危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#170 [東脂ヤ転
「どれだけ・・・会いたかったか、知らないでさ・・・」

思わず静兄から目を反らして呟く。

男のクセに、泣きそうになってる自分が恥ずかしかった。

「・・・鳴?」

静兄が俺の名を呼ぶ。
俺の異変に気づいたのか、静兄にもいつもの様子に戻ってゆく。

「俺が・・どれだけ不安で・・・!」

俺はゆっくりと静兄の方に向き直す。

そして、


「俺が、どれだけ静兄を好きかも知らないでさ!!」

真っ直ぐ静兄を見て、俺は言った。

⏰:08/02/20 21:23 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#171 [東脂ヤ転
「ー・・・ッ!!」

言いたかったことを全て言ったら、今度は静兄の返事を聞くのが怖くなって、思わずその場を飛び出した。

[・・・言っちゃったよ!]

自分の顔が、いつもに増して熱いのを感じる。

俺はそのまま階段を駆け上がって、彩華の元に向かった。

彩華には悪いが、とても今から映画を観る気分になれない。

「彩華ごめん・・・」

部屋に入ってすぐ、俺の漫画を読んでいた彩華に言った。

「兄貴と喧嘩しちゃってさ、ちょっと話長引きそうだから・・・今日は映画、止めとくわ」

⏰:08/02/20 21:31 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#172 [東脂ヤ転
「・・・喧嘩!?この僅かな時間の間にぃ!?」

彩華は驚いて俺を見る。
「あぁ・・・子供みたいだろ?」

俺は苦笑した。

[本当に・・・何やってんだよ俺・・・]

口を開けば開く程、自己嫌悪に陥る。

⏰:08/02/20 22:27 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#173 [我輩は匿名である]

⏰:08/02/21 01:34 📱:W43H 🆔:t9Cm.wCg


#174 [東脂ヤ転
我が輩は匿名さん★

あげてくれてありがとうございます!!(=^▽^=)♪
今カラ更新しまぁす☆★

⏰:08/02/21 05:33 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#175 [東脂ヤ転
「なんか・・・本当に大変そうだし、今日は帰るね」

彩華は、心配そうに俺を見ながら言った。

「ごめんな
映画、今度は必ず行くから」

俺は彩華の頭を少し撫でた。

彩華が嬉しそうに頷く。
[本当に・・・ごめん彩華]

彩華とはもう、付き合うことは出来ない。

さっき静兄に言いながら自覚した。


俺は、静兄を好きになってしまったんだ。

⏰:08/02/21 05:39 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#176 [東脂ヤ転
玄関先まで、彩華を見送りに行く。

さっきまでどしゃ降りだった雨も、小雨程度になっていた。

「じゃあ鳴ちゃん、また明日ね」

彩華は笑顔で俺に手を振る。

「あぁ、また明日」

俺も笑顔を作って、彩華に手を振る。

バタンーッ・・・・

そうして彩華を見送り、ドアを閉めた時、

「鳴・・・」

静兄が俺の名を呼んだ。

⏰:08/02/21 05:49 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#177 [東脂ヤ転
ドクンー・・・ッ

その声を聞いた途端、俺はその場から動けなくなった。

「何・・・?」

後ろは振り向かぬまま、静兄に訊く。

「・・・・・・・・」

しかし、静兄から返事は無い。

[何だよ・・・また俺をからかってるんか・・・!?]

沈黙が長く続くせいで、 俺はだんだんイライラしてきた。

「もう・・・!何なんだ・・・」
しびれを切らして、静兄の方を振り返ったその時・・・



静兄に強く抱きしめられた。

⏰:08/02/21 06:01 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#178 [東脂ヤ転
「ごめん・・・鳴」

静兄が俺の耳元で囁く。
「好きなのは、俺1人だと思ってた・・・
鳴は仕方なく、俺に付き合ってくれてると思ってたんだ」


今までにない、静兄がそこにいた。

まるで謝り方を知らない子供のように、静兄は不器用な言葉で俺を包んでくれた。



「鳴・・・・・・好きだ」

ドクンー・・・ッ!


俺がずっと聞きたかった言葉だ。

⏰:08/02/21 06:41 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#179 [東脂ヤ転
「本当・・・に・・?」

俺は静兄をきつく抱きしめながら訊いた。

静兄の身体は、俺よりも筋肉質でしっかりしている。


「本当だよ・・・・
初めて会った時から、ずっとお前が好きだった
お前だけが、欲しかったんだ」

静兄の体温が、この言葉が真実だという事を教えてくれる。

[どうしよう・・・すげー嬉しい・・・///]

⏰:08/02/21 06:51 📱:W52P 🆔:☆☆☆


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