メンソール
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#2 [主]
高校1年の時
知り合って
3年付き合った彼と
19歳の春本当の別れが来た
由衣二十歳
:08/12/20 02:39 :D904i :☆☆☆
#3 [主]
16歳春
真新しい制服に
履きなれない
革靴に戸惑いながら
友達の待っている
ファミレスに足を運ぶ
:08/12/20 02:43 :D904i :☆☆☆
#4 [主]
恵
小学校からの友達で
高校の友達と
遊んだ帰り電話があり
逢うことになった
ファミレスに入り
恵を探す
『あっめぐッ…!?』
なんで男がいんの?
:08/12/20 02:45 :D904i :☆☆☆
#5 [主]
「由衣!こっち!」
恵が座っている
席に足を進める
そこには同じく
小学校からの友達
歩がいて
あとは知らない男が
4人いる
『久しぶり
ってゆーか……恵の友達?』
:08/12/20 02:48 :D904i :☆☆☆
#6 [主]
「うん!高校で同じくクラスになってさ」
まぁ制服一緒だし
同高ってのは
分かるけど……
なんでいるの?って
思ってるけど
言わないほうが
いいかな……
『あーそうなんだ
初めまして!由衣です』
:08/12/20 02:50 :D904i :☆☆☆
#7 [主]
男の名前は
晃(アキラ)祐介(ユウスケ)
拓也(タクヤ)亮(リョウ)
晃と恵が同じクラスで
席が隣どうしで
仲良くなったらしい
男達のほうを
まじまじと見て
亮タイプ…って思った…
:08/12/20 02:53 :D904i :☆☆☆
#8 [主]
歩に亮かっこいいね
耳打ちしてみた
「うちも思った!」
さすが中学の時
付き合った男かぶるだけあって
タイプが似ている
:08/12/20 02:55 :D904i :☆☆☆
#9 [主]
連絡先を交換してもらうほど
友好的な性格でもなく
たわいのない話をして
皆帰って行った
その日の夜
恵が今日の男達の
1人が私と連絡を
取りたがっている
といわれ
亮だったらどーしよう
と少しの期待があった
:08/12/20 02:57 :D904i :☆☆☆
#10 [主]
『……誰?』
「晃!連絡先教えといてもいい?」
期待は儚く散った
『あー……うん…別にいいよ〜』
:08/12/20 02:59 :D904i :☆☆☆
#11 [主]
翌朝
受信メール
_________
晃です!
_________
おはよ(^O^)/
昨日はど〜もね(^O^)/
またみんなで遊ぼーよ
_________
亮も来るかな…
とか思う私て…
晃とのメールなのに
なんかやな感じ……
っても別に好きとか
言われたわけじゃないしね…いっか…
:08/12/20 03:02 :D904i :☆☆☆
#12 [主]
晃に返事を送り
学校へ行く準備を
始める
通学途中にある
コンビニに立ち寄るのが
日課になっている
:08/12/20 03:04 :D904i :☆☆☆
#13 [主]
「いらっしゃいませ〜」
朝から元気な店員だな…
「あれ?由衣ちゃん?」
後ろから誰かに
声をかけられ振り返ると
『亮……君…』
正直運命って思った
:08/12/20 03:06 :D904i :☆☆☆
#14 [主]
「すっげ〜偶然やな〜」
女の子のような顔立ちで
朝から爽やかに笑う
『そーだね!偶然!
私毎朝このコンビニ寄ってるの』
「まじで!俺いっつも
ここの少し行ったとこのコンビニ行ってたんだ!」
だから初めて会ったのか…
:08/12/20 03:09 :D904i :☆☆☆
#15 [主]
「今日からは毎朝このコンビニだな!」
毎日会えるじゃん
嬉しいんですけど!
「由衣ちゃん連絡先教えてよ♪」
『あっうん!』
嬉しい……
会ったばっかなのに
なんかすごい好きに
なったかもしれない…
:08/12/20 03:11 :D904i :☆☆☆
#16 [主]
昔からそう
私は面食いなの
顔さえよければって
言い方は悪いけど
ずっとそう思ってる
歌にもあるよね
見た目から入る恋なんて
夏風邪の次に質が悪い
ほんとそれ!って
思ってもやっぱ顔なんだよ
:08/12/20 03:16 :D904i :☆☆☆
#17 [主]
亮からのメールが
待ち遠しくて授業に
身が入らない……
「ゆ〜い!今日ずっと携帯見てんね!」
高校でできた友達
綾子
『だって〜めっーちゃタイプの人と連絡先交換したんだもん!』
:08/12/20 03:19 :D904i :☆☆☆
#18 [主]
「それで携帯ばっか
見てるわけか!笑」
〜♪
『きたぁぁ!』
受信メール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
亮やでー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
初メールっ(^^)/
登録しといてやー!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/12/20 03:22 :D904i :☆☆☆
#19 [主]
速攻するっちゅーの!
