::ｼﾙﾊﾞｰﾘﾝｸﾞ::BL::

はじめに

ここはBL小説です
*BL嫌い・知らない
*男性
*荒らし・中傷したい人

は読まないで下さい。

初めてで緊張してますが、温かく見守って頂けるとうれしいです

>>2　　登場人物紹介

切なくて温かい、男達の恋心をマイペースに更新致します。

今すぐめちゃくちゃにしてしまいたかったが、本気だと見せ付けるために我慢した

｢雄太は、俺の事好き??｣

｢!!…別に…｣

俯く雄太は、否定したけれど感じる

こいつも、俺が好きだ

嬉しくなってｷｽをした

｢雄太は、俺のもの♪｣

何度も呪文のように唱えて

覚えさせた

おまえは俺のもの

村瀬雄太は、俺のものだと

雄太が眠りについたのを確認して俺も目を閉じた

.

それから幾度、俺と雄太は愛し合い時間を埋めた

その一方で、将来を誓いあった女との婚期も近づいている

俺は、自分で言うのもなんだが恋愛には思いきり一途だ

これ、と決めた人がいたらけして裏切らない

ただ、これ、と決めた人というのが一人であるとは限らないというのが持論である

この社会は、そういった事に理解が乏しい

友達と、恋人の定義なんて俺にとっては何も意味しないのだ

だから、雄太が結婚しようが柚花に恋人が出来ようが俺には関係なくて、

この二人は、恐ろしい程俺を理解しているからそれを許す、

俺にとってなにより大事な存在

だと、思っていた

それを覆したのは、雄太だ

俺は、雄太に嫉妬を覚えるし、独占欲が働く

何故なら、雄太は俺の物だからだと気付くのは、ずっとあとの話

.

だからか、雄太に結婚の報告はしなかった

きっと、雄太は、普通にﾒﾃﾞｨｱを通して俺の結婚を知ったに違いない

一通、おめでとうございますとﾒｰﾙが入っていたのを覚えてる

その数日後、たまたま雄太をﾃﾚﾋﾞ局で見かけた

｢雄太｣

名前を呼んで、抱きしめると、感じた違和感

何かがおかしい

服をまくりあげた

｢ちょ…!!｣

抵抗する雄太になんて構わない

｢…なんだこれ｣

雄太の体の至る所に、点々とｷｽﾏｰｸがあった

｢…｣

黙ってしまった雄太に察しがつく

｢あいつか…｣

俺は無表情で立ち上がると雄太を残して千裕の元に向かった

鳥越千裕は、昔から要注意人物だった

俺の雄太に恋をしている

しかし、殴り込みに行き返り討ちにあったみたいな気分にされた

千裕の本気度に気圧されたのだ