その妖かし淫らにつき
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#148 [ひえぃ]
「…何を慌てている?」

眉間にシワをよせ
オロチは怪訝そうな顔で
腕を組む。

「…あっ慌ててなんか…ないわよ……」

ヒョウ君も隠そうとしてたし…言わない方がいいよね……

「…………」

オロチは黙ると
急に私を抱き上げ廊下を移動し始めた。

「きゃぁっ!ちょっとまたぁ!?」

⏰:08/01/23 05:01 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#149 [ひえぃ]
「暴れるな」

「暴れるわよ!
あんな酷い事しといてぇ!私はあんたの遊び道具じゃないのよ!」

オロチが連れて来たのは
風呂場だった。

何も言わずに私を
抱き上げたまま湯舟に
入りゆっくりと下ろした

「…今まで抱いてきた
女は泣いて喚き恐怖に怯え俺をさけずんだ」

「…え?」

⏰:08/01/23 05:05 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#150 [ひえぃ]
「…お前は何故
普通でいられる?何故怯え俺を心から拒絶しない?………」

「…オロチ」

「あいつに似た顔で…笑顔で…唇で…そんな優しく俺の名をよぶな…」


ひどいことされた。
憎くも思った。
けどそれ以上に

悲痛なその顔が私の胸を
焦がしたから…

⏰:08/01/23 05:10 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#151 [ひえぃ]
「…っ……」

桜はギュッと目を閉じ
湯舟に体や顔も全部落とし水に浸かった。

「…………」

「ぷはっ……嫌な臭いは消えた?」

オロチの腕を掴み
無理矢理座らせる形になり二人の服はビショビショになる。

「…臭い?」

「消すために
ここに連れてきたんでしょ?」

⏰:08/01/23 05:15 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#152 [ひえぃ]
「…あぁ」

「…それでも消えないなら…オロチが消してよ…」

はっ恥ずかしいけど…
触れ合う事で彼の本音や本心が分かる気がして…

「…どうやって?」

「えっ!?わっわからないけど…水かけるとか?」

バシャーン!!

⏰:08/01/23 05:23 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#153 [ひえぃ]
まだ喋ってる途中で顔から水をかけられ私は笑顔のまま固まってしまった。

「ククッ…こうか?」

「…あんたねぇ!!」

バシャーン!!

「………………」

オロチの無表情な顔からはいくつもの水がしたたり落ちる。

「やっやり返しただけ!やり返しただけだから!」

⏰:08/01/23 05:29 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#154 [ひえぃ]
「……………」

フッと外から強く吹いた風が風呂場のロウにあたり
炎が消え真っ暗になってしまった。

「…ぇ?やだ……!?」

急に何かに持ち上げられ
たと思った瞬間…

バシャっ!
思いっきし捨てられ(?)
湯舟の中で尻餅をついてしまった。

「いったーぃ!オロチあんたねぇ………っ」

⏰:08/01/23 05:34 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#155 [ひえぃ]
次の瞬間
何か温かいものが唇を塞ぎ私は言葉をだせなくなった。

「…んぅっ…」

後ろは壁際で
ウッスラとしか見えないがオロチの茶色い瞳が間近に見えた。

「…はっ…息できな…」

「…するな」

バシャバシャと
水の騒ぐ音が風呂場に響く。

「…んっ……」

⏰:08/01/23 05:39 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#156 [ひえぃ]
深いくちづけは次第に
中へと滑りこみお互いを
強く刺激していく。

「…んっ…消す…だけなのにぃ……」

「…消している」

と服の合間からオロチは
桜の膨らみまで手を伸ばし優しく触れる。

「…あぁっ……」

「…桜」

聞き慣れない呼び名に
桜はピクッと反応する。

名前……

⏰:08/01/23 05:49 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


#157 [ひえぃ]
「何してんだよ……」

「!?」

桜は入り口付近から
聞こえてきた声に反応してバッと振り返った。

「…ヒョウか」

オロチが静かに言った。

ってか手!手はなせ!

「…………………」

ヒョウ君は何故か
ムスッとしてこちらに
近づいてきた。

⏰:08/01/23 05:53 📱:SH903i 🆔:enz.Qy2o


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