月の裏側
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#247 [我輩は匿名である]
頑張って

⏰:08/08/23 14:56 📱:SH704i 🆔:☆☆☆


#248 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
更新遅れてすみません。
少しだけですが書きます

⏰:08/08/24 09:41 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#249 [我輩は匿名である]
・・・

大学生になった。

季節も変わった。

あれだけ寒かったのが嘘のように街中、熱気に包まれている。

「中畑」

「ん?」

「今日飲み行かない?」

タツヤの笑顔はもう居酒屋にいるような輝き。

⏰:08/08/24 09:42 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#250 [我輩は匿名である]
「ごめん、今日はパス」

「何、デート?」

マコトの顔が濁った。

「羨ましいか、負け犬め」

俺は勝ち誇った顔で笑ってやった。

⏰:08/08/24 09:42 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#251 [我輩は匿名である]
2人は大学に入ってできた友達。

こいつらは俺のことを苗字で呼ぶ。

なんだか慣れていないのでくすぐったい響き。

「うっぜー!」

彼女のいないこいつらはバイトのない日はほとんど飲んでいるらしい。

⏰:08/08/24 09:43 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#252 [我輩は匿名である]
誘われて、百合との約束がなかったら、たまに行くけど今日はダメ。

タツヤが言った。

「お前、中畑の彼女知ってる?」

マコトが答える。

「知らねぇ」

⏰:08/08/24 09:43 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#253 [我輩は匿名である]
「俺、こないだ見たんだけどさ…やべぇぞ?」

マコトの目が大きくなった。

「何?デブスとか?」

タツヤは嘲笑った。

笑ってんのも今のうち。

俺は携帯を取り出し、電池パックのフタに貼ってあるプリクラを掲げてやった。

⏰:08/08/24 09:44 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#254 [我輩は匿名である]
「すっげー美人だった」

マコトの声と俺が携帯を掲げたのが同じタイミングだったので、なんだかドラマみたいだった。

なかなかカッコイイ演出での彼女紹介。

タツヤの目が3倍に広がった。

⏰:08/08/24 09:44 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#255 [我輩は匿名である]
俺の携帯を手に取り、タツヤは言った。

「モデル?」

最高の褒め言葉をありがとう、タツヤくん。

「一般人だよ〜」

「嘘だ!どうやって騙したの、中畑!」

「別に〜。お互い惹かれ合って、今に至る」

⏰:08/08/24 09:45 📱:PC 🆔:cvHihT3E


#256 [我輩は匿名である]
「プリクラも美人だけど、生のがもっと綺麗だぞ。オーラがあるもん、オーラが」

マコトは百合を絶賛してくれる。

彼氏として気分がいい。

「中畑、お前この子に金でも渡してんじゃねーの?」

とりあえずタツヤにデコピンをくらわせた。

⏰:08/08/24 09:45 📱:PC 🆔:cvHihT3E


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