僕⇒俺
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#91 [氷雨]
聞き覚えのある声が……

ドクンッと心臓の音が早くなる。


「あ!雅!!陽、かっこよくなったでしょ?」

そう言って自慢するように僕に手を広げて、紹介する。


「ぉお!マジだ!まぁ〜服が1番かっこいいけどな〜」

自分で仕入れた自慢の服を自慢する。

⏰:08/01/10 23:09 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#92 [氷雨]
「まぁね。雅に任せたら100%素材よし、デザインよし!だしね〜」

「よくわかってんじゃん〜!よっしゃ!陽行くか!美咲も送るから車乗れ」


「はぁ〜い♪」
「はい!」

2人同時に返事する。



――――――………

「雅!ありがとう!陽、任せるからかっこよくしてね。それじゃあ〜〜」

⏰:08/01/10 23:20 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#93 [氷雨]
手をひらひら振って扉を閉めた。

「よし!行くかぁ〜〜!陽?」
「はい?」

「覚悟しとけよ!」

ニヤッと笑う。

嫌だぁぁぁぁぁ!葉山さんの言った通りだ…絶対……。

絶望感を覚えながら雅さんと楽しく話をしながら撮影場所へ着いた。


――――……

⏰:08/01/10 23:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#94 [氷雨]
「こんばんは〜〜!孝裕いる〜!?」

ザワザワした撮影場所にやたら大きな声で雅さんは叫ぶ。

「雅さん!こんばんは〜。前の雑誌、すごくかっこよかった!うちのカメラマンじゃなかったのが残念だけどね〜…」

関係者っぽい人達が雅さんの周りに集まる。


「雅?来た?あれ…?言ってた子は…?」

あ……もしかしなくても僕?

⏰:08/01/10 23:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#95 [氷雨]
僕は雅さんの後ろに隠れてて…

「へ……?陽?ああ〜…こいつ緊張しまくりでさぁ」


ぼ…あ!俺は(慣れない〜…)本当に緊張してカチコチで。

「雅のオススメ新人モデルだから、もっと慣れてる子だと思ってたし」


孝裕さんと言うカメラマンは短髪で第一印象では冷めた感じな雰囲気を纏っていて、俺はよけいに緊張してしまった。

⏰:08/01/10 23:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#96 [氷雨]
…………………

あれ……?
ひとつ疑問が…


「し…新人モデル……?」

頭に?が回る。

「ヤバッ!」

そう言って逃げる体制の雅さん。

「み〜〜や〜〜さん…!?」

ひきつく笑顔で雅さんを見る。

⏰:08/01/10 23:41 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#97 [氷雨]
「うわ〜〜ごめんって!でも陽と一緒に仕事したかったんだって〜〜」

頭を下げて頭の前で手を合わせて俺に詫びる。


「う〜〜…言っときますけど…俺…モデルとか初めてだし、上手くできませんよ?」


そんな『一緒に仕事したかったんだって』なんて嬉しい事言われたら承諾するしかない。


「よっしゃ!陽GET!」

⏰:08/01/10 23:48 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#98 [いちご]
頑張って(^^)

⏰:08/01/11 00:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#99 [氷雨]
「GETって………」

俺は呆れるように呟いた。


「陽だっけ……?お前すごいな…フルネームは?」

下を向いてた顔を上げて声のする方へむき直す。


「あ…梨本 陽です。すみません。よろしくお願いします!」
やってしまった…。と一瞬思ったけど……

「雅……こいつイケるかも…」

⏰:08/01/11 00:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#100 [氷雨]
いちごさん
ありがとう頑張りますね ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「へ…………?」

イケる……?


「だろ!?」

興奮気味に雅さんが言う。


「ああ…、こいつはモデル向きかも…本番に強いタイプだな」

等などを俺の顔を掴み横、正面と色々な角度で見られて孝裕さんにもなんだか気に入られたみたい。

⏰:08/01/11 00:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


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