危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#816 [東脂ヤ転
「鳴…」

「…ッ…!!」

静兄の手が俺の腕に触れる。それだけのことなのに身体は酷く過剰に反応する。

「鳴…腕どけて」

そんな俺の心境を知ってのことなのか、静兄は俺の腕をなぞるように触れる。

「……何で…?」

俺はゆっくりそう尋ねると、よりいっそう腕に力を入れる。
その間も腕越しに静兄の視線を痛い程感じる。

⏰:08/10/27 08:55 📱:W52P 🆔:d2OJxAbY


#817 [東脂ヤ転
「こんなんじゃあ、鳴の顔がよく見えないだろ?」

静兄はそう言うと俺の髪を優しく撫でた。
そんな静兄の優しさが嬉しくて悲しくて余計に涙が溢れる。
その瞬間俺の力も抜けて、静兄にゆっくりと腕をどけさせられる。

蛍光灯の灯りに目が眩みながらも俺は焦点を静兄に合わせると、そこにはいつもと変わらぬ笑顔の静兄が居た。

静兄は俺を真っ直ぐ見つめながらその手で俺の頬に流れる涙をすくう。

「ほら…俺って泣き虫だからさ…!」

何をごまかしたいのかは分からないけれど俺は慌ててそう言い、慣れない嘘を並べた。

⏰:08/10/27 09:20 📱:W52P 🆔:d2OJxAbY


#818 [東脂ヤ転
「確かに」

小さく呟いた静兄は、無理な笑顔を作るその頬に軽くキスをした。

「鳴は本当、泣き虫だよな」

静兄の唇が触れた場所が少しずつ熱くなり、俺の胸も同時に熱くなる。
その唇も瞳も髪も全てが愛おしくて、だから守りたくて大切にしたくて。

俺は静兄の首元に手を回すと身体を起こし、自分からキスをした。

「止めないで…静兄」

俺はそれだけ言うと静兄の胸にもたれかかる。

⏰:08/10/28 09:18 📱:W52P 🆔:J0EVNoXE


#819 [東脂ヤ転
「鳴がそう言うなら…」

静兄はそう言うと俺を再びベッドに押し倒す。少し驚いてその表情(カオ)を見ると、何故か微かに哀し気な表情に見えた。

「その希望に応えなくちゃな?」

俺はその表情の意味を読み取ろうとしたが、その前に静兄はいつもの奪うようなキスを俺に施した。
こういう時の静兄に俺は特に弱い。

上に静兄の身体の重みを感じながら、俺はゆっくりと瞳を閉じる。

同時に息も絶え絶えに、静兄の唇に応えようと必死によがって見せた。

「…鳴」

静兄の甘い声が脳内に響き俺の身体は熱を増していく。

⏰:08/11/23 17:22 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#820 [東脂ヤ転
「静…兄…ッんぁ…ッ!」

その名を呼ぼうと口を開いた途端、大人しかった筈の静兄の手が俺のズボンを下着ごと引き剥がした。

急に空気に触れたソレは異様に熱を帯びていて、さらに大きさを増したような気がする。

突然のことに俺は凄まじく恥ずかしくて赤くなる顔をまた隠した。

「クスッ…聞き分けのないヤツだな」

そんな俺の反応を愉しむように静兄は笑うと俺のモノに口付ける。

⏰:08/11/23 23:19 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#821 [東脂ヤ転
「静兄ぃ…ッ…ダメだ…って!」

突然襲う快感に俺は戸惑い、気持ちとは逆の言葉を口にする。
しかし静兄はそんな俺の想いを見透かすように目を細めると、ねっとりとしたその舌と唇で執拗に俺のモノに吸い付く。

「もっとシテって言ってみたり、ダメだって言ってみたり…」

静兄は小さく呟きながらも舌の動きを止めない。

「忙しい奴だな…鳴は…クスッ」

静兄の口が動く度、俺は思わず腰を少し浮かしてしまう。
いっぱいいっぱいの俺に対し、静兄は相変わらず余裕の笑顔で愉しそうに俺に話し掛ける。

「静…兄…ッ…あぁ…ッ!!」

そして静兄が口の中で激しく吸い上げた瞬間、頭の中が弾けるような感覚と共に快楽の波が俺を襲った。

⏰:09/02/04 12:49 📱:auSN3G 🆔:☆☆☆


#822 [東脂ヤ転
.

>>821

すみませんm(__)m

⏰:09/02/04 12:50 📱:auSN3G 🆔:☆☆☆


#823 [東脂ヤ転
「静…兄…ッ…ハァッ」

乱れる息を整えながら、俺は静兄に向けて両手を広げる。
少し驚いた表情を見せたものの、静兄はそれに応えるように俺の身体をしっかりと抱き締めてくれる。
「クスッ…次は甘えん坊か?」

「そ…ッそんなんじゃないよ…ッ!」

照れたようにそう言うと、静兄はまた小さく笑った。
静兄の身体は俺より広くてシッカリしている。俺は静兄の体温に抱かれるというより、その大きな優しさに包まれているような感覚を覚えた。

「…鳴」

抱きあったまま静兄が耳元で俺の名を呼ぶ。

⏰:09/02/05 00:13 📱:auSN3G 🆔:☆☆☆


#824 [東脂ヤ転
「何か俺に隠し事してないか?」
その時だった。耳元に響く声がさっきまでの甘い声とは一変、鋭く探るような声で静兄は俺に訊ねた。

「え…なんで?」

俺はなるべく悟られぬよう、平然を装って訊き返す。いたって冷静に言ったつもりだったのに、静兄の目にはそう写っていなかったのを俺は気付いていなかった。

「いや、無いなら別に良いんだけど」

そう言って静兄は俺の耳に軽く口付ける。同時に、落ち着いていた筈の身体が再び熱くなる。

「何かあるなら…必ず俺に言えよ?」

「…ッ…ハァ…ッ」

静兄の手が器用に俺の下腹部をまさぐる。心の動きが静兄にバレないよう、俺は目を瞑って熱っぽい声を上げる。

⏰:09/02/07 12:24 📱:auSN3G 🆔:☆☆☆


#825 [東脂ヤ転
「何があっても俺は、鳴の見方だから」

けして大きくない静兄の声がやけに胸に響いて、俺はまた泣きそうになる。何で静兄はこんなに真っ直ぐで居られるんだろう。静兄を好きだと彩華にさえ正直に伝えられなかった俺に、何でこんな優しいんだろう。

[静兄…ごめん…]

また零れそうな涙を堪えながら、俺は小さく呟く。心の中で。

「静兄…ありがとう」

でもその代わり静兄の腕の中で俺は小さくそう言った。
静兄が俺の中へ入ってゆくのを感じながら。

⏰:09/02/07 12:43 📱:auSN3G 🆔:☆☆☆


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