なんかこの好きに
なりたて〜
みたいな気持ちが大好きなんだよね〜
楽しくて♪
亮に返信して
それからずっと
意味無いメールばっかしてた
:08/12/20 03:24 :D904i :☆☆☆
#20 [主]
メールし始めて
一週間たったくらい
亮から告白された
メールでの告白
素直にうれしかった
その日は記念日になって
手帳に書き込んだ
:08/12/20 03:25 :D904i :☆☆☆
#21 [主]
「日曜遊ばん?」
夜の日課になった
電話で亮に言われた
毎朝コンビニであっていたけど
普通に休みの日会うのは初めて
『デートじゃん!!』
「ぷッそーだよ♪デートしよ♪」
:08/12/20 03:28 :D904i :☆☆☆
#22 [主]
『うん!すごい楽しみ!!』
日曜に会う約束をして
電話を切った
土曜日はなにを
着ていこうか悩み
なかなか眠れず
日曜になった
:08/12/20 03:30 :D904i :☆☆☆
#23 [主]
「ゆ〜い!」
待ち合わせ場所には
すでに亮は来ていて
私の好きな笑顔で
出迎えてくれた
それからはたわいもない
話をしたりご飯を食べたり
本当に普通のデートをした
:08/12/20 03:32 :D904i :☆☆☆
#24 [主]
中学の時は
一緒に帰ったりするぐらいで
デートらしいものも
したことなく
亮とのデートは
すごく新鮮だった
「俺付き合うの由衣が初めてなんだ」
照れながら亮が言った
:08/12/20 03:34 :D904i :☆☆☆
#25 [主]
『嘘ッ!?』
驚きだ……
こんなにかっこいい亮が
まさか高校で初彼女…
「まじまじ!俺中学んとき全然女っけなくて…」
:08/12/20 03:36 :D904i :☆☆☆
#26 [主]
日も暮れてきたとき
亮にキスされた
実は私も初キス…
お互い照れ笑いしながらまたねってわかれた
まだ高校1年だった私
子供すぎた
:08/12/20 03:38 :D904i :☆☆☆
#27 [主]
キスしてから
まともに話せなくなった
メールの返信もそっけなく
朝のコンビニでもよそよそしかった
私の心の変化は
亮にも伝わりお互いぎくしゃくしてしまった
:08/12/20 03:39 :D904i :☆☆☆
#28 [主]
日課だったコンビニも
立ち寄らなくなった
そんなながれで
亮とは自然消滅した
このときは辛いとか悲しいなんて
気持ちは全然なくて
高校生活が楽しくてしかたなかった
:08/12/20 03:41 :D904i :☆☆☆
#29 [主]
亮とは1ヶ月も
付き合ってはいなかった
それから2年にあがるまで何人かと付き合ってみたが
キス以上ができるほど
好きになれる人もいなく
内心焦りながら2年に
進級した
:08/12/20 03:43 :D904i :☆☆☆
#30 [主]
2年の始まり
1年前彼と出会った
季節に私は再び運命をかんじた
:08/12/20 03:44 :D904i :☆☆☆
#31 [主]
友達とファミレスへ行った
亮と初めて会ったのも
ここだな〜と思いながら入った
まさか会うなんて
思ってなかった
「…由衣…」
『亮………』
:08/12/20 03:46 :D904i :☆☆☆
#32 [主]
あれから1年近く
会うこともなかったのに
この季節に会うなんて本当に偶然……
驚きもあったが
やっぱり綺麗な顔だなと
思ってしまう
:08/12/20 03:48 :D904i :☆☆☆
#33 [主]
「久しぶりやな」
顔が見れない
『うん…そだね…』
謝ったほうがいいのか
焦っているのは
自分が一番よく分かっている
「元気やった?」
『元気やったで
亮は?』
:08/12/20 03:50 :D904i :☆☆☆
#34 [主]
「ん〜由衣がそっけなくなって落ち込んでた♪」
『えッあ〜…ごめん…』
やっぱり私が悪かったんだよね
「今は立ち直ってるけどなぁ〜笑
由衣は今彼氏いんの?」
『いないけど〜』
「じゃあもっかい連絡とろ〜で♪」
:08/12/20 03:53 :D904i :☆☆☆
#35 [主]
『うん』
やっぱり男は顔やな!!
