危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#23 [東脂ヤ転
「あ、あの・・・今から出前とるんですけど、晩飯何がいいですか?」
新聞を読み出した静人に向かって、慣れない敬語で訊ねた。
「あーいいよ、出前なんて。俺が何か作るから」
「え!?作るって・・・晩飯を!?」
俺が驚いて言うと、静人は可笑しそうにわらって、
「晩飯ぐらい25才のおじさんになったら、誰でも作れるよ」
そう言った。
ヤバいな・・・だんだんこいつのペースに呑まれてる気がする。
:08/02/09 05:54
:W52P
:☆☆☆
#24 [東脂ヤ転
「じゃあ、鳴君手伝ってくれる?」
静人は立ち上がって、台所に入る。
「あ・・はい、野菜切るぐらいなら」
俺も後に続いて台所に入る。
しばらく戸棚や冷蔵庫を見ていた静人は、パスタを取り出した。
「カルボナーラとか好き?」
「え、あぁ、何でも食べれるんで大丈夫ですよ」
「了解」と言ってまな板をすすぎだす静人。
:08/02/09 06:11
:W52P
:☆☆☆
#25 [東脂ヤ転
手際よく作り出す静人に見とれていたら、「鳴君」と呼ばれて、目の前にトマトやきゅうりが置かれた。
「サラダも作るからさ、それ適当に切っといてくれる?」
それだけ言うと、包丁を手渡してきた。
[適当って・・・どういうのが適当なん!?]
何しろ俺は、全く料理をした事がないのだ。
:08/02/09 06:15
:W52P
:☆☆☆
#26 [東脂ヤ転
不安な気持ちを隠して、とりあえず会話でもしてごまかそうと、
「静人さんって、料理慣れしてますよね」
なんて、言ってみた。
「お義母さんに、俺が会社経営してるって聞いてない?」
フライパンを熱しながら、俺を見て言う静人。
「その"会社"、レストラン兼バーなんだよ
ちっちゃい店なんだけどね、俺はそこのオーナーしながら料理も作ってるから」
:08/02/09 06:24
:W52P
:☆☆☆
#27 [東脂ヤ転
「嫌でも慣れるんだよ」
苦笑して、さりげなくチラッと俺の手元を見る。
その目に俺はギクッとした。
[分かったよ!!切ればいいんだろ!?]
「そうなんですか・・・」
適当な相づちをうって、とりあえずきゅうりに包丁を入れてみる。
:08/02/09 06:28
:W52P
:☆☆☆
#28 [東脂ヤ転
これが意外と固くて切りにくい。
料理慣れしてない俺は、思わず力任せに切ろうとした、その時、
「・・・っ!!痛っ!!」
包丁に体重をかけたせいで、勢い余って指を切ってしまった。
「おい、大丈夫か?」
静人が俺の手をとって、切れた指を見る。
:08/02/09 06:35
:W52P
:☆☆☆
#29 [東脂ヤ転
血は出てるけど、深くは切れてないらしく、痛みも大したことなかった。
「すみません・・大丈夫で・・・!?」
そう答えようとした時、静人が平然と俺の指をくわえた。
「ちょ・・・っ何してんの・・・!?」
クチュッ、といわせて静人がゆっくりと口を離す。
「何って・・・消毒?」
静人の顔を見て思わずドキッとした。
さっきまでの好青年とは思えない、妖しい顔をしている。
「大丈夫?顔赤いけど」
悪戯っぽく笑う静人。
勝手に熱くなってる身体が腹立たしくて、ごまかす様に静人を睨んだ。
そんな俺を見ても、静人は余裕の笑顔だった。
:08/02/09 06:50
:W52P
:☆☆☆
#30 [東脂ヤ転
不覚にも、静人の作ったパスタはプロ級に旨かった。
それでも食事中は、ほとんど喋らなかった。
そりゃそうだ。
初対面のヤツにいきなり指舐められたりしたら、誰だって喋りたくもなくなる。
でもさっきは、相手が男だと分かっていたのに、ドキドキしてしまった自分に驚いた。
[もしかしてコイツ・・・ゲイなんか!?]
思わずそんな思想を巡らせる。
静人は愉しげに、テレビを見ながらパスタを食べている。
:08/02/09 07:08
:W52P
:☆☆☆
#31 [東脂ヤ転
食後ー・・・
「あの・・片付けは俺がするんで、静人さんは座ってて下さい」
俺はそう言って皿を重ねる。
「そう?じゃあお願いしようかな」
静人も小皿を重ねて、台所へと運ぶ。
カチャ・・・
皿を桶につけて、スポンジを手に取った時、皿を渡しに静人が俺に近づく。
だんだん近づくにつれて、何故か胸がドキドキしてくる。
[おいおいおい!!なんでドキドキしてんだよ俺!!!]
:08/02/09 07:22
:W52P
:☆☆☆
#32 [我輩は匿名である]
あげ

:08/02/09 09:07
:D705i
:ZT4tWKm2
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