READY TO LOVE★

愛読お願いします(^^)/

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ゆい汰の小説感想板

★

チラッと隣を向くと顔立ちのいい横顔

そんな私に気付いて笑いかけてくれる笑顔

｢恭…私､さ…｣

｢ん？｣

やば…

思わず気持ちが溢れ出してしまった

｢なんでもないっ｣

苦笑いしてはぐらかすことしかできなかった

｢恭ーっ!｣

学校が見えてきた時だった

登校中の高校生の群れから一人､誰走ってきた

｢あ､遥!｣

すごく目立つ肩すぎの長さの金髪で
耳には銀のピアス
校則違反手前ぐらいの着くずした制服

｢おっはよ♪　…誰？｣

遥という人は私をすごい目つきで睨んできた

｢そっちこそ…｣

｢この子は幼なじみっ　玲って言うんだ｣

恭が私の言葉を遮り説明する

｢ふーん…｣

あまり納得がいかないのか遥の視線が痛い

｢恭､行こ!｣

｢あ､ちょっと…!｣

恭は遥に腕を掴まれ先に行ってしまった

｢待って…!｣

二人の後を追おうとしたら横から遮られてしまった

人多過ぎ…

私は恭を追うのを諦め１人で学校に向かった

｢玲!　おっはよ♪｣

｢あ､おはよ｣

教室に入ると親友の音が駆け寄って来た

音とは去年も同じクラスで仲が良かった

テニス部なのに肌が白く､

ぱっちりした瞳が特徴

肩より上の茶色いふんわりパーマがまた可愛い

｢音､私､失恋した!｣

恭に彼女ができたことを話す

｢ちょっと玲!｣

音が椅子に座っている私の肩を両手で掴んだ

｢なに諦めてんの!　可能性十分ありじゃない!｣

｢いや､彼女っ…｣

｢恭君に彼女ができたの
今回が初めてじゃないでしょ!?
頑張ろうよ!｣

可愛い顔とは裏腹の強気な音に､
私は勢い負けした

｢そっか…そうだよね!｣

｢うん!　頑張ろ!｣

いつか想いを伝えたい…

そう考えながら体育館へ向かった