Wh!te L0ve St0ry
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#1 [ちィにゃ] 08/01/20 10:04
―― Wh!te L0ve St0ry

#95 [ちィにゃ]
「…いきなり、こんな事言って、
美智瑠を困らせてるのは
自分でも、分かってる。
―――――だけど、…っ
俺の身勝手なワガママで
こんなぐちゃぐちゃした
関係、続けたくないんだ。」

―――それはあたしもだよ。

⏰:08/05/07 23:20 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#96 [ちィにゃ]
「―――…っだから、
だから、…。」

「―…ねぇ、たっくん。
何で、あたし、アノトキに泣いたか、

わかる?」
「―え?」
――――
いつものたっくんじゃないみたい。
『え?』なんて、すっとんきょうな
声を初めて聞いた。
――――
「…アノトキ、あたしはね、

⏰:08/05/07 23:27 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#97 [ちィにゃ]
嬉しかったの。

だって、【万年片想い】のはずだった
あたしの想いが、
【両想い】に近づいたんだよ?
あんなに嬉しいコト、
泣いて喜ばないハズ、ないでしょう?」

⏰:08/05/07 23:31 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#98 [ちィにゃ]
――――――――
ねぇ、たっくん。
今のあなたの顔は
どこの誰よりも間抜けで、
どこか愛しい顔をしてるよ。
―――――――――――――

「…じゃあ、美智瑠が、

今から、

俺の

―――――【カノジョ】?」

「うん。」

「…夢じゃないよな。」

「うん。」

⏰:08/05/07 23:39 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#99 [ちィにゃ]
―――まだ信じられないの?

「…試しにさ、俺の頬っぺた、
ひっぱたいて?」

「Σえ?!」

「…いいから。」

そう言って、たっくんは
小麦色の肌をつき出してきた。

「…い、いくよ?」

――――――バッチーン!!!

「い゛ってぇー!!!
うーわ、マジ、強烈。」

「やってって言ったの、
たっくんでしょ。
―…でも、大丈夫?
今冷やすね?赤くなってるし。」

⏰:08/05/07 23:45 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#100 [ちィにゃ]
「…おぅ、悪いな。」

―とは言ったものの…
あのか細い腕のどっから
あんな力出んの……

「…ごめん。大丈夫?」

そう言って、美智瑠は
水で濡らしたハンカチを
小麦色からほんのり赤へ
変色した箇所にあてた。

―このハンカチの冷たさからも、
まだジンジン痛む頬も、
愛しさが増した。

⏰:08/05/07 23:53 📱:810P 🆔:vYYF9Nks


#101 [ちィにゃ]
―――――――――――――
とまあ、今日の更新は
ここまでとしたいと思います。

Storyとは全く関係ないのですが、


祝N100突破


いたしました!!!
今後ともこんな主と、
この小説をよろしくお願いします。
では主でしたー
あ。感想・意見等は
>>3
におねがいします。
――――――――――――

⏰:08/05/08 00:00 📱:810P 🆔:r6F0FcHY


#102 [ちィにゃ]
「…美智瑠…。」
「うん?」

二人の視線が少し、熱っぽかった。

そして、
ごく自然に二人の唇が重なった。

―…ちゅッ

最初は触れるだけのキス。
だけど、徐々に、徐々に、
深く、濃いキスに変わっていった。

⏰:08/05/13 20:10 📱:810P 🆔:C64h2hCc


#103 [ちィにゃ]
「っ……ふ、ぁ。」

美智瑠の口から少し艶っぽい
声が洩れる。

拓弥は理性が崩れそうになるが、
―ここは公園…。
さすがに抑えないとマズイ……。

⏰:08/05/13 20:16 📱:810P 🆔:C64h2hCc


#104 [ちィにゃ]
次第に酸素が足りなくなり、
美智瑠がドンドンと
胸を叩いてくる。

「…っはあっはあっ…」
「…っふぅー。」
「ん、もう。恥ずかしすぎ。/////」
「ははッ。悪い。悪い。つい、な。
でも、美智瑠もその気になってただろ。」
「あ、あれはっ///// 」

⏰:08/05/13 20:22 📱:810P 🆔:C64h2hCc


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