ってこんな時に
思う私はいったい
何がしたいんやろ…
:08/12/20 03:54 :D904i :☆☆☆
#36 [主]
由衣ともう一回付き合いたい
亮にそう言われた時
迷った……
:08/12/20 03:55 :D904i :☆☆☆
#37 [主]
この1年の間にあったことを
お互いずっと話していた
亮も何人か付き合ったこと
テストの点数が足りなく
課題に追われていたこと
クラス替えがないから
嬉しい反面つまらないこと
そして……
初体験をしたこと
:08/12/20 03:58 :D904i :☆☆☆
#38 [主]
亮はもう童貞ではない
でも私は?
まだ処女だ…
自分から捨てた
恋愛だったのに
亮の初めてを貰った女が
憎らしい
:08/12/20 04:03 :D904i :☆☆☆
#39 [主]
始まりと同じ季節
私達の二回目の恋愛が
スタートした
:08/12/20 04:04 :D904i :☆☆☆
#40 [主]
周りが経験済みとゆうのもあり
焦っていた私
本当に好きな人じゃないと
初めてはしたくないと
思っていた私が
亮とならいいと思うほど
彼を好きになるのに
さほど時間はかからなかった
:08/12/20 04:06 :D904i :☆☆☆
#41 [主]
「由衣…いいの?」
『うん…亮が初めてがいい』
俺が初めで最後だろ
と綺麗な笑顔を作る
あなたが好き
男の割りに華奢な体が好き
節が太くて
ゴツゴツした大きな手が好き
:08/12/20 04:08 :D904i :☆☆☆
#42 [主]
私の初めては
全部この人にあげたい
好き好き好き
愛してる
高校生のくせにって
笑われてもいい
欠点も全部好きになれる人なんて
なかなか出会えるわけじゃない
:08/12/20 04:10 :D904i :☆☆☆
#43 [主]
私の初体験は
6月の雨の日
一生一緒にいたいと
思うくらい好きになった人だった
ばかで浅はかな私は
最低だった
:08/12/20 04:12 :D904i :☆☆☆
#44 [主]
『んッ……』
「由衣…」
亮とのキスはいつも
タバコの味
『苦い……』
セックスは頭の中まで
真っ白になる…
若かった私が快楽の波に
溺れるのに時間は
かからなかった
:08/12/20 04:15 :D904i :☆☆☆
#45 [主]
あんなに好きだったのに……
すっかりセックスという
行為な味をしめた私は
初体験をしてからというもの
動物のごとくお互いを
求め合った
:08/12/20 04:17 :D904i :☆☆☆
#46 [主]
夏休みに入り
私はとうとうしてしまった
:08/12/20 04:18 :D904i :☆☆☆
#47 [主]
8月初め
夏休みに入ってから
友達と先輩の家に入り浸っていた
俗に言うたまり場
その先輩は1つ上の人で
一人暮らしをしていた
自分より年上で
すでに働いている男に
頼もしさを感じていて
憧れに近い思いも
若い私は恋と勘違いしてしまっていた
:08/12/20 04:21 :D904i :☆☆☆
#48 [主]
その日も私はたまり場へ行った
何回か行っているうちに
1人でも行くようになった
そして先輩と
身体を重ねてしまった
:08/12/20 04:23 :D904i :☆☆☆
#49 [主]
してしまった……
浮気
やってはいけないこと
亮のこと好き
でもまだ若い他の人見てもいいんじゃない?
おもいだしたらきりがない
初めての浮気をしてから
数日後
亮と別れた
:08/12/20 04:29 :D904i :☆☆☆
#50 [主]
亮は理由を聞いてきた
言えるわけもなく
気持ちが冷めたとだけ
言っておいた
別れたくないと言われても
一度離れた気持ちはなかなか
戻らないもので
亮の言葉を無視した
:08/12/20 04:31 :D904i :☆☆☆
#51 [主]
それからはナンパされた人や先輩
同級生や紹介された人
付き合った人も何人かいたが
どれも長続きせずに終わった
顔が好みだったらとりあえずセックスした
典型的なヤリマン
:08/12/20 04:33 :D904i :☆☆☆
#52 [主]
「由衣は本気で人を好きになったことないだろ」
付き合って二週間の人
たった今別れ話をした人
『あんたには関係ないじゃん』
本気で好きになったことくらいあるよ
:08/12/20 04:35 :D904i :☆☆☆
#53 [主]
自分勝手な私
嫌になるほど軽率で
後悔しては自分を慰めて
もう一度彼に会いたいと思う
:08/12/20 04:37 :D904i :☆☆☆
#54 [主]
「亮の連絡先教えてくれない?」
亮と付き合っていた時に
緊急時用に私の友達に
連絡先を教えていた
