よすが
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#1 [蜜月◆oycAM.aIfI] 08/04/02 23:45
 
初めまして、蜜月と申します(*´∀`)

更新は大体夜中になります(・ω・*)
どーぞよろしくお願いします★


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ご意見やアドバイスなんかもいただけると有り難いですっ


↓あらすじはこちら
>>2

#991 [ん◇◇]
「でも、今になって俺は、」

でもね、もう大丈夫。逃げ出したりはしない。何より大切なものを見付けたから。

「好きなんだって、気付けたんだ」

そう言い終えた孝は切なそうな視線を空に映した。

「孝.......」

私もね、気付いたんだ。孝が、好きみたいだって。だけど、ここまでだよ。私は初めから知っていたのかも知れない、こうなることを。

⏰:22/10/26 10:37 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#992 [ん◇◇]
間に合って良かった。最後に、答えを聞けて良かった。


それは。突然やってきた。身体に暖かさを感じる。死んでから一度も感じなかった温もりだ。身体が小さく細かい光の粒に変わっていく。目に映る景色も白くなり始め、視界の端から崩壊していった。それらの感覚はじわりじわりと私の身体を侵食していく。少しずつ、少しずつ。

⏰:22/10/26 10:37 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#993 [ん◇◇]
もう、時間か。どうやら、ようやくお迎えがきたようだ。九年前に止まった時計は、九年の時を経て再び刻み始めた。



 十八年間。短いようで長い人生だった。今から行くのは天国だろうか、地獄だろうか。色々あったが、ようやく私の臨死体験は終わりを告げるようだ。

⏰:22/10/26 10:37 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#994 [ん◇◇]
死んでから気付いた大切な人。


もし生き返ることが出来たなら、きっと私は告白することが出来るだろう。でも後悔するのは嫌だから、今言えるだけ言っておこう。今までありがとう。貴方が大好きでした。そして最後に、



 さようなら。

⏰:22/10/26 10:37 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#995 [ん◇◇]
 薄れゆく意識の中で、わたしはゆっくりと微笑んだ。



死んでから気付く大切な人

[完]

⏰:22/10/26 10:38 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#996 [ん◇◇]
>>1-30
>>30-60
>>60-90
>>90-120
>>120-150

⏰:22/10/26 10:38 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#997 [ん◇◇]
>>150-180
>>180-210
>>210-240
>>240-270
>>270-300

⏰:22/10/26 10:39 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#998 [ん◇◇]
>>300-330
>>330-360
>>360-390
>>390-420
>>420-450

⏰:22/10/26 10:40 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#999 [ん◇◇]
>>450-480
>>480-510
>>510-540
>>540-570

⏰:22/10/26 10:40 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#1000 [ん◇◇]
>>570-600
>>600-630

⏰:22/10/26 10:41 📱:Android 🆔:AtV/.tU6


#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。

⏰:22/10/26 10:41 📱: 🆔:Thread}


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