月の裏側
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#455 [我輩は匿名である]
もう限界だった。
「お義母さん、すみませんが今から行ってもいいですか?」
「今から?」
時刻は夜の9時を迎えようとしていた
「はい。百合には言わないでください。今から俺とヨースケが行く事」
:08/09/23 18:00
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#456 [我輩は匿名である]
お義母さんに了解を得て、俺は車を走らせた。
「…ぱぱぁ、んー。ねむいー」
「美優ごめんね。寝てていいよ」
眠いせいでぐずっている美優に謝りながらヨースケの家まで走らせた。
到着した頃には美優は夢の中だった
:08/09/23 18:00
:PC
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#457 [我輩は匿名である]
「何ー」
「外出てきて」
「言われるとおもった」
ヨースケは家から出てきて俺の車に乗った
「そろそろ、また電話くるだろうなーって思ってた。で、また呼び出しされるんだろーなーって」
:08/09/23 18:01
:PC
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#458 [我輩は匿名である]
あからさまに迷惑なんだけど!って態度のヨースケ
一応謝ったけど、こっちだって迷惑してんだよ
おめーの存在に。
「どこ行くの」
「松本宅」
「どこそれ」
「百合の実家」
「はぁ?なんで?意味わかんねー」
:08/09/23 18:02
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#459 [我輩は匿名である]
この前の話をヨースケにした
「俺も迷惑してんの。明日仕事だから美優の面倒見る人いねーし。百合が帰って来なかったらヨースケ、お前が面倒見て!」
「やだよ。つーかなんで百合なんかに会わなきゃいけないのー」
「もうハッキリしてもらわねーと俺もキツい」
百合に考える時間をたくさんあげるつもりだったのに、俺ってば短気でさ。
もう限界だった
:08/09/23 18:03
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#460 [我輩は匿名である]
10時前に松本家につき、お義母さんが出迎えてくれた。
眠った美優を、お義母さんたちの寝室に運び、俺とヨースケは百合の部屋に通された。
「百合、まだ起きてるから。どうぞ」
ノックの後に部屋を開けると、驚いた顔の百合がベットの中から体を起こしていた
:08/09/23 18:03
:PC
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#461 [我輩は匿名である]
きっと百合は俺が来た事に驚いてるんじゃない。
数年ぶりに見る、かつての恋人、今でも忘れられない人を見て驚いてるんだ。
「百合、ベットから出てきて」
百合は今にも泣きそうな顔でベットから出てきた
:08/09/23 18:03
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#462 [我輩は匿名である]
元々細い体の百合が、また細くなっていた
「ハッキリしたいんだ。俺のこと、美優のこと、ヨースケのこと」
俺が言い終えるとヨースケが言った
「百合さ、まだ俺が好きなの?」
普段の俺ならヨースケを殴り飛ばしてるかもしれないセリフ
だけど今は、これを聞かないと何も始まらないし…終わらない
:08/09/23 18:04
:PC
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#463 [我輩は匿名である]
「…好きじゃない」
「俺のこと気にしなくていいから、本当のこと言って」
俺がそう言うと百合は強い目でこっちを見た
「私はミナトが好きなんだよ」
ヨースケが言った
「だってさ。はい、解決」
:08/09/23 18:06
:PC
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#464 [我輩は匿名である]
ヨースケは続けた
「百合、もうお前ミナトんとこ帰れよ。俺が迷惑」
「…帰れない」
「なんで」
「ヨースケが夢に出てくるからだよ」
「っ。意味わかんねー」
:08/09/23 18:06
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