その妖かし淫らにつき
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#37 [ひえぃ]
「…くくくっ
月に祈りなぞまるで乙女みたいだな」

「なぁっ!!?」

思わず
バッと振り向き私は
体を湯舟に深く落とした

「なっなんでくんのよ!
普通女の子が入浴してたら入ってこないでしょ!」

「俺の勝手だ」

オロチは背を壁につけ
服はあの薄着のまま(当然!)こちらを見て笑っている。

⏰:08/01/09 03:38 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#38 [ひえぃ]
なにか…
なにか着るもの…

「ちっ近寄らないでよ!?浴槽に入ったら……入ったら……………」

「?」

「…かっ噛み付く!!」

「…阿呆が」

オロチは首を手でおさえ
軽く横に倒した。

「おまえを抱いて
俺まで人間臭くなった
身を清める」

⏰:08/01/09 03:42 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#39 [ひえぃ]
「だっ抱い!?
持ち上げたの間違いでしょ!!誤解される言い方しないでよ!!」

とメンチをきりまくるが
オロチは何もいわず
こちらに近付き服はそのまま湯舟に入ってきた。

パシャパシャ黙って
お湯を体にかけていく。


「…噛み付ないみたいだな」

またまた意地悪そうに
笑いこちらを見る。

⏰:08/01/09 03:50 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#40 [ひえぃ]
「こっちに近付いたら!
本当に怒るわよ!!」

ザバッと
距離をとるようにオロチから離れる。

「もぅ怒っている」

「キツネさん呼ぶ!!」

「あいつは俺の言う事しか聞かん」

オロチは
ゆっくりゆっくり
近付いてくる。

「やっやだって…
お願い…」

⏰:08/01/09 03:53 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#41 [ひえぃ]
「…脅してみたり震えてみたり…忙しい女」

「きゃっ!…」

オロチは桜の右腕を
掴み首もとに顔を近づけ舌でペロッと舐めた。

「…もぅ風呂は良い
さっさとあがれ」

「あっあんたが消えなきゃあがりません!」

するとオロチはさっさと
風呂場から退散してしまった。

⏰:08/01/09 12:42 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#42 [ひえぃ]
「………なんなのよ」

ズルッと力がぬけ
チャポンと湯に落ちた。

舐められた右側の首が
熱い…

手をだされるのかと思ったら無視されたり…


とりあえずキツネさんが
置いてった服に着替え
私は風呂場から出た。

⏰:08/01/09 12:45 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#43 [ひえぃ]
「おやおや
なかなか似合っていますよもともと村の物ですしね」

居間らしきものに行くと
キツネさんが何かを持って私の着ていた服を褒めてくれた。

「え?村の…」

「あっいや
お名前を伺っても?」

「桜だ」

口を開こうとした瞬間後ろから又聞き覚えのある
嫌な声が……

⏰:08/01/09 12:50 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#44 [ひえぃ]
「何であんたが知ってるのよ…?」

「村の奴らが言っていた
おまえの名だと」

「…村長さんたちの事ね…オロチ様って…あんたが何かを要求したの?」

オロチは
囲炉裏の近くで足を崩し
座りながら含み笑いで語る。

「森に最近
女の出入りがなくなってるのでな、いい女を一人差し出せばもぅ誰も襲わないと話した」

⏰:08/01/09 12:55 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#45 [ひえぃ]
「嘘ばっかし…」

「頭が良い女はもっと好きだな」

つまりは
嘘って事…こいつ
ぶん殴りたい………

「女は馬鹿ばっかりだからガッカリさせられる事が
おおいい」

居間の出口から声が
聞こえたと思うと見た目は14歳くらいの可愛い顔した男の子が囲炉裏に近付いてくる。

⏰:08/01/09 12:59 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


#46 [ひえぃ]
「ヒョウ…起きたんですか?」

「うん」

「俺から言わせれば
女ばかりではなく人間は阿呆の塊だ」

オロチが嫌味たらしく
言う。

ヒョウ
キツネ
オロチ

遂に噂の三人をこの目で
みたわ…噂とは随分違っているけど…

⏰:08/01/09 13:03 📱:SH903i 🆔:HLp167PA


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