盲目少年物語(BL/悲恋系短編集/18禁)
最新 最初 🆕
#1 [猫野みさき] 08/11/26 11:51


初めまして!
趣味でBL小説(同性愛)を書いています☆
素人作品ですので、至らない点もありますが
みなさんのアドバイスをいただいて向上していきたいと思います!よろしくお願いします☆

猫野みさき


#52 [猫野みさき]
 
しかし、タツヤはすぐに笑顔を消して
真直ぐ前をみつめた

その横顔が、いじめられっ子だった時の彼を思い出して、俺の胸が痛んだ


「たっちゃん、俺、たっちゃんの力になりたい。悩んでる事、助けて欲しい事があったら、話して欲しい」

 

⏰:08/11/27 23:14 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#53 [猫野みさき]
 
「……別に…」

タツヤは小さく笑って、俺を見た

「なーんもあらへんよ。ほんまに。ただ、」

「ただ?」

「…俺、ずっと欲しいものあってん」

言いながら、思い切り地面を蹴った
タツヤを乗せたブランコが大きく揺れる

「ず〜っと前から欲しかってんけど、どんな事しても手にはいらんのや」

 

⏰:08/11/27 23:18 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#54 [猫野みさき]
 
「なにが欲しいの?」


―ザッ


音を立ててタツヤの足が地面に着く
その靴先を見つめて
それから困ったように笑った

「秘密や」


 

⏰:08/11/27 23:21 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#55 [猫野みさき]
 

「…なんだよそれ」

俺は苛立って鼻で笑った
人が真剣にぶつかろうとすると
当の本人は冗談めかしてはぐらかす

「あはは、怒った?なあ。相変わらず短気やんな〜ゆうちゃんは。昔と変われへん」

「あのな、俺、真面目に…」

 

⏰:08/11/27 23:25 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#56 [猫野みさき]
 
呆れてタツヤの方を向いた一瞬

タツヤの唇が俺の唇に触れた



「…俺、ゆうちゃん好きやで。ゆうちゃんは?」




気付けば、タツヤの体を思い切り突き飛ばしていた

 

⏰:08/11/27 23:29 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#57 [猫野みさき]
 
地面に倒れたタツヤが、驚いたように俺を見上げる

それから何も言わない俺に、小さく笑って

「ごめん」

と呟いた

俺はカッと顔に血が集まり
そのまま走った

「ゆうちゃん!」

 

⏰:08/11/27 23:32 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#58 [舞]
おもろい

⏰:08/11/27 23:37 📱:F703i 🆔:e3b6/PXc


#59 [猫野みさき]
 
「ゆうちゃん、待てって…」
「触るな!」

俺を追いかけるタツヤに腕を捕まれ、俺は思わずその手を振り払った

「ゆうちゃん、ゆうちゃんごめん、俺、」

「放せよ、気持ち悪いんだよ!!」

縋るように腕をひいた体を突き飛ばして
俺は振り返らずに家へ飛び込んだ

そのまま玄関の鍵を締めて床にへたりこむ
袖で何度も擦っても、タツヤの唇の感触は消えなかった
 

⏰:08/11/27 23:37 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#60 [舞]
頑張って

⏰:08/11/30 13:24 📱:F703i 🆔:LEujoPn2


#61 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100

_

⏰:08/11/30 21:33 📱:W61S 🆔:U.B4KbUU


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194