不思議な猫...BL

たぶんBLなので苦手な方はご注意を

下手ですが

変な所･ﾊﾟｸﾘなどあったらなんなりと申しつけ下さい

りあ姫

さん
放置ｽﾐﾏｾﾝ

ちょっと更新します

清｢なんだよ、お前ら知り合いだったのかよ～｣

閉店後のｽﾀｯﾌﾙｰﾑで着替えをしながら清さんは言った。

清｢しかも一緒に住んでんだって？どっちんちで？｣

ハ｢陽んちっす!｣

清｢あ、そうなんだ？まぁ陽んちでけぇしな～。何人住んでてもわかんねぇよな｣

清さんと奴は楽しそうに話している。

清さ～ん…もーいいよ～もう早く帰って寝てぇよぉ～…
早々と着替え終わり、椅子に座って二人の話を聞きながらﾎﾞｹ～っとしていた。

清｢まぁ仲良くやれよ!…あれ、陽大丈夫か？具合まだよくなってねぇのか

もっと見たかった

大丈夫か？｣

と目の前に清さんが立つ。
清｢早いとこ帰るか｣

そう言って俺らを出口のﾄﾞｱへと促す。
どうやらハクと意気投合してしまったらしく、二人は駐車場まで大変盛り上がって話をしていた。
はあ～～…なんでこんなことに……

清さんが車に乗り込む。
清｢送ってくか？…あぁでもハクが一緒だからいいか。明日は無理すんなよ？じゃあお疲れさん!｣

そう言って車を走らせて行ってしまった。

ハ｢お疲れっした～～!!｣

いや待って!ｺｲﾂと一緒だから具合がもっと悪く…

ガシッ!!!

勢いよく肩を捕まれる。

!!!!
後ろを振り替えるとｱｲﾂが異様な笑みを浮かべていた。

陽｢なっ!なんだよ!｣

ハ｢帰るぞ｣

俺は正直その笑顔にゾッとした。吸い込まれそうな瞳がとてつもなく冷たかった。
…何も言い返せなかった。

ハクが歩き出すと、後ろから少し距離をあけて歩いた。

俺は確実にﾋﾞﾋﾞっていた。猫に睨まれたねずみってこういう気持ちになんのか…
……っていやいや!なんで猫とねずみに例えてんだよ!

そうこう考えていると、ハクが振り返った。

心臓が勢いよく波打ったのがわかった。

そんな俺の心臓とは裏腹にいつものおちゃらけたｱｲﾂの笑顔が戻っていた。

ハ｢なあ～今日の夕飯なに？｣

そのギャップに安心感と不安感が同時によぎった。
でも俺はいつもの通り接した。これがバレたらｱｲﾂはつけあがるだろうと思った。

陽｢あ？まだ決めてねーよ｣

その後、家に着くまでそんな会話が続いた。

するとさっきの冷たい瞳を忘れてしまう程、ハクが普通すぎて俺もいつもの調子で接するようになっていった。

家に着き、俺は自分の部屋に直行した。

陽｢はああぁぁ～～～～｣

でかいﾍﾞｯﾄﾞに飛び込む。

疲れた…なんだったんだ今日は…

ｺﾞﾛﾝと寝返りをして天井を見つめた。

熱は出るわ、仕事は休みにされるわ、家に閉じ込められるわ、ｱｲﾂが社員になるわ、襲われそうになるわ、失恋はするわ……

そうだ……俺、失恋したんじゃん………
思い出した瞬間、すごく落ち込んだ。

あ～～～!!!!ｸｿ!!!

ﾄﾝﾄﾝ!

悶えているとﾄﾞｱをﾉｯｸする音が聞こえた。

あん？？

ハ｢お～い!ﾒｼまだ？？｣

んだよ!うるせぇよ…
返事をする気にもならず、無視をした。

ハ｢聞こえてる～？おーい!｣

うるさい……

ハ｢なあ。返事しなきゃ開けんぞ｣

陽｢るせえな!ﾒｼくらいちょっと待っとけ!!｣

はあ…大声だすとまだ頭痛えよ…ムカつく。
イライラしながら目を閉じてまた失恋という事実を思い出す。
はあ……

バン!!!!

もの凄い音がした。ふいに音がした方を見ると開け放たれたﾄﾞｱが見えた。

…と思った瞬間、肩を強く捕まれハクの顔が目に飛び込んできた。

陽｢っっ!!!??｣

なんだ今の……ｺｲﾂどっからきた!?