そして亮に電話をした
:08/12/20 04:39 :D904i :☆☆☆
#55 [主]
なんど彼を傷つけたら
気が済むのか
「はい」
久しぶりの亮の声
『亮…』
「由衣?由衣やろ?」
:08/12/20 04:41 :D904i :☆☆☆
#56 [主]
気づいてくれた……
『うん…』
「どしたん?」
『やり直したい…』
わがまま
:08/12/20 04:42 :D904i :☆☆☆
#57 [主]
亮は喜んでいた
こんなわがままな女のどこがいいのだろうと思った
でもやっぱり私も亮が
好きだから彼だけをみて
大切にしようと心から
思った…
:08/12/20 04:44 :D904i :☆☆☆
#58 [主]
それからの私の毎日は亮中心で
お互いの親にも紹介済み
幼稚園児が言うような
口約束なんかじゃない
『うちらは絶対結婚するよね』
一生一緒にいたいから
:08/12/20 04:47 :D904i :☆☆☆
#59 [主]
狂ってた
亮が他の女と話すだけて
キレた
ヒステリックな女
こんなの自分自身が
一番嫌気がさしている
私と寄りを戻してから
亮は他の女とは
連絡もとってないし
必要以上会話もしない
:08/12/20 04:49 :D904i :☆☆☆
#60 [主]
優しい亮
彼から別れ話なんて絶対しない
いつも私がわがままを言うだけ
人はなぜ何度も同じことを繰り返してしまうんだろう
亮の吸っている
メンソールのタバコが
目にしみる…
:08/12/20 04:52 :D904i :☆☆☆
#61 [主]
高校3年生になった
亮と寄りを戻して
半年がたった
亮は高校を中退し
働いている
:08/12/20 04:53 :D904i :☆☆☆
#62 [主]
亮の仕事は水曜日が
休みで土日は仕事
学生の私とは
いつも時間があわなく
私の不満も日々募ってきた
:08/12/20 04:55 :D904i :☆☆☆
#63 [主]
「仕事だからしかたないだろ?」
何回このセリフを聞いたことか……
古いドラマみたいに
『仕事と私どっちが大事なの!?』
なんてバカなこと言うわけもなく
私はまた同じ過ちを繰り返す
:08/12/20 04:57 :D904i :☆☆☆
#64 [主]
亮には秘密でした仕事
宴会コンパニオン
先輩の紹介で
暇な日にたまに入った
そこで私は
真也という人と知り合った
:08/12/20 04:58 :D904i :☆☆☆
#65 [主]
「由衣ちゃんまぢタイプや〜」
見た目はチャラ男
年は1つ上
顔はタイプ
「飯でもいかない?」
『いいよ』
:08/12/20 05:00 :D904i :☆☆☆
#66 [主]
ご飯をすませ
私達はラブホテルへ行った
シャワーを浴びて
ベッドに押し倒された時
彼の薬指の指輪が
目に入ったけど
気にしなかった
お互いさま…
:08/12/20 05:02 :D904i :☆☆☆
#67 [主]
真也とはそれからも
たまに会っていた
亮にはバレない
根拠なんてない
バレないって思ってるだけ
「由衣……なんで!?」
思ってたのに…
:08/12/20 05:04 :D904i :☆☆☆
#68 [主]
亮の友達に
私が真也とラブホテルから
出てくるところを見られていたらしい
亮から会いたいと電話があった時から
様子がおかしいとは思っていたけど
:08/12/20 05:05 :D904i :☆☆☆
#69 [主]
正直バレて振られてもいいと思っていた
「俺は由衣と別れたくなない」
意外な言葉だった
「由衣が他の男に行ったのは俺の仕事のせいだよな?」
まぁそれがきっかけで
私も仕事したしね
『うん』
:08/12/20 05:08 :D904i :☆☆☆
#70 [主]
「だから俺仕事変えるから」
『えっ?』
「土日が休みの仕事に変える」
:08/12/20 05:09 :D904i :☆☆☆
#71 [主]
なんで…
好きなことを仕事にできて喜んでたじゃん
「由衣が寂しがったら意味ないから」
やだ…
私が悪いのに…
あんなに仕事が
楽しいって言ってたのに
:08/12/20 05:10 :D904i :☆☆☆
#72 [主]
亮は仕事を変えた
土日は私との時間を作る
真也には彼氏にばれたからと言って
連絡を切った
:08/12/20 13:27 :D904i :☆☆☆
#73 [主]
亮の友達達は
みんな私とは別れた方がいいと
言っているみたい
まぁあたりまえだけど
でも亮は
「俺が由衣のこと好きだからいいんだ」
と言ってくれた
:08/12/20 13:28 :D904i :☆☆☆
#74 [主]
彼を大切にしよう
何度思ったことだろう
何度同じことを繰り返したら
私は気が済むの…?
