その妖かし淫らにつき
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#108 [ひえぃ]
まさか初めてが
妖怪となんて……

「おばぁちゃん…
ごめんなさい………」


「やぁ桜さん誰に
謝ってるんですか?」

ガサッと庭の影から急にキツネが話しかけてきた。

「きゃぁ!
あっキツネさん……
何をしているの?」

「今日の朝ご飯に入れる
山菜を探しにね、後ヒョウが帰ってないみたいなんです」

⏰:08/01/16 05:56 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#109 [ひえぃ]
「え?ヒョウ君が?」

「はい…あっ桜さん
ヒョウの事見つけに行ってもらいませんか?遊んでばっかでご飯もちゃんと食べないんですよ」

キツネがお願いします。
と頼むものだから桜は引き受け山に向かった。

「…捜すたって
こんな深い山、一日じゃ周りきれないわよ…」

⏰:08/01/16 05:59 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#110 [ひえぃ]
また
あの大蛇がでてきたら
オロチが来るのかしら?

…それもそれで
危ない気がする……

「ヒョウくーん!
ご飯よー!でてきてー」

大声で叫び山にコダマするが鳥の泣き声や風の音だけで返答はない。

⏰:08/01/16 06:02 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#111 [ひえぃ]
「…もぅ
何処行ったのよ……?」

数尺先の草かげから
何やら足のようなものが
見え桜は近付いた。

「………?………!
ヒョウ君?!」

「……っ…お前かよ…」

座っている
ヒョウの左足は何かの捕獲罠ようの機械に挟まり
ドクドク血が流れている

「やだ!なんで!?」

⏰:08/01/16 06:06 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#112 [ひえぃ]
「…ウサギがかかり
そうで助けたらウッカリはまっちまった…なさけねぇ…」

「大丈夫!痛くない?
今はずすからね!?」

こんな血がでてるのに
痛くないはずがない…

「…無理
かかったら二度と開かない仕組みになってる…俺でも壊せない」

「いいから!」

⏰:08/01/16 06:11 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#113 [ひえぃ]
刃の間に手を入れ
必死に開こうとするが
全く動かない。

桜の白い手から鮮血が
ポタポタ流れ落ちる。

「馬鹿!やめろ!手
駄目になっちまうぞ!」

「だって
このままだったらヒョウ君死んじゃうよ!」

「…死なねーから
…手離せよ…」

どんどん顔が青ざめていくのが分かる。

⏰:08/01/16 06:14 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#114 [ひえぃ]
キツネさん呼んだ方が…
でも戻っても時間がかかりすぎて……

「…ヤベェこんな血流したの…初めてだから……
寒い……」

私は
落ち着きをなくし泣きながらヒョウ君の手を握っていると後ろから草むらが動く音が聞こえた。

「お?かかってる?」

「本当か?
これで今日の晩飯は
そろうな」

⏰:08/01/16 06:21 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#115 [ひえぃ]
キツネさんかオロチだと
思い振り返るとそこには
人間の男が二人いた。

「?…女と…ガキ?…ガキが罠にはまったのか?」

「なんだよ期待させやがって!」

…村の人達?
見かけた事はない…

「あの!早くこの機械を外して下さい!血が止まらなくて…」

「……おぃちょっと待てよこのガキ真紅の瞳してるぜ」

⏰:08/01/16 06:27 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#116 [ひえぃ]
男がもぅ一人の男に
もちかける。

「…こいつ妖怪?」

「あぁ多分な…この女もそうだろう…」

「何をしているの!?早くしないと!ヒョウ君が………!?」

気が付くと桜は
一人の男に押され地面に
倒れてしまった。

「きゃっ!…何を…」

⏰:08/01/16 06:31 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#117 [ひえぃ]
「まさか北の妖怪が
こんな良い女だとはなぁ……」

「ガキはほっとけば
死ぬだろうし、お前は俺らが可愛いがってやるよ」

一歩一歩
男らは桜に近付くと
ヒョウはボヤッとする目を無理に起こす。

「やめろ!そいつにさわんじゃねー!」

ジタバタするが
身動きがとれない。

「うるせー!死にぞこないが!」

⏰:08/01/16 06:36 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


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