ずっと一緒に居れると思ってた…

僕達は、いつもすれ違ってばかりになってしまうね

お互い好きな気持ちは同じなのに…

何故なんだろぅ…

君と一緒の感想板です。
コメントなどいただけたら嬉しいです。

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「朝だぞ、起きろ〜！藍！」
騒々しい一日の始まりだ
僕は幼馴染みの蓮井藍を毎日窓越しから叫んで起こしている。

一回で起きるなら苦労もしないが、藍の寝起きの悪さは天下一品だ。

「早く起きろよ藍！また遅刻するやんけ！」

2、3回叫んでいると、やっと藍が起きだす。

「…おぁよ〜…颯…」

寝ぼけ眼の藍が目を擦りながら、ようやく起床。
「早く行くぞ！用意しろよ！」

只今時刻はＡＭ８：００
毎度の事ながら、遅刻寸前だ…

「お待たせ〜颯！今日は早いっしょ？」

笑いながら制服に身を包んだ藍が言う。

「バカか！毎回毎回遅刻寸前ぢゃん！早く起きろよ！」

舌を出して、小悪魔的に笑う藍を見ると、僕は怒っていても藍を許してしまうのである


僕だけが知ってる藍の自然体だから…

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
遠くからﾁｬｲﾑの音が聞こえてくる

「げっ！颯！ﾁｬｲﾑなってるよ！早く早く！」

「マジかょ！つか、お前太ったんぢゃね？ﾁｬﾘが進まねぇ！」

「！！失礼だなぁ！太ったんぢゃなくて、逆に痩せたんだから！！」

ﾁｬﾘﾝｺを2ケツで走りながら、僕達の会話が弾む

いつも憎まれ口を叩いているけど、僕達は笑っていた…

そんな日がずっと続くんだろうと信じて…


しかし、そんな関係がいきなり終わりを迎えようとは、今の僕には知る由もなかった