:08/12/20 13:30 :D904i :☆☆☆
#75 [主]
真也との連絡を途絶え
1ヶ月がたった
私は結構本気で真也のことを好きだったらしい
真也には彼女ではなく
妻子がいた
俗に言う不倫
タブーを犯すのが
私の好奇心により
刺激を与え真也との
セックスに溺れていた私は
亮を手放すきもないのに
真也に会いたいと
思っていた
:08/12/20 13:33 :D904i :☆☆☆
#76 [主]
真也のタバコも
亮と同じメンソールのタバコだった
好きという錯覚なのか
それとも両方好きなのか
欲張りな私はどちらも欲していた
「由衣もうすぐ誕生日やな」
18歳になる
:08/12/20 13:35 :D904i :☆☆☆
#77 [主]
誰も見てないみたいだけど途中でやめるのも
あれなんで続き書きます(´・ω・`)
:08/12/21 01:50 :D904i :☆☆☆
#78 [主]
真也と別れ
2ヶ月
18歳の誕生日まであと一週間になったとき
真也から電話がきた
「会いたい」
:08/12/21 01:52 :D904i :☆☆☆
#79 [主]
あの時会わなければ
あんなに亮を傷つけずにすんだのに…
誕生日前日
県外に単身赴任中の
真也が私に会いにわざわざ
地元に帰ってきた
「めっちゃ会いたかった」
『私もだよ…』
素直な気持ち
本当に好きなのはどっち?
:08/12/21 01:55 :D904i :☆☆☆
#80 [主]
誰にも見られる訳にいかず
マンガ喫茶で
この2ヶ月の間のことを話した
別れ際にキスをして
真也は隣県へ戻り
私も亮と過ごす日々へ戻った
変わったのは再び
真也と連絡を取り始めたことだけ
:08/12/21 01:59 :D904i :☆☆☆
#81 [我輩は匿名である]
読みやすい
:08/12/21 04:07 :SH905i :☆☆☆
#82 [主]
匿名さん
読んでくれてありがとう(´;ω;`)
誤字脱字多いけど
がんばるので最後まで読んで下さい
:08/12/21 16:25 :D904i :☆☆☆
#83 [主]
誕生日の日は日曜日だったから
昼は亮の家で亮の家族からも祝ってもらい
夜は亮と2人で
ご飯を食べに行った
亮からのプレゼントは
私のイニシャルの入った
綺麗なネックレス
:08/12/21 16:27 :D904i :☆☆☆
#84 [主]
『綺麗!ありがとう亮
ずっとつけとく!!』
亮は仕事を初めてから
私にいろいろな物を買ってくれた
正確には買わしていた
亮が選んで
くれたのはこのネックレスが最初で最後だった
:08/12/21 16:29 :D904i :☆☆☆
#85 [主]
亮の家に泊まった
真也からおめでとうメールが来ていた
会いたいって思った
:08/12/21 16:31 :D904i :☆☆☆
#86 [主]
誕生日からしばらくたって
一年記念日になった
2人でプリクラをとったりして
久しぶりにデートをした
アウトドアな亮と違い
私はインドアで
亮はいつも私に
あわせて家でDVDを見たりしていた
:08/12/21 16:33 :D904i :☆☆☆
#87 [主]
一緒にいて楽って
付き合う上で1番大切だとおもう
亮といて楽
そう思っていたのは
私だけだったのかな…
:08/12/21 16:35 :D904i :☆☆☆
#88 [主]
18歳春
無事高校を卒業した私は
専門学校へ進学した
それと同時に1人暮らしを始めた
生活費を稼ぐため
水商売も始めた
:08/12/21 16:37 :D904i :☆☆☆
#89 [主]
亮は嫌がっていたけど
生活の為といって
押し切り仕事を始めた
真也との関係を
切ろうか悩んでいた
:08/12/21 16:38 :D904i :☆☆☆
#90 [主]
『彼のこと大切にしたいからもう会えない…』
18歳夏
真也に別れの電話をした
もともと単身赴任で
県外にいた真也と
すぐに会える距離でもなく
しだいに執着心が薄れていった結果
本当にわがままな私
:08/12/21 16:40 :D904i :☆☆☆
#91 [主]
とくに引き止めるわけでもなく
あっさり終わった不倫とゆう恋に
やっぱり真也は遊びだったんだなと思った
:08/12/21 16:42 :D904i :☆☆☆
#92 [主]
もうすぐ私は19歳になる
:08/12/21 16:42 :D904i :☆☆☆
#93 [主]
19歳の誕生日には
ペアの指輪を買った
私と亮のお気に入りブランド
嬉しくて指から抜いたり入れたりしている私を
亮はガキだなっと言って
