月の裏側
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#244 [我輩は匿名である]
急に甘えてきた百合を抱きしめる力が強くなった俺。
「こんなに自分らしく居られる相手、今までいなかったもん。ミナトが初めてだよ」
「あら、そんな嬉しい事言ってくれるの?なら俺も言うよ」
「なぁに」
:08/08/19 15:26
:PC
:3lPcSpSs
#245 [我輩は匿名である]
「俺も百合ちゃんだけ。百合ちゃんが初めて。恋愛がこんな楽しいなんて知らなかったよー」
「あら、嬉しい事言ってくれるのね」
二人は笑った。
「百合」
そのまま唇を交わしながらベットに寝転がった。
:08/08/19 15:26
:PC
:3lPcSpSs
#246 [我輩は匿名である]
手を伸ばし、電気とテレビを消す。
月と星が俺らを覗く。
一人ぼっちで寂しい星たちを嫉妬さすかのように、俺らは重なり合った。
「ミ…ナト…ンンッ…」
百合の声は俺を狂わす。
「百合…ッ…」
「アァッ…ン…」
俺の声も百合を狂わすようだ。
:08/08/19 15:27
:PC
:3lPcSpSs
#247 [我輩は匿名である]
頑張って

:08/08/23 14:56
:SH704i
:☆☆☆
#248 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
更新遅れてすみません。
少しだけですが書きます
:08/08/24 09:41
:PC
:cvHihT3E
#249 [我輩は匿名である]
・・・
大学生になった。
季節も変わった。
あれだけ寒かったのが嘘のように街中、熱気に包まれている。
「中畑」
「ん?」
「今日飲み行かない?」
タツヤの笑顔はもう居酒屋にいるような輝き。
:08/08/24 09:42
:PC
:cvHihT3E
#250 [我輩は匿名である]
「ごめん、今日はパス」
「何、デート?」
マコトの顔が濁った。
「羨ましいか、負け犬め」
俺は勝ち誇った顔で笑ってやった。
:08/08/24 09:42
:PC
:cvHihT3E
#251 [我輩は匿名である]
2人は大学に入ってできた友達。
こいつらは俺のことを苗字で呼ぶ。
なんだか慣れていないのでくすぐったい響き。
「うっぜー!」
彼女のいないこいつらはバイトのない日はほとんど飲んでいるらしい。
:08/08/24 09:43
:PC
:cvHihT3E
#252 [我輩は匿名である]
誘われて、百合との約束がなかったら、たまに行くけど今日はダメ。
タツヤが言った。
「お前、中畑の彼女知ってる?」
マコトが答える。
「知らねぇ」
:08/08/24 09:43
:PC
:cvHihT3E
#253 [我輩は匿名である]
「俺、こないだ見たんだけどさ…やべぇぞ?」
マコトの目が大きくなった。
「何?デブスとか?」
タツヤは嘲笑った。
笑ってんのも今のうち。
俺は携帯を取り出し、電池パックのフタに貼ってあるプリクラを掲げてやった。
:08/08/24 09:44
:PC
:cvHihT3E
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