ＬＩＦＥ

一度きりの
人生の中で
人は大切な
なにかを失い
かけがえのない
なにかを得る、

明るくて
優しくて
いつも笑顔で
誰からも好かれてる
中村陸先輩。

私はこの人が
大好きなんです。

それから
紹介し忘れてたけど
私の名前は
江口楓花
（えぐちふうか）。
よく楓ちゃんって
呼ばれてる。

まぁどこにでもいる普通の人だとおもう。

今日から高校生だけど････。

まだ書き始めですが感想板を作ったので見てくれている方がいらっしゃったら
意見などくれたら
ありがたいです

→
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3975/

―･･入学式の朝

大好きな曲の
目覚ましで起きた
私は気分が良かった。

新しい制服を
身にまとって鏡をみた。

なんか一気に自分が大人になった気分だった。

二年ぶりに会う
先輩の姿を想像するだけで胸の高鳴りが収まらない。

人はきっと私を
こう呼ぶんだろう

「陸先輩依存症」と。

最初は一目惚れだった。

中学時代
バスケ部だった先輩が汗を流しながら
必死でボールを追いかけてゴールを決めた時の先輩の笑顔に。

でもどんどん先輩の内側にも惹かれていった･･。

告白されたことは
あったけど、他の
男の子なんて眼中になかったんだ。

そういえば、
先輩は今もバスケ続けているのだろうか･･。

お気に入りの
香水をワンプッシュしてから
私は勢いよく家を出た。

高校までは片道１時間かかるかかからないかくらい。

最寄り駅まで15分かけて自転車で行く。

呑気に好きなアーティストの鼻歌なんか歌っちゃったりして。

最寄り駅に到着した私は定期でするする改札をくぐり、ラッシュの波にもまれる。

電車の中を埋める
さまざまな香水の匂いと雑誌や新聞を読むおじさん達。

これから毎日
こういった雰囲気で学校に通うのか、と思ったけど苦痛には感じなかった。

電車に揺られること
３０分くらいだろうか。

電車は高校の最寄り駅に到着した。

行きと同じように
改札を出て徒歩
10分近くの道を歩く。

目の前に
ちらほら見えるのは
私と同じように真新しい制服を着ている人達。

この中にクラスメートが居たりして？とか考えながら歩いた。