笑っていた
:08/12/21 16:45 :D904i :☆☆☆
#94 [主]
『2年記念日だね♪』
「早いもんやなぁ〜」
亮と寄りを戻して
2年たった
祭りの季節
亮が浮気した
:08/12/21 16:46 :D904i :☆☆☆
#95 [主]
記念日から
しばらくたった頃
家でテレビを見ていると
友達から電話がきた
〜♪
『もしも〜し』
「ちょっと!あんたの男浮気しよるで!」
『えっ……?』
:08/12/21 16:48 :D904i :☆☆☆
#96 [主]
彼氏と一緒に祭りにいっていると
亮が見知らぬ女2人と
亮の男友達が一緒にいるのを見たとゆう
『知り合いで話してただけじゃないの?』
「うちの男のツレが
その女達バイクの後ろにのせてたっていよった!」
目の前が真っ白だ
:08/12/21 16:51 :D904i :☆☆☆
#97 [主]
友達にとりあえず
お礼をいい電話をきった
まだ浮気かも
分からないのにずっと泣いていた
亮に連絡するきにもならなかった
:08/12/21 16:53 :D904i :☆☆☆
#98 [主]
次の日亮に会いたいと
連絡をし
夜迎えにきてもらった
「飯食いに行く?」
『……いい……話があるから亮んちいきたい』
亮はなんの話かと
車の中でずっと聞いてきたが
無視していた
:08/12/21 16:55 :D904i :☆☆☆
#99 [主]
亮の家につき
すぐに亮の部屋へいった
まどろっこしいのは嫌い
『昨日の祭り…女と行ったらしいね』
亮がびっくりした顔した
:08/12/21 16:56 :D904i :☆☆☆
#100 [主]
次の言葉を言う前に涙が溢れてきた
『浮気者〜!!』
自分だって浮気してたくせに都合のいい話だよ…
「ちゃうって!!」
亮の話も聞かずずっと
泣き叫び亮に罵声を浴びせあたり散らしていた
:08/12/21 16:58 :D904i :☆☆☆
#101 [主]
ひとしきり暴れ
少し落ち着いた私に亮は
「昨日の子達は
一緒に行ってたツレの元カノとその友達だよ」
『意味わかんない』
「帰りの足がないから
家まで送っただけだし連絡だって交換してないから!」
:08/12/21 17:00 :D904i :☆☆☆
#102 [主]
亮の言っていることは
多分本当だろう
でも私はなぜかやりきれないもやもやした気持ちがあった
『嘘つき!
そんなの騙されないから』
亮の家を飛び出した
:08/12/21 17:02 :D904i :☆☆☆
#103 [主]
玄関をでて
ヒールで走った
亮の家から私の家は
車で15分ほどだが
徒歩では大分時間がかかる
すぐにバイクのエンジン音が聞こえ
亮が追いかけてきた
「送るから!」
:08/12/21 17:03 :D904i :☆☆☆
#104 [主]
『もぅ別れる!!』
「……それは嫌だ
本当にごめん」
『嫌!別れる!』
別れる
嫌
別れる
嫌
:08/12/21 17:05 :D904i :☆☆☆
#105 [主]
ひとしきり同じやり取りをして
「由衣…本気なん?」
『当たり前でしょ』
「わかった……送るから後ろ乗りな」
バイクの後ろに乗り
送ってもらう間
飛び降りてやろうかとか
亮の目の前で道路に
飛び出してやろうかとか
そんなことばかり考えていた
:08/12/21 17:24 :D904i :☆☆☆
#106 [主]
家まで送ってもらい
何も言わずに走って家の中に入った
涙でなかなか鍵が開かなくて
イライラして
やっと開いたドアを開けて
また涙が溢れてきた
:08/12/21 17:26 :D904i :☆☆☆
#107 [主]
亮と一緒に過ごし
一緒に寝たこともある
この部屋に1人で
いるのもいやで
友達に電話し事情を話
家に泊めてもらうことになった
:08/12/21 17:29 :D904i :☆☆☆
#108 [主]
涙が止まらないから
車の運転は危ないということで
家まで友達が迎えに来てくれた
:08/12/21 17:30 :D904i :☆☆☆
#109 [主]
ついたと連絡が入り
車に乗り込んでからも
ずっと泣いていた
途中コンビニによって
友達がおすすめの
チーズケーキを奢ってくれた
定員さんはきっと
何があったんだ?って思っただろうな…
:08/12/21 17:36 :D904i :☆☆☆
#110 [主]
友達に家につき
中に入ってすぐ
電話がなった
知らない番号だった
『……もしもし…』
:08/12/21 17:37 :D904i :☆☆☆
#111 [リさ]
主さン
!
