺を覗き込む小宮にズキリと胸が何度も痛む。
:08/06/02 13:36 :D704i :☆☆☆
#680 [氷雨]
俺を心配してくれる小宮を俺は裏切るんだ。
俺は自分を責め続けていた。
「大丈夫か?体調悪い?」
本当に小宮はいい友達なんだ。
俺は伝えてもいいのか?
今になって、その疑問が頭をよぎる。
心配そうに見る小宮に、「大丈夫!ありがとう」と、言いにっこり笑った。
:08/06/02 13:40 :D704i :☆☆☆
#681 [我輩は匿名である]
:08/06/02 16:57 :SH704i :☆☆☆
#682 [氷雨]
我輩さん
アンカーありがとう!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そかぁ?無理すんなよ?」
優しすぎて、いい奴すぎて苦しい。
けれど、言わないと始まらない。
俺はそれからは、いつ言おうかと機会を伺いながらもおもいっきり遊んだ。
そして……
:08/06/02 20:59 :D704i :☆☆☆
#683 [氷雨]
「あのさ、俺…小宮に言わないといけない事があるんだ…」
それは少し遊び疲れて日陰のベンチで缶ジュースを飲んでいる時だった。
小宮は不思議そうに俺を見た。
「何なに?真剣な顔して?」
俺の雰囲気を読み取ったのか笑いながらも瞳は真剣に俺を見てくれている。
俺は緊張でゴクリと喉を鳴らした。
:08/06/02 21:14 :D704i :☆☆☆
#684 [氷雨]
「お…れ……、俺さ…」
声がかすれて上手く言えない。
けれど…
「小宮……、俺は葉山さんが好きなんだ」
言葉を繋げて話す。
小宮の瞳を見つめて、必死に伝えた。
瞳は一瞬、ぐらりと揺れた。
それがどういう意味なのかはわからなかったけれど、俺は心の中でビクリと震えた。
:08/06/02 21:32 :D704i :☆☆☆
#685 [氷雨]
小宮に嫌われてしまうんじゃないか。
親友が離れていくのは嫌だ。
けれど…
小宮は俺に話してくれた。
俺も話さないと。
けれど、そう思っても本当は怖い。
早く何かを言って欲しい。言って欲しくない。
:08/06/02 21:39 :D704i :☆☆☆
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