べたべた恋愛
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#1 [ぴく◆iKzSPVRKzM] 08/08/13 19:39
こんにちは( ゚ω゚ )
これから昔の少女マンガに
ありがちな展開(いわゆるベタ
すぎて笑える感じ)の
ゆる〜い恋愛小説とも
言えぬような小説を
ゆる〜く書いてきます。
まあそれでも一応真面目に
書く予定なので暖かい目で
見守ってやって頂けたら
幸いです。

#165 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「そういえば
優、その持ってるタッパー
は何が入ってるの?」

校門をくぐると
令が不思議そうな顔をして
聞いてきた。

「あ、休憩の時配ろうと
思ってたんだけどね…」

優はいそいそとタッパーの
ふたを開けた。

⏰:08/09/27 13:47 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#166 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「じゃ〜ん!
優特製はちみつレモン!!」

そこには確かに漬けられた
レモンがゴロゴロと
入っていた。

「おお!優でかしたじゃん!
たまには気が聞くんだな!」

純がそう言って
人一倍早くレモンを掴んで
口の中に入れた。

⏰:08/09/27 13:51 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#167 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
その瞬間、

「ぶはっ!!!」

純は勢い良くレモンを
吹き出した。

優と令は驚いて

「何で捨ててるの!?」
「え?何?」

と同時に喋った。

「酸っぱい!!!」

純はそれだけ言うと急いで
持っていた麦茶を
喉を鳴らして飲む。

⏰:08/09/27 13:55 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#168 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「酸っぱいのは
当たり前じゃん!レモンだよ!」

何度もむせる純に
優は頬を膨らます。

「ちが…ゲホッ…お前…
ゴホッ…これはちみつ…
じゃなくて…。」

純が必死にタッパーを指して
何やら訴えているので
優も一つレモンを
口に入れた。

「!!!!」

⏰:08/09/27 14:01 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#169 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「ほら、優!
早く麦茶!!」

口を両手で抑える優に
純が麦茶を手渡す。

それを急いで受け取った
優は純と同じく
ごくごく飲んだ。

「はあ…はあ…ゲホッ!」

少し落ち着いた様子を
見計らって純が優に聞いた。

「お前…あれ…酢だろ?」

⏰:08/09/27 14:08 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#170 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「そう…かもって…
れれれれい!!!!
食べちゃだめええ!」

優は苦笑いした後、
2人に続いてレモンを
食べようとしている令に
気づいて止めに入った。

「おまえ!!!死ぬって!
まじそれ死ぬくらい
まずいから!」

純の必死の説得も時すでに
遅し。令はレモンを口に
放り込んだ。

⏰:08/09/27 14:15 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#171 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「………。」

しかし、令は吹き出しも
口に手を当てたりも
しなかった。

「…………。」

何度も噛んで飲み込んだ後、
満面の笑みで一言。

「これ美味しい!!」

「えー!???」

一呼吸置いて純と優は揃って
言った。

⏰:08/09/27 14:24 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#172 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
「僕酸っぱいの
好きだし、これ美味しいよ。」

令はケロリと言うと、
今度はレモンを2つ
掴んで食べた。

「……ありがとう優。」

「ううう、うん!!!」

優は顔を真っ赤にして言った。

「お前絶対味覚おかしいって。
こんなもん食べてたら
死ぬって。」

⏰:08/09/27 14:40 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#173 [ぴく◆iKzSPVRKzM]
純がタオルで口を
拭きながらぼそっ、と
言うと優が睨んだ。

「な…なんだよ。」

「そこまで言う
ことないじゃん!」

優が再び頬を膨らます。

「あれまじで
酸っぱいんだって!
俺にとっては死ぬレベル
なんだよ!」

純もムキになる。

⏰:08/09/27 14:52 📱:F705i 🆔:LhkxMaLg


#174 []

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⏰:09/09/08 23:53 📱:SH904i 🆔:ajjfHzhk


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