なんか泣けました
最後まで読ませてくださいね
:08/12/21 18:37 :D904i :☆☆☆
#112 [主]
リささん
うれしいです
ありがとうございます
:08/12/21 19:57 :D904i :☆☆☆
#113 [主]
電話の相手は亮の友達からだった
「もしもし…拓也やけど…
亮俺の家に泣きながらきて…」
『……』
:08/12/21 19:59 :D904i :☆☆☆
#114 [主]
「祭りで一緒にいた女の子達は俺の元カノで
本当にたまたまあって
家まで送っただけなんだよ!」
『亮に電話してっていわれたの?』
フォローなんて頼まないでよ…
:08/12/21 20:01 :D904i :☆☆☆
#115 [あけ]
:08/12/22 01:06 :N905i :☆☆☆
#116 [主]
あけさん
ありがとうございます
:08/12/22 03:18 :D904i :☆☆☆
#117 [主]
「違うよ!
亮は今風呂入っとんや!俺が勝手に由衣ちゃんに電話しただけやから」
私にどうしろってゆうのよ…
:08/12/22 03:19 :D904i :☆☆☆
#118 [主]
「亮本当に由衣ちゃんのこと好きやけんもう一回考えなおしてくれんかな…」
私にだって意地があるんだよ?
亮のこと本当に好きだから
今付き合っていったって
無理だってわかるもん…
:08/12/22 03:21 :D904i :☆☆☆
#119 [主]
『……』
「全部俺が悪いけん本当に頼むよ…」
拓也は友達思いなんだね…
でも私からしたら
原因はあなただよ
:08/12/22 03:23 :D904i :☆☆☆
#120 [主]
でも私はやっぱり亮のことが好き
『一週間考えさせて…』
「じゃあ一週間後連絡するように亮に言うよ!
ありがとう」
:08/12/22 04:56 :D904i :☆☆☆
#121 [主]
それからの一週間は
私にとって苦痛そのものだった
毎日連絡を取り合ってあた亮に連絡できない日々
一週間は意地でも
私から連絡をとらない
これは女意地ってゆうか
私のプライドだった
:08/12/22 05:06 :D904i :☆☆☆
#122 [主]
一週間後亮から連絡がきた
私たちはもう一度
やり直すことになった
「もぅ絶対由衣が不安になるような行動しないから!」
『…約束ね…』
:08/12/22 05:07 :D904i :☆☆☆
#123 [主]
亮は約束を破ったよね…
浮気なんてまだましだって思えるくらい
不安で心配だった
3日間…
あの日のことは
まだ覚えてる
:08/12/22 05:08 :D904i :☆☆☆
#124 [主]
もうすぐクリスマスが
近づきカップルばかりが
行き交う街を亮のプレゼントを買いに出かける
プレゼントはもう決めてある
亮の好きなブランドのお財布
少し奮発してみた
:08/12/22 05:10 :D904i :☆☆☆
#125 [主]
そのころ私は
すでに専門学校を中退し
夜の仕事だけしていて
亮とはなかなか時間が
合わなかった
クリスマスは仕事も休み
亮と会う約束をしてある
:08/12/22 05:12 :D904i :☆☆☆
#126 [主]
クリスマス
亮に迎えに来てもらい
ご飯を食べにいく
亮からのプレゼントは
おねだりしていた
ペアリングと同じブランドのピアス
亮にプレゼントをあげると
すごく喜んで早速お金やカードを移していた
:08/12/22 05:14 :D904i :☆☆☆
#127 [主]
お正月は亮の家族と一緒に初詣に行った
亮は大吉だったが
私は小吉で
亮が木にくくりつけてくれた
このころから
亮の家で半同棲していた
:08/12/22 05:16 :D904i :☆☆☆
#128 [主]
仕事が終わると亮が迎えに来てくれて
亮の家に帰る
こんな毎日を送っていて
これからもずっと
続くと思っていたけど…
:08/12/22 05:18 :D904i :☆☆☆
#129 [主]
19歳5月
亮の部屋でいつものように仕事から帰ってくる亮を待っていた
でもその日亮は帰ってこなかった
仕事も無断欠勤していて
連絡も留守電で
亮の家族も心配していた
:08/12/22 05:20 :D904i :☆☆☆
#130 [主]
亮の友達にも聞いたが
みんな連絡が取れないという
事故に遭ったのか
事件に巻き込まれたのか
心配で夜も眠れない日々が続いた
:08/12/22 05:21 :D904i :☆☆☆
#131 [主]
3日後亮は帰ってきた
両親からたっぷり
お説教をうけて
部屋へ帰ってきた亮に
『3日間もどこにいたの?』
と聞いた
:08/12/22 05:23 :D904i :☆☆☆
#132 [主]
「別に…」
カチンときた
『なにその言い方
ずっと心配してたんだから!!』
「俺だっていろいろ嫌になることがあんだよ!!」
本当になにがあったのって思った
:08/12/22 05:24 :D904i :☆☆☆
#133 [主]
それから一週間たっても亮は仕事へ行かなかった
亮のお母さんから
私から仕事に行くように説得してほしいと言われ
前から言ってはいたが
この日は
行くか行かないかはっきりさせようと思っていた
:08/12/22 05:26 :D904i :☆☆☆
#134 [主]
『ねぇ仕事いきなよ』
隣で寝転がっている亮に言う
「またそれかよ…」
ため息をつく亮が
腹立たしくて
『いつまでも親のすねかじるのやめなよ!!
