*柴日記*
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#1 [向日葵] 08/03/18 00:38
向日葵です(。・ω・。)こんにちは
良かったら見てください

感想はこちらまで
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荒らし・中傷はお控え願います

#991 [○○&◆.x/9qDRof2]
私の想いはまるで雪のよう。
軽そうに見えて、その想いは積もれば積もるほど重くなっていく。

だから貴方は私の前からいなくなってしまったの?

一筋涙が流れて耳へとつたっていく。

⏰:22/10/04 18:25 📱:Android 🆔:☆☆☆


#992 [○○&◆.x/9qDRof2]
空気のせいか、まだ体温がある顔に触れる涙はひどく冷たく感じた。

まるで貴方の気持ちを表したみたい。
私のことなんて、もう忘れるくらい冷めてしまったのでしょう。

しんしんと降る音の中で、サクサクと軽快に雪を踏む音が聞こえてきた。

⏰:22/10/04 18:25 📱:Android 🆔:☆☆☆


#993 [○○&◆.x/9qDRof2]
この広く白い草原に足を踏み入れたのは誰?

するとやがて、音が無くなって、またしんしんという音だけが聞こえた。

1つの影が私にかぶさる。

間近で見えるは、あの人。
待ちわびた人。
愛しい人。

⏰:22/10/04 18:25 📱:Android 🆔:☆☆☆


#994 [○○&◆.x/9qDRof2]
「冷たいね。」

そう言いながら、凍りついた私の頬に、太陽のように温かい貴方の手が触れる。

そして愛おしそうに私を見つめながら微笑む。

私の心が、寒い冬から草花溢れる春へと変わる。

温かい日差しの中、私は貴方と手を繋ぎ笑いあう。薬指に、結ばれた証をつけて。

⏰:22/10/04 18:26 📱:Android 🆔:☆☆☆


#995 [○○&◆.x/9qDRof2]
どうして僕はこんな底辺にも程がありすぎる高校に入学してしまったんだろう。

⏰:22/10/04 18:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#996 [○○&◆.x/9qDRof2]
入学して3年が経とうとしている今でも毎日のように中学生だった自分をボコボコに殴って「楽なんかしないでもっと勉強して普通の底辺高校に行け」と言ってやりたい衝動に駆られる。(あくまで底辺なのは僕は勉強が苦手だからだ)


この高校は、名前を出せばどんな就職先にだって就くことができると有名だった。

⏰:22/10/04 18:29 📱:Android 🆔:☆☆☆


#997 [○○&◆.x/9qDRof2]
ただしAV女優や男優、そういう大人の娯楽関係の会社のみだ。

隣の席の可愛いハルカちゃんだって卒業したら「誤背ハルカ」という名前でAV女優デビューが決まっているし、前の席の向井くんは「キャラメル向井」という名前でAV男優のデビューが決まっている。

⏰:22/10/04 18:29 📱:Android 🆔:☆☆☆


#998 [○○&◆.x/9qDRof2]
輝かしい(?)未来のために皆今日も一生懸命性の勉強をしている。

「お前いい加減進路決めたらどうだ?男優が嫌ならAV制作会社やポルノ雑誌の編集社なんかもあるぞ?」

「結構です」

母さん、父さん。
僕に社会人としての春は訪れそうにありません。

「何が嫌なんだ?」

⏰:22/10/04 18:29 📱:Android 🆔:☆☆☆


#999 [○○&◆.x/9qDRof2]
「全てが嫌です」
「じゃあどうしてこの高校を希望したんだ」

そりゃもう。
入試が「子供はどうやってできるか。3文字の英単語で説明せよ」のみでしたし。
家から徒歩10分でしたし。
ろくにどんな学校かを調べずに入った僕も悪いですけども。

⏰:22/10/04 18:30 📱:Android 🆔:☆☆☆


#1000 [○○&◆.x/9qDRof2]
「馬鹿だったからです」

言って酷く虚しくなるのを感じたが、それ以外の回答が思い付かなかった。

「…帰ってよろしい」

そう言って先生から渡されたのはポルノ雑誌の編集社のチラシだった。

『溢れる性欲を満たす雑誌を作りませんか?』なんてキャッチフレーズに溜息しか出なかった。

何で他人の溢れる性欲を満たす雑誌を自分が作らなきゃいけないのか。
冷たい風が吹く帰り道を僕は虚しく一人で歩み始めた。

⏰:22/10/04 18:30 📱:Android 🆔:☆☆☆


#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。

⏰:22/10/04 18:30 📱: 🆔:Thread}


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