Vampire&Love

↓感想板です。
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―――――――――
俺が彼女に出会ったのは、
俺がまだ世界を渡りながら
退魔士として、妖(ｱﾔｼ)を
討伐していたころ。

深い深い森の中で、
彼女に出会っていなければ、
俺の人生は180ﾟ違っていただろう

今から話すのは、
俺が彼女に出会い、
そして、戦い、気付き、
繋がった物語…………。

劔(強くなろう……)

そう心に誓い再び眠りに落ちた。

――――――……････五時間後

ル｢劔ぃぃー！起きろ～～！｣

ドサッ！

劔｢!?!?!?｣

劔は急に体が重くなって驚き
飛び起きようとしたが、
ルイが劔の上に馬乗り状態に
なっていたためそれは阻まれた。

劔｢な、ん？え？何？｣

ル｢やーっと起きた！
朝御飯、出来たよ！｣

劔｢そうか、わかったわかった
起きたからのいてくれるかな？｣

と言って、ルイを
お姫様だっこした。

ル｢っな、ちょっと////｣

ルイの顔は真っ赤だ。

劔｢俺の上に勝手に乗った罰だ｣

意地の悪そうに劔が言う。

ル｢もー、ごめんなさい、
だから降ろしてよお///｣

劔｢どーしよっかなぁ｣

と笑いながら言った。

ル｢何でもするから降ろして？｣

ね？と上目使いで言う。

劔｢ホントに何でもするのか？｣

劔は逆に聞いた。

ル｢えっ？｣

ルイが顔をあげると、劔は
真剣な顔をしていた。

ル｢えっと、あの、｣

ルイは焦った、が、
劔は急に吹き出した。

劔｢ぷッ、アハハハハ、ウソウソ
冗談だよ！｣

ル｢……へ？｣

ルイはキョトンとしている。

劔｢何もしなくていいよ、
一緒に居てくれるなら。｣

ストンとルイを降ろして言った。

ル｢……バーカ…///｣

劔｢ハハ、じゃあ朝飯食うか。｣

ル｢うん！｣

この時劔が不安に思っていた事、
それは後に的中してしまう。

ル｢ねー、こないだ話してた
オトサンの事、聞かせてよ？｣

劔｢ん？なんだっけ、｣

劔はとぼけた。

ル｢街から抜けるときに、
言ったでしょ！｣

と、少しむきになって言う。

劔｢あぁ、そういや言ったなぁ。｣

ル｢話してよ、ね！｣

ルイは目を輝かせている。

劔｢……そんな良い話でも無いよ？｣

ル｢いーから話して！｣

劔｢ったく、長くなるからな！｣

彼の父の名は刀剣(ﾄｳｹﾝ)
一流のハンターで退魔士だった
そんな彼に、家族ができ、
産まれたのは、女の子と男の子の
双子だった。
姉は鈴(ﾘﾝ)と、名付けられ
弟は劔と名付けられた。
父の血を受け継いだのか
弟は、剣術、銃器の扱いに慣れ
姉は母に似て魔力を使った術を
得意とした。
そんなある日、あの事件が起きた
一人のｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱが一家を襲った。
髪は白く、朱い眼をした、
黒マントに身を包んだ、
ｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱ……

暗闇の中に見えた、あの朱い光は
今も劔の頭から離れない。
父の戦う姿を見たのもこの時が、
最初で最後…
片手に剣を、もう片方には術を、
今まで負けた事がなかった父、
しかしその日、父は………
おかしかった……朝から体が
動かすのがだるそうで
立ち上がるのも困難な状況だった
何故だったのか、
それは後にわかったのだが
その時は劔達を守るために、
捨て身で戦っていた。
血を吐きながらも、
何度も切りつけられても、
｢俺は、こいつ達を守るためなら
死んだって構わん！｣
そう言って、向かっていった。

>>71
五行目
術を⇒銃を

一週間休止いたします

久しぶりです。
更新します。

劔｢その後姿が俺がみた父さんの
最期だ、｣

ル｢じゃあ劔は、ｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱの事、
嫌い？｣

劔の話を聞き悲しそうな目に
なっていた、ルイが呟くように言った。