僕は僕なりに愛してる

みんな授業中何を考えてるんだろうか？

俺等のクラスはバカみたいに静かだ

男子校は煩いと良く言われそうだが実際糞が付くほど静かで平凡だ

まぁ大抵の奴が女の事とか考えて欲情して

「先生…トイレ」

と言ってトイレに言ってしまう

まぁそれが普通だよな。笑

「やっと終わったーっ」

終わったと同時に俺の後ろは騒がしくなる

すげー人気
こりゃネトアレベルだな

「よっ」

俺の肩を誰かが叩く

「あっミッチー先輩」

「その呼び方辞めろって言ったろ！」

俺の肩を叩いたのは1個上の充(みつる)先輩
略してミッチー先輩

「噂の転校生を見に来たんだけど…すごい人気だね」
「もう噂になってるんっすか!!?」

「あぁ。女顔負けの転校生が来たってな」

と言いながら俺の頭の上に先輩の肘が乗る

正直重い

「だけど…」

先輩は俺を見た

「俺的には雪のが可愛いと思うけどな♪」

先輩はニッコリ微笑んだ

先輩その発言はだいぶホモってますから!!

「俺の嫁口説かんといてくれますか？」

と言いながらユエが後ろから抱きついてきた

「何だよ。いいじゃんか♪なぁ～雪？」

先輩がドアップで近づいてきた

「……い」

「「え？」」

「二人とも近いってば!!」
俺は二人を退けて朔と出て行った

俺はホモじゃねーっつの

「なぁー朔」

俺は朔と一緒にツレション中

「何？」

「俺ってホモオーラとか出てんのかな？」

「は？」

常々思ってた事を思いきって朔に聞いてみた

だってあんだけ引っ付いてこられりゃ不安になるでしょ

これが健全な高校生男子の気持ちですはい。

「出てるんじゃね？」

なにー!!!!!?

ちょっとは反論を期待してた俺がバカだった

「な何で」

ジー(ﾁｬｯｸ閉める音)

「お前自分が思ってるより可愛いよ？背も並みより低いし。肌も白いし♪それに…」

ジャ～

「…それに？」

俺は死んだような声で訪ねた

ガバっ

「!!!!?」

なっ
なになになに??

「いちいちその反応とか全てにおいてソソられる」

朔の低い声が耳元で囁かれる

ｿﾞｸ

あぁ…
女が言うｿﾞｸっとするってこゆ意味かぁ♪笑
って!!!

「そんなの嫌だあぁあぁっ!!!!」

俺はトイレの中心で本音を語った。笑

俺はもう一度トイレの鏡で自分の顔を見た

たしかに
目はでかい
無駄にデカイ
このデかさを背とアレに追加して欲しいものだ

あとは無駄に白い肌
焼けないからこれは仕方ない

髪もまぁさらさらではないがいちよう長い
赤茶だし

けど他は並みの男となんらかわりはないよな？