桃色ナミダ
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#1 [菜月] 09/01/10 08:47
なんで、こんな人を好きになったんだろう…
でも何故か止められないんだ
頑張って書くので、よろしくお願いします☆
#19 [菜月]
「優華〜!リレーの選手、練習あるって」
真湖に呼ばれ、私はハチマキを締めていた手を一瞬止めた。
「そっか、分かった!」
この前の体育の授業で、私は結構速いタイムをたたき出してしまったみたいで
私は、ちゃっかりリレーの選手に選ばれてしまった。
:09/01/10 20:51 :W53S :C/qLbNJI
#20 [菜月]
リレーの選手は、男女各5人ずつの10人。
私はちょうど真ん中辺りの、5番目を走る事になった。
「トップバッター、しっかり走れよ!」
「分かってるって!てか、アンタもアンカーちゃんと走れよっ」
校庭に着くなり、真湖とアンカーを走る運動万能の高森君がバトンで叩き合いをしているのが目に入った。
:09/01/10 20:58 :W53S :C/qLbNJI
#21 [菜月]
もしかして真湖の好きな人って、高森君?
私は、真湖の様子を見て何となく察した。
確かに高森君は、クラスでは1番人気あるし
性格もいいし、クラスの中でも上位の成績を誇ってるって聞いた事がある。
─何かあの2人、似合うかも…
私はクスクスと笑みを浮かべながら、2人の様子を見つめていた。
:09/01/10 21:02 :W53S :C/qLbNJI
#22 [菜月]
だけど
そんな感情と同時に
真湖が凄く羨ましくなった。
好きな人と、あんなに楽しそうに話せて
それに…
あんなに近くにいる
私は
話すどころか
まだ顔も知られてない…
こんな想いするくらいなら
好きにならなければ良かったのに─
:09/01/11 10:48 :W53S :vOKuJv8g
#23 [菜月]
ポロッ
ふいに頬を何かがつたった気がした。
いや、泣いてるんだ
私…
「ちょ、ちょっと優華どうしたの!?」
さっきまであんなに楽しそうに笑っていた真湖が、心配そうに私の顔を覗き込んでいた。
:09/01/11 10:52 :W53S :vOKuJv8g
#24 [菜月]
「え、いや…なんでもないよ」
「そういう風には見えなかったんだけど!
後から聞かせてもらうからねっ」
真湖はそう言って、真剣な表情をすると
再び、高森君の所へ走って行った。
「真湖……」
本当にゴメンね。
私、やっぱり弱いよ。
:09/01/11 10:54 :W53S :vOKuJv8g
#25 [菜月]
体育祭当日─
あの後、真湖に全部話し
少し気持ちが楽になった。
それに、真湖も高森君のことを教えてくれて
私達はお互いに、協力し合うことに決めた。
「優華〜」
ジャージのTシャツの袖を、肩まで捲り上げながら真湖が私を呼んだ。
:09/01/11 10:57 :W53S :vOKuJv8g
#26 [菜月]
「なに?」
「二人三脚で、高森と走ってるとこ
ちゃんとカメラに納めといてよ!」
「え〜っ、ちょっと担任とかに見つかったらどうすんの!
カメラ没収されるって」
「大丈夫!担任結構鈍いからさっ」
:09/01/11 11:00 :W53S :vOKuJv8g
#27 [菜月]
真湖は本当に、純粋な心を持った子だね。
第一印象は『ギャルい』だったけどさ
女の子って、本当恋すると可愛くなるよ。
「じゃっ、よろしく☆」
真湖はそう言ってカメラを手渡すと、ヒラヒラ手を振って何処かに走って行った。
:09/01/11 11:02 :W53S :vOKuJv8g
#28 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑(∩゚∀゚)∩age
:23/01/01 20:43 :Android :2rUS2lJ.
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