仕事先にも迷惑じゃん!』
:08/12/22 05:28 :D904i :☆☆☆
#135 [主]
「うっせーな!おまえは親かよ!俺だって嫌なことはたくさんあるんだよ!」
『なにが嫌なのか言ってくれなきゃわかんない!』
「おまえが親みたいにぐちぐち言ってくんのが嫌!
水商売してるのだって嫌!
もうおまえのわがままに付き合ってらんねーよ…」
初めて言われた
:08/12/22 05:31 :D904i :☆☆☆
#136 [主]
『…別れたいってこと…?』
「そうゆう意味じゃない」
じゃあどういう意味よ…
『もぅ……意味わかんない…』
:08/12/22 05:33 :D904i :☆☆☆
#137 [主]
意味のわからない気持ちに
涙が溢れる
泣いている私をも
めんどくさそうに見ている亮に
イライラが募る
『………別れよう…』
:08/12/22 05:34 :D904i :☆☆☆
#138 [主]
ため息をつき亮は言った
「由衣はなんか嫌なことがあるたびに別れようって言うよな……
俺がそのたびにどんなにつらかったか分かる?」
……
亮は別れようなんって
一度も言ったことない
:08/12/22 05:36 :D904i :☆☆☆
#139 [主]
「毎回同じことの繰り返しだな……
別れるってゆうなら
今回はもう少し考えてから結論出して」
私はその日
自分の家に帰り
これから亮と付き合っていくかどうか考えてみた
:08/12/22 05:39 :D904i :☆☆☆
#140 [主]
私が亮を追い詰めていたのかなとか
亮がめんどくさがりやなんじゃないかとか
考えても考えても
一緒にいることが
マイナスに思えてくる
:08/12/22 05:40 :D904i :☆☆☆
#141 [主]
このまま一緒にいても
お互い成長しないと思う
私の出した結論は
別れるという選択だ
「由衣はいいんだな?」
『うん…このままじゃお互いに前に進めないと思う』
:08/12/22 05:42 :D904i :☆☆☆
#142 [主]
まだ春の暖かさが残る5月
私たちは別れた
何度も別れては
付き合っての繰り返しだったが次はもうないだろう
亮と付き合って2年7ヶ月
トータルでは3年かな
:08/12/22 05:44 :D904i :☆☆☆
#143 [主]
お互いの前進のために
なんて聞こえはいいけど
実際はもう疲れただけだった
男は彼女に女を求めている
お母さんは2人もいらない
私はお母さんになってしまっていたのかもしれない
:08/12/22 05:46 :D904i :☆☆☆
#144 [主]
亮と別れ1ヶ月もたたない間に彼氏ができた
その彼氏とも1ヶ月も続かず別れた
20歳の誕生日
亮が選んでくれたネックレスはまだ付けている
:08/12/22 05:48 :D904i :☆☆☆
#145 [主]
未練がましいと思われるだろうけど
半年たった今でも
私はまだ亮が好き
:08/12/22 05:50 :D904i :☆☆☆
#146 [主]
よく立ち寄る
レンタルビデオ屋で
亮を見た
隣には女の子がいる
彼女できたんだ
っと思ったとき
ネックレスのチェーンが外れ下に落ちた
:08/12/22 05:52 :D904i :☆☆☆
#147 [主]
慌てて拾ったが
真ん中のイニシャルが見つからなく
もうネックレスを
つけることもなくなった
諦めろと言われている気がした
:08/12/22 05:53 :D904i :☆☆☆
#148 [主]
もう一度付き合いたいなんて思っていない
でも好きでいるのは
勝手でしょ?
冷めることのない気持ちでも無理やり
忘れるなんて無理だから
気の済むまであなたを
思い続けることにする
:08/12/22 05:55 :D904i :☆☆☆
#149 [主]
あなたの言っていた
私の悪いところも
離れてみたら
よく分かった
次に好きになれる人に
出会った時は
同じことを繰り返さないように
素直に向き合っていくよ
:08/12/22 05:57 :D904i :☆☆☆
#150 [主]
初めて出会って
5年……
長いようであっというまで
でも本気で好きになったのはあなただけでした
:08/12/22 05:59 :D904i :☆☆☆
#151 [主]
あなたが幸せになれますように…
:08/12/22 06:01 :D904i :☆☆☆
#152 [主]
【完】
:08/12/22 06:02 :D904i :☆☆☆
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