君と僕の関係。
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#1 [aoi] 08/07/16 10:56
―とある国立病院に勤務する、僕の名前は
『橘 拓海(タチバナ タクミ)』
23歳の医者のたまご。
去年、医大を卒業して
今はここに勤務してる。
地道に努力した甲斐があったよ。
#39 [aoi]
「おっ、大人をからかうんじゃない!!」
いまの僕、きっと真っ赤に違いない。
「別にからかってないのになぁ…。」
気持ちのいいそよ風と、
君の寂しそうな、きれいな笑顔が妙に合っていて。
見とれるしかなかった。
:08/07/16 18:51 :F905i :☆☆☆
#40 [aoi]
「ねぇ、先生はキスとかしたことあるんでしょ?」
「えぇっ?!!
そんなの秘密だよ!」
ケチ〜とほっぺを膨らませながら、不満そうにしている。
「な、なんでそんなこと聞くの?」
「ん?あたし、したことないから。キス。」
:08/07/16 18:56 :F905i :☆☆☆
#41 [aoi]
えぇ〜…!!
嘘だろ?
「生きてるうちに一回はしてみたいじゃん?」
「まぁ…そうだね。」
「先生してよ(笑)。」
「ん?うん――って
えぇ?!!ダメダメぜーったいダメだよ!!」
「そこまで必死に断んなくてもよくない(笑)?」
:08/07/16 19:00 :F905i :☆☆☆
#42 [aoi]
「初めてのキスなら、好きな人の為に取っておきなよ。」
「そうだね〜。」
あ、
『好きな人は先生だよ』って言う展開ではないんだ…。そりゃそうだよな。
:08/07/16 19:02 :F905i :☆☆☆
#43 [aoi]
ポリポリと頭を掻きながら、自分の考えを恥じる。
すると君はいままで一番きれいな笑顔を見せたんだ。
「あたしは人を好きになっちゃダメだよねっ!」
未練が残るだけだもん。って…、どうしてそう強がるのかなぁ…。
:08/07/16 20:44 :F905i :☆☆☆
#44 [aoi]
「まったくもう…。」
グイッと引き寄せて頭を撫でてやると、夏実ちゃんは静かに泣いた。
「ッ…ヒック……あた…し……やっぱり…ッ…死ぬの…かな………ッ」
大丈夫、なんて保証はどこにもないけれど。
大丈夫だよ、と頭を撫でてやることしかできなかった。
:08/07/16 20:50 :F905i :☆☆☆
#45 [aoi]
「死ぬのが怖い」と涙を流す彼女を宥め、病室に戻ろうと催促する。
立ち上がった直後、
夏実ちゃんは倒れた。
スローモーションのように、見えた。
バタンッ
「な、夏実…ちゃん?」
:08/07/16 20:55 :F905i :☆☆☆
#46 [aoi]
――…
夏実ちゃんを治療室へ運んだところまで覚えている。
いつの間にか僕は、院長の部屋にいた。
「ここ数日で、かなり貧弱しているね。」
―僕が気付くべきだった。
―僕のせいだ。
:08/07/16 21:03 :F905i :☆☆☆
#47 [我輩は匿名である]
あ
げ
ま
す
:08/07/20 09:16 :P902iS :☆☆☆
#48 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)
:22/11/03 13:57 :Android :☆☆☆
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