メンソｰル

「亮本当に由衣ちゃんのこと好きやけんもう一回考えなおしてくれんかな…」

私にだって意地があるんだよ？

亮のこと本当に好きだから
今付き合っていったって
無理だってわかるもん…

『……』

「全部俺が悪いけん本当に頼むよ…」

拓也は友達思いなんだね…
でも私からしたら
原因はあなただよ

でも私はやっぱり亮のことが好き

『一週間考えさせて…』

「じゃあ一週間後連絡するように亮に言うよ！
ありがとう」

それからの一週間は
私にとって苦痛そのものだった

毎日連絡を取り合ってあた亮に連絡できない日々

一週間は意地でも
私から連絡をとらない
これは女意地ってゆうか
私のプライドだった

一週間後亮から連絡がきた

私たちはもう一度
やり直すことになった

「もぅ絶対由衣が不安になるような行動しないから！」

『…約束ね…』

亮は約束を破ったよね…

浮気なんてまだましだって思えるくらい
不安で心配だった
３日間…

あの日のことは
まだ覚えてる

もうすぐクリスマスが
近づきカップルばかりが
行き交う街を亮のプレゼントを買いに出かける

プレゼントはもう決めてある
亮の好きなブランドのお財布
少し奮発してみた

そのころ私は
すでに専門学校を中退し
夜の仕事だけしていて
亮とはなかなか時間が
合わなかった

クリスマスは仕事も休み
亮と会う約束をしてある

クリスマス

亮に迎えに来てもらい
ご飯を食べにいく

亮からのプレゼントは
おねだりしていた
ペアリングと同じブランドのピアス

亮にプレゼントをあげると
すごく喜んで早速お金やカードを移していた

お正月は亮の家族と一緒に初詣に行った

亮は大吉だったが

私は小吉で
亮が木にくくりつけてくれた

このころから
亮の家で半同棲していた