月の裏側
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#345 [我輩は匿名である]
真剣に聞いてくるから真剣に言い返すと百合は泣きそうな顔に変化した。
「…ごめん。変な事聞いたね。別に意味ないから」
そう言って百合は寝室に行ってしまった。
:08/09/18 14:47
:PC
:D6L4N7VY
#346 [我輩は匿名である]
百合が何を悩んでいるのか。
俺といる事が百合にとって苦痛になってきたのだろうか?
夫婦としてのマンネリなんてないし、互いの意見をぶつけ合う喧嘩もする。
冷め切った家庭ではない。
一体、何がどうなっているのか。
:08/09/18 14:47
:PC
:D6L4N7VY
#347 [我輩は匿名である]
早く解決させたいのに、仕事が邪魔をして上手くいかなかった。
いや、解決させるのが恐かったのかもしれない。
仕事を理由に、逃げていたのかも。
そんな風に百合の闇から逃げていると、いつの間にかクリスマスにの季節だった。
:08/09/18 14:48
:PC
:D6L4N7VY
#348 [.]
:08/09/18 16:55
:D904i
:☆☆☆
#349 [我輩は匿名である]
アンカーありがとうございます
:08/09/19 12:08
:PC
:./.2cs2Y
#350 [我輩は匿名である]
俺が仕事から帰り、翌日が休みという幸せな夜。
「ただいまー」
「おかえり」
いつも通りの百合の出迎え。
「美優は?」
「もう寝たよ」
「そっか」
「先にお風呂でしょ?」
「おう」
:08/09/19 12:09
:PC
:./.2cs2Y
#351 [我輩は匿名である]
温かな風呂に行ってから、お待ちかねの夜ご飯。
お酒なんか飲みながら…なんて楽しみを抱きながら、さっさと風呂を済ませた。
:08/09/19 12:09
:PC
:./.2cs2Y
#352 [我輩は匿名である]
風呂から上がり、お楽しみの晩酌を期待してリビングに行くと、その時点で気が付いた。
今日、百合の悩みがわかる。
百合の闇が晴れるのかもしれない、って…。
:08/09/19 12:10
:PC
:./.2cs2Y
#353 [我輩は匿名である]
百合の表情でわかるんだ。
何か決心した顔。
「百合、お風呂出たよ」
「…うん。ご飯の前にさ、話したい事あるから座ってくれる?」
首にタオルを巻き、俺は百合の正面の椅子に座った。
:08/09/19 12:10
:PC
:./.2cs2Y
#354 [我輩は匿名である]
何を話されるのか。
やっと聞けるんだという安心と、俺らが壊れてしまうんじゃないかという不安。
冷静を装うのに一杯一杯だった。
「どした?」
俺は煙草に火をつけた。
…マズい。
煙草をうまいと感じないほど俺は緊張していた。
:08/09/19 12:11
:PC
:./.2